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 埋草コラム

2004.9.27
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口を閉じたまま話を聞くとき
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さいきん気づいたのですけれど、
人の話を聞くとき、
ときどき口を開いて聞く人と、
口を閉じたまま聞く人がいます。
同じ人でも、ときどき口を開いて聞くときと、
口を閉じたまま聞くときがありますね。

口を閉じたまま聞くときって、
自分の考えに没頭していて、
あまり人の話を聞いていないとき、
話は聞いていても、
その話にあまり同意していないとき、
その人の話を聞きたくないときなんかが
多いような気がします。

反対に、ときどき口を開いて聞くときって、
その人の話に共鳴しているとき、
その人の話を聞きたいときのような気がします。

口は食べ物や空気を、容れる入口としてだけではなく、
人を容れる入口でもあるのかもしれないと思う。

男と女の間だって、
相手を受け容れたくないときって、
口を堅く結んでいるし、
受け容れたいときなら、
口元もゆるんできちゃいますね。
井上和香のように、
口を少しだけ開いている表情って、
すごく色っぽいですけれど、
受け容れる用意があるという
表情だからなんですね、きっと。

でも、いつも口を開きっぱなしでも
物ほしそうですし、
堅く結んでばかりでも近寄りがたいし、
パクパクしていても変ですし、
口の開閉だって、
それなりに大変なものだと思えてきます。

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