パチンコ・羽根モノ攻略に向けて

――― 『たぬ吉くん』の仕組みを解明する!



公   開  2007. 3. 25
最終更新  2007. 5. 31
管 理  人       auii





当サイトはこの1ページのみで構成されています。
頭から順にお読みください。

目   次
(ページ内リンクです)

 ○はじめに
 ○客観的事実と主観的な印象
 ○時刻によるチャッカー入賞の支配
 ○新たな時間帯の発見
 ○羽根周辺の玉の誘導 と 釘の善し悪しについて
 ○『たぬ吉くん』の仕掛けを曝く
 ○7セグメントに偏りがみられるか?
 ○【左右の分散】の実体 ------ 玉の流れに「波」を発生させる源泉!?
 ○【上下の分散】の実体 ------ 当たりラウンド数に偏りを発生させる源泉!?
 ○効率的に打つための対策
 ○左上ランプの意味
 ○【左右の分散】・【上下の分散】の役割を再考してみる
 ○【時間帯の同期】、すなわち「当たり台」
 ○結 語
 ○残された謎

 ●想定問答集

読了後、感想をお聞かせください。
感想書き込み掲示板



お 断 り

このページは、筆者がパチンコ台を観察して得た客観的事実と
主観的な印象に基づいて考察したことを読み物としてまとめたものです。
以下に述べられていることについて、具体的な証拠はありません。
パチンコ台には一般客には知られていない目に見えない
仕組みが存在する、という仮説を前提にして、
その機能と発動状況を想像しながら観察と考察を行っているだけです。
筆者が目指すのは羽根モノ必勝法の構築ではなく、
台の仕組みを解明することです。
以下の文章は、娯楽として楽しみながら、
あるいは反感を抱きながら、ご自由にお楽しみください。



は  じ  め  に

連日パチンコ店に通っていたある日のこと、「ワンダフルゥ〜!」と大当たりが確定した瞬間、何とはなしに腕時計に目を落としました。時計の針はピッタリ午後九時半を指していました。「おや?確か先日も九時半ピッタリに大当たりしたぞ?」という心当たりがありました。それも一度ではありません。過去にもこのような体験があったことを思い出しました。大当たり → 時計を見る → 午後九時半を指している、というパターンです。偶然にしては出来すぎています。大当たりが時刻によって支配されているのでは?という疑問が頭をよぎりました。この体験が、以下に述べる羽根モノ攻略の端緒となる、全ての始まりとなったのでした・・・。



さて、ここで本ページで使用する用語について整理しておきます。



玉がスタートチャッカーに入ることを「チャッカー入賞」、羽根が開いたときに玉が役物の中に入ることを「役物入賞」、役物内のV入賞口に入ることを「V入賞」または「大当たり」と呼ぶことにします。羽根が開くことを「鳴く」、玉が羽根に近い場所を流れることを「寄る」と表現しています。


客観的事実 と 主観的な印象

私は当時、『ワンダフルポリス』という機種を集中して打っていました。大当たり中に「いぬのおまわりさん」の曲が流れる愛らしい機種です。(この機種は大当たり時は1ラウンドあたり9カウントなので他の10カウントの機種と比べて出玉の少なさを感じまが、直撃アクションの当選率が高いのは魅力です。15ラウンド直撃大当たりの出玉の勢いはセブン機を凌ぎ、ほんの数分で一箱以上貯まるのが快感です。)

さて、台選びに際しては、台の頭上に設置してある大当たりの履歴グラフを見て、何となくすぐに次の当たりが来そうな台を選んでいました。「何となく」なので根拠はありません。その日の気分により、「連続して当たっている台だからすぐ次の当たりも来るだろう」と思ったり、「今100近くハマっているこの台がそろそろ当たる頃だろう」と思ったりしていました。なんと間抜けな行為でしょう。

台選びはともかくとして、打っている最中に私が考えていたのは、台にいかに人為的な操作や仕掛けが働いているかということでした。玉の動きや大当たりのタイミングに不自然さを感じていたのです。

まず客観的事実として、次のようなことが挙げられます。

●鳴きの平均は1000円あたり15回。(『ワンダフルポリス』は他の機種と比べて鳴きやすいようです)
●1箱分の玉 = 現金6000円分 = 15分で消費 = 鳴き90回相当
●鳴きが集中する時間帯と全く鳴かない時間帯(沈黙時間)がある。
●寄りの良い時間帯と寄りの悪い時間帯がある。
●鳴きや寄りが悪い時間帯は自由落下速度よりも速いくらいの速度で玉が動く。
●鳴いた瞬間に玉の打ち出しが強く(弱く)なることがある。
●大当たりが同じ時間帯に近辺の台に集中する。
●早朝と閉店一時間前に大当たりしやすい傾向がある。
●はじめの1000円で当たることが意外に多い。

これらの現象は、パチンコは単純な確率支配による遊技ではないことを物語っているでしょう。


さらに、私の主観的な印象として次のようなことが挙げられます。

●平均5分(2000円相当)ごとに、大当たりのチャンス時間が巡ってくる。(急によく鳴き出す(チャッカー入賞しやすくなる)、玉がV入賞しやすいタイミングで羽根が開くなど。)
●15分(三回目の当たりチャンスの時間帯、約1箱分飲まれた時点)後までに当たらなければその台は死に台化する。当たりのチャンス時間でどれだけ確実に当たりを拾うことができるかが勝敗を決する?沈黙時間における鳴かせない力は釘の善し悪しを打消してしまうほど強力である。
●沈黙時間では玉が速く移動する。特にハカマを避ける方向に高速移動する。チャッカー入り口の釘にあたって高速で左右に玉が跳ねる。羽根が開く直前に左羽根横風車のほうへ玉が行きやすくなる。逆に言えばこのような現象が起こることが沈黙時間に突入している目印となる。
●よくある敗因の順位は、
  @死に台にハマる 
  A5分に一度巡ってくるチャンス時間に当たりを拾えない → 死に台化?
  B低ラウンドの当たりが連続する
●打ちを止めたり、上皿の玉が減ってくるとチャッカー入賞しやすくなる。



以上のような客観的事実・主観的な印象から、私は次の図のように考えをまとめました。



一言で言えば、沈黙時間を挟みながら5分ごとにチャンス時間が巡ってきて、3回目のチャンス時間にもV入賞しなければ死に台化する、という考えです。

チャッカー入賞しやすい時間帯としにくい時間帯は明確に判別することができます。私の感覚では、5分に一度その時間帯が訪れるようでした。チャッカー入賞のラッシュが約30秒間(?)続いた後、しばらくは入賞しない「沈黙時間」が訪れて玉が飲み込まれ(台に回収され)、約5分後に再び入賞ラッシュが起こるのです。このようなチャンス時間と沈黙時間が三回訪れると15分が経過することになります。15分経過後は、もっと鳴かなくなる「死に台化」が起こると考えていました。死に台は、しばらくは「ハマり台」として機能し、誰が打っても大当たりをしなくなります。そして、いずれは普通の台として復活します。これが最初に立てた仮説でした。

私がこのような現象に気づいたのは、自分の持ち玉の量と大当たりを迎えるタイミングが奇妙にバランスしていると感じたからでした。箱に溜まっていた玉がどんどん飲み込まれ、最後の上皿の玉も減ってきて、あぁ、もう少しでこときれる、という状況になるとギリギリで大当たり(V入賞)を迎えて復活する、という体験が何度もありました。そういうギリギリでなくとも、一箱ちょっとの量から二箱いっぱいの間の量を行ったり来たりして長時間過ごし、最終的に玉がそこから増えも減りもしなかった、ということが日常茶飯事と言ってよいほどありました。私はこれらの現象を偶然の出来事とは思えなかったのです。

この仮説が正しいとすれば、負けないためにとるべき行動は次のようになります。

●死に台化したと感じたら台を代える。
●玉の消費を抑えるために、5分に一度巡ってくるチャンス時間以外は打たずに待機する。打たない勇気が必要。隣の台がよく鳴き始めたら自分が打つのを再開する。

しかしながら、まだ追及すべき不明な点があります。

不明な点
●当たりのチャンス時間の持続時間はどれくらい続くのか?
●沈黙時間終了をどのように見極めればよいか?特に死に台の復活時点はいつか?
●デジタル抽選イベントの発生はランダムか?一度発生すると発生しやすくなる?
●玉が速く動いたりチャッカーや羽根を避けたりるように逸れるのはなぜか?原理は?
●役物自体に個性(仕掛け)はあるか?

これらのことを解明するために、私はさらに台の観察を続けました・・・。


時刻によるチャッカー入賞の支配

「約5分間に一度、当たりのチャンス(チャッカー入賞が連続する)時間が巡ってくる」という仮説が正しいかどうか、そしてより正確な時間帯を突き止めるために、私はパチンコを打ちながら腕時計にも注意を配りました。

自分の台だけでなく、周囲の全ての羽根モノ台に注目しました。上で列挙したように、客観的事実として「大当たりが同じ時間帯に近辺の台に集中する」ということを見いだしていたからです。それにそもそも自分が打っている目の前の台の特徴を掴むことが目的ではなく、どの台にも通用する普遍性のある現象を見つけたかったからです。大当たりを迎えると頭上のランプが点灯するため、周囲をサッと見渡すだけで、どこのどの機種の台が当たっているかということが分かります。とにかく観察するぞ、と意気込みました。

観察の結果、拍子抜けするくらいに、たいへん分かりやすい事実を発見しました。何と、時計の長針が15の倍数を指す時刻(15分、30分、45分、60分)に、まるで示し合わせたかのように、多くの台が大当たりを迎えていたのです!

この発見は、「約5分間に一度、当たりのチャンス時間が巡ってくる」という自分の仮説を支持するものであると直感しました。そしてこれによって、チャッカー入賞のラッシュが訪れる時間は、単に“約5分おき”という相対的な位置づけではなく、時刻という絶対的な位置づけがなされることとなりました。つまり、時計の長針が5の倍数を指す時刻にチャッカー入賞ラッシュが訪れ、その中でも15の倍数の時にV入賞(大当たり)しやすい、ということです。(また、この発見によって、15分経っても大当たりしなかったあとに訪れると思われていた「死に台化」のことは考える必要性が少し薄くなったと感じました。なぜなら、死に台からの復活は次の15の倍数の時間に起こる可能性が高いと思われるからです。)

その日後しばらくの間、【15の倍数】と【5の倍数】の時間帯を追いながら打つ日々を過ごしました。仮説は効果的で、確信と言えるまでに感じていました。その時間帯になると、面白いほど予想通りにチャッカー入賞が連続して起こるのです。(V入賞(大当たり)まで辿り着くかどうかは役物入賞の頻度と役物内での玉の動きに左右されますが、この時点ではそれらのことについてまだあまり考えていませんでした。)とてもいい発見をしたもんだとルンルン気分でいました。

ただ、それらの時間帯に何故チャッカー入賞が起こりやすいのかは分かりませんでした。盤の裏で磁石が動いているのか?と考える程度でした。遊技中は、次の図に示すように、自由落下の力だけでは起こりえない“あり得ない動き”がよく見られます。



【15の倍数】と【5の倍数】以外の時間帯ではこのような動きがよく見られますし、チャッカーめがけて玉がまっすぐ落ちても入賞しないことも少なくありません。こういう現象を目にすると、玉を誘導する何らかの力が働いていると思わざるを得ません。この仕組みとして私が採用する考えは「磁力」です。

私は磁力によって玉が誘導されていると思っています。自由落下速度よりも玉が速く動くことはあり得ないと思いますし、上図のような動きももちろんあり得ないと思います。しかし現実にはものすごいスピードで玉が移動したり、真横に移動したり、水平方向でUターンしたり・・・。目の前の盤面上で、重力のみでは説明できない運動が平然と展開されているのです。まともな観察力を有している人であれば、すぐさまその光景が“異常”であると感じることでしょう。

重力以外に働いている力は何か?それを説明するための手段の一つとして「磁力」の登場です。言うまでもなくパチンコ玉は磁性体です。盤の裏に磁力を発する物が設置してあって、これで玉を誘導しているのだと思われるのです。この磁石が、【15の倍数】・【5の倍数】の時間帯にチャッカー入賞しやすくなるように打ち手にとって有利に働き、それ以外の時間帯では入賞させないように、打ち手にとって不利になるように働くのだと思っています。(磁石の作用についてはあとでまた触れます。)

さて、【15の倍数】・【5の倍数】の発見により、楽な気分でパチンコを楽しむことが出来るようになったのはいいのですが、とはいえ、V入賞(大当たり)は【15の倍数】と【5の倍数】の時間帯にのみ起こるわけではありません。当然ですが、それらの時間帯に当たらないこともあれば、それら以外の時間帯に当たることもあります。これは言うまでもなく当然のことです。前者を「当たるべき時間に当たらない偶発的なハズレ」、後者を「当たりにくい時間に当たる偶発的な当たり」と表現すると分かりやすいかもしれません。


新 た な 時 間 帯 の 発 見

ある日曜日に、いつもと異なる体験をしました。【15の倍数】の時間帯になってもいつものようには当たらないのです。そればかりか、中途半端な時間によく当たるのです。自分だけでなく、周囲の台も中途半端な時間帯に当たっているのです・・・。

この現象は一体どういうことでしょうか?たいへん疑問に感じましたが、その日の観察により、すぐに判明しました。時計の文字盤にて【15の倍数】を45度回転させた時間、すなわち【8分・23分・38分・53分】に当たっているのです!これには驚きました。時間をずらしてある!?店側が対策でもしているのか?そんな疑惑を感じました。

この体験は強烈な印象を伴っていたため、その日を境に、私は【8分・23分・38分・53分】にも注目し始めました。すると、これまではたいして意識していなかったのですが、【8分・23分・38分・53分】の時間にも結構チャッカー入賞が連続するのです。何と、【15の倍数】・【5の倍数】のほかに、【8分・23分・38分・53分】という時間にもチャンスが訪れていたのです!この発見が遅れたのは5分に一度、という当初の実感に固執していたせいかもしれません。これは新しい発見でした。(なお、「時計の文字盤にて【15の倍数】を45度回転させた時間」は正確には7分30秒、22分30秒、37分30秒、52分30秒ですが、表記を簡単にするために端数を切り上げて【8分・23分・38分・53分】としておきます。)



A 【5の倍数】
B 【15の倍数】
C 【8分・23分・38分・53分】

この三種の時間帯に重要度をつけるなら、

平日は B>A=C (夜だけ。日中は打ったことがないので不明)
土日は C>A>B

実感としてなんとなくこんな感じに捉えていました。


羽根周辺の玉の誘導 と 釘の善し悪しについて

【5の倍数】、【15の倍数】、【8分・23分・38分・53分】といった時刻によるチャッカー入賞の支配についての考察を進めるのと時を同じくして、私はもう一つの現象についてぼんやり考えていました。

羽根周辺の玉の動きについて疑問を感じていたのです。

玉がチャッカーに入ると7セグメントの抽選が始まり、7セグメントの表示が確定してから羽根が開きます。この間、約2秒。この2秒間の間の羽根周辺の玉の動きに作為的なものを感じていました。

例えば『ワンダフルポリス』では一回のチャッカー入賞で羽根が三回連続して開くことがあるのですが、このとき役物入賞する場合としない場合とで、玉の動きに極端な違いが見られていたのです。三回開くにもかかわらず役物入賞を全くしないか、するときは玉が2個入ることが多いのです。入賞しない場合の玉は、羽根が三回開いている最中は羽根から遠ざかるように動くのです。逆に入賞するときは羽根に吸い寄せられるように玉が動くのです。こういったことがあまりに頻発するので、私は盤の裏で磁石でも動いているのか?と疑うきっかけともなりました。これとは別に、羽根が開く直前に玉を打ち出すバネが強くなったり弱くなったりすることも感じていました。

さて、観察の結果、【5の倍数】の時間帯は玉がチャッカーに入りやすいだけでなく、その2秒間に玉が羽根の近くに誘導されることが多いように感じました。もしこれが正しいとしたら、1時間に12回訪れるこのチャンスをモノにできるかどうかに勝敗が左右されるということです。

それ以外の時間帯では、その2秒間には玉が羽根から遠い風車周辺に誘導されることが多いと感じました。注意深く観察していると、玉が不自然なほどに釘の間を激しく跳ねて左へ左へ(羽根から遠ざかる方向へ)行こうとするのが分かります。この時間帯はチャッカーにも入りにくい時間帯です。1000円で4回程度しか鳴かない沈黙の時間帯。もしこの時間帯にV入賞したとしたら、それは“偶発的な当たり”であってラッキーです。普通は当たりません。




ところで羽根モノといえば釘の善し悪しを語らない訳にはいきません。

私は釘を軽視しています。理由は以下に述べるとおりです。また、私が注目している限り、店は釘をいじってないように見えます。以下に述べるような事情から、釘をいじる必要がないのでしょう。

繰り返し言いますが、私はハカマやチャッカーや羽根の周辺で玉を誘導している力は磁力だと思います。永久磁石の移動による誘導なのか電磁石のスイッチの切り替えによる誘導なのかは分かりませんが。磁力による誘導の力は釘の善し悪しを軽く打ち消してしまうくらい強力なのだと思っています。だから店は釘をいじる必要が無いのでしょう。人によっては磁石の存在を否定し、釘の善し悪しが最重要であると考えるでしょうが、ほとんど釘をいじっていないと思われる店で、同じ台で日によって出玉数が変化する(昨日出た台が今日は出ない等)ことの説明が付きません(せいぜいラウンド抽選がたまたまその時間帯に偏ったため、で片づけるくらいです。)

(ちょっと話が逸れるようですが、)『たぬ吉くん』の役物内の人形のポケットは玉が入ると当たりが確定するので打ち手にとってはありがたい存在です。ご存じのように羽根が開いて玉がすぐに役物入賞すると、花火が鳴ります。これはタイミングとして玉がポケットに入りやすいという合図です。反対に、ポケットを介さずにV入賞するのは少数派です。

これが何を意味しているかというと、羽根周辺の磁力の操作で玉が役物に入るタイミングを調節する(遅らせる)ことが可能だとしたら、花火が鳴るほど素早く玉が入ることがなく、つまりポケットに入ることがなく、ポケットを介さない少数派の当たりしか起こらないように、当たり回数を抑えることができるということです。

羽根が開いてすぐに約物内に玉が入るほどV入賞しやすいように設計されているのはほかの羽根モノ機種も同じです。『ウルトラセブン』のポケット、『ワンダフルポリス』の犬の耳、『新・レレレにおまかせ』のスペシャルルートも然り。これは打ち手にありがたいようでありながら、実はメーカーやパチンコ店にとって当たりを支配する仕掛けとしてもっと有益なのだ、と捉えることもできます。

上の方で、当たらない時間帯では羽根が開く直前に玉が羽根から遠い方へ逸れることに触れました。私はこの現象を、玉を羽根に近寄らせないための磁力の発揮、【左右の分散】と名付けました。これに加えてもう一つ、【上下の分散】があるとも考えました。よく観察すると分かりますが、羽根が開く直前に自由落下任せで(あるいは磁力によって強制的に)玉がストンと素早く羽根横を落下通過し、羽根が開いている最中は羽根の上辺りの釘の間で玉が滞留するかのように小刻みに跳ねていることがよく見受けられます。これは、花火が鳴るタイミングで玉を入れさせないための磁力の発揮でしょう。役物周辺の構造上、『たぬ吉くん』において最も観察が容易で、顕著に認められる現象です。



※ (注) 上図の【左右の分散】・【上下の分散】の仮説は、以下に繰り返し登場する重要な概念ですので、ここで充分に理解しておいてください。)


100回近く鳴いても当たらない「ハマリ台」は、花火が鳴るタイミングで玉が入ることを許さない状態になっている台です。100回近く鳴いても当たらないということは、【5の倍数】、【15の倍数】、【8分・23分・38分・53分】といった当たるべき時間帯にかなり連続して当たらなかったということです。確率としてはあり得ますが、パチンコ台の頭上に設置してある履歴グラフを見ると、突然ハマった様子があまりに突出していて、他の力が働いたのだと思えてなりません。

磁力によるこのようなコントロールは、当たるべき時間帯にも関係なく、突然厳しく働き出すように思われます。同じ機種が10台ある中で1台か2台このような状態になっても、客にとっては「運が悪かった」で納得できる話です。店にとってはこのような台を常時数台確保できるようにコンピュータ(?)を設定すれば確実に玉を(現金を)回収できることでしょう。そしてこれがハマリ台の実体でしょう。自分が打っている台がハマリ台の役を引き受ける順番が回ってきたと感じたらすぐに台を移るのが吉です。

私は以上のような磁力によるタイミング操作が現に行われていると考えています。このような力の前では釘の善し悪しなど取るに足らないものでしょう。

このようなことに気づいたのは『新・レレレにおまかせ!』を打っている最中でした。この機種は『たぬ吉くん』以上に磁力の発揮を確認しやすい機種で、悪意のあるときは玉が羽根に全く寄らず(大当たり中、10カウント拾わないのはザラです)、善意のあるときは自由落下ではあり得ないくらい素早く役物入賞してスペシャルルート(V入賞する確率の高い特別なルート)に入ります。チャッカー入賞にしても、1000円で2回くらいしか鳴かないのはザラ。反対に15回くらい鳴くのもザラ。そして最初の1000円においてほとんど確実にスペシャルルートに玉が入るように仕組まれている(?)嬉しいオマケつき。(この現象を利用して店が空いている時間帯でカニ歩きで1000円ずつ打てば当たる可能性大!私は実際に行っている。)『新・レレレにおまかせ!』は、このようなあからさまな挙動の偏りにより、磁力の存在を確信させる機種でした。



【5の倍数】
【8分・23分・38分・53分】
【左右の分散】
【上下の分散】

私の中で、これらの仮説はすでに確信と言えるまでに成長していました。パチンコ台は、これらの仕組みを組合わせることによって、「何か」を実現しているのでしょう。その「何か」とは何でしょうか?

(ところで、この頃にはもう、私は【5の倍数】と比べて【15の倍数】を特別視することをしなくなっていました。【5の倍数】におけるチャッカー入賞・約物入賞・V入賞の頻度、ラウンド数の偏りについて【15の倍数】と大差ないという実感が伴ってきていたのです。【15の倍数】の最初の発見があまりに印象的で強烈だったため、特別な意味を与えたいという内なる願望があったのでしょう。以下、【5の倍数】に統一し、【15の倍数】という用語は使用しません。)


『 たぬ吉くん 』 の仕掛けを曝く


【5の倍数】
【8分・23分・38分・53分】
【左右の分散】
【上下の分散】

確信ともいえるこれらの現象を掴んだ今、私はもう一つの疑問の解消に挑戦しようとしていました。ホールを見渡せば分かることですが、玉が多く出ている、いわゆる「当たり台」と、玉が出ていない「ハズレ台」が何故発生するのか?という疑問があります。【5の倍数】・【8分・23分・38分・53分】というチャッカー入賞のチャンスはどの台にも訪れます。 【左右の分散】・【上下の分散】という挙動もどの台においても発動します。これらは私が体験をもって確認済みのことです。

では、「当たり台」と「ハズレ台」を分かつものは一体何なのでしょうか?

それはずばり、何らかの原因(仕組み)でラウンド抽選に偏りが発生しているのだ、と考えられます。高いラウンド数がよく当たる台が「当たり台」で、低いラウンド数がよく当たる台が「ハズレ台」。こんな単純な発想です。問題は、そのラウンド数の偏りが確率論で説明可能な偶発的なものなのか、台の設定で意図的に作られたものなのかという点です。


以下、『たぬ吉くん』を具体例として述べます。


7セグメントに偏りがみられるか?

私は盤面左に配置されている7セグメントに注目しました。7セグメントはチャッカー入賞の直後にグルグルと抽選が行われ(正確には「抽選が行われているような演出があり」)、すぐにパッと表示されます。そしてその直後に羽根が開く、という順序です。V入賞に至らない場合でも、チャッカー入賞毎の7セグメントの形により、「もし当たったら何ラウンドの当たりだったか」を知ることができます。これを手がかりとして、すべてのチャッカー入賞についてのラウンド抽選(実際に当たったラウンド数ではないことに注意)に善意・悪意の偏りがあるかどうかを調べることができます。

私はすでに、7セグメントの形とラウンド数の対応が頭に入っていました。



玉がチャッカーに入賞するたびに、7セグメントの表示窓を観察しました。

観察の結論は、つまらないものでした。「1ラウンド・時短なし」が三回続いたり「15ラウンド」が二回続いたりすることがよく見受けられはしましたが、特別に偏っているという印象はありませんでした。高いラウンド数の7セグメントが【5の倍数】・【8分・23分・38分・53分】を含めた特定の時間帯に出やすいという傾向はもちろん見いだせませんでした。どうやらラウンド数の偏りはメーカー発表の振り分け率を信用して良いようです。しかし、注意しなければならないのは、これは当たりハズレに関係ない純粋な振り分け率だということです。問題は、実際に当たったラウンドの振り分け率がどうなっているかです。これについては【上下の分散】の項で詳述します。


【左右の分散】の実体 ------ 玉の流れに「波」を発生させる源泉!?

7セグメントを観察しているとき、気にかかるものがありました。ラウンド抽選の7セグメント表示窓の周辺にある他の7セグメント類とランプ類です。

他の7セグメント類の表示は容易に理解することが出来ました。他の二つの7セグメントはV入賞時に表示される“当たりラウンド数”と“現在の消化ラウンド数”です。これらの役割は明らかなので議論の余地がありません。



次にランプ類です。三種類あるうち、一つは“現在遊技中”と“時短中”を示すランプ(左上)であるようです。その下のランプは役割が全く不明です。時短中や直撃大当たりの抽選中に消灯することがあることを除けば、常に点灯していて全く捉え所がありません。

問題は、右上のランプです。このランプは始めは役割が不明でしたが、点灯・点滅の様々な状態をとるため、注意深い観察により徐々に謎を解くことができました。その結論を次の図に示します。よ〜くご覧ください。



何と、このランプは、【左右の分散】の発動状況を示すランプだったのです!
これには驚きました!玉の寄り状況をわざわざ打ち手に知らせてくれている!? そんな馬鹿な!! メーカーあるいはパチンコ店にとって【左右の分散】の存在とその発動状況は打ち手に知られたくないことではないのでしょうか??

【左右の分散】の発動状況は、玉が羽根の近くを通過する割合で判断します。『たぬ吉くん』では羽根の横にある「OPEN」と書かれたオレンジ色の領域をどれだけの玉が通過したかどうかで判断します(羽根が玉を拾うかどうかに関わらず)。

通常時、大当たり中、時短中を問わず、ランプの状態が「D」のときには約2割の玉しか羽根に寄りません。反対に「E」の状態では約8割の玉が羽根に寄ります。打っている最中は、「D」と「E」は相互に変換しています。その周期は1分間に数回です。これは結構な頻度です。チャッカー入賞の直後に切り替わり羽根開放後に元に戻ることもよくあります。

チャッカー入賞の直後に切り替わることがよくあるとはいえ、観察を続けた結果わかった重要な点は、「D」と「E」の相互変換には善意・悪意は感じられないということです。例えば、高いラウンド数の7セグメントが出たときに「D」に変化する悪意があるとも言えないし、「E」に変化する善意があるとも言えません。低いラウンド数の7セグメントが出たときも同様に善意・悪意を感じませんでした。チャッカー入賞が起こっていない状態では「E」のほうに偏っている時間が長いのですが、羽根開放時に切り替わることが多く、開放時の「D」と「E」の出現頻度の割合がだいたい1:1になるようでした。

(ラウンド消化中が最も分かりやすいので確認してみましょう。「D」と「E」がそれぞれ「寄りが悪い」「寄りが良い」状態にピタリと対応していることが分かるでしょう。)

このランプを見ているだけで、チャッカー入賞後に玉が羽根に拾われる(役物入賞する)かどうかを大方予測することができます。ランプが「E」の状態であるほうがずっと羽根に拾われやすいのは当然です。事実、そのような現象が観察されました。(このことを知っている者にとっては、チャッカー入賞後、7セグメントが15ラウンドを示し、かつ、ランプがEの状態の時が“激アツ!”ということになります。)

この発見によると、ランプが「E」の状態の時のみ打てば効率的だ、と思われますが、実際は、1分間に何度も相互に切り替わっていますし、チャッカー入賞直後のランプは「E」と「D」が半々ぐらいで登場するのでほとんど意味がありません。

残念なことですが、【左右の分散】の発動状況が分かったところで、打ち手にとっては何の対応策もないのです。善意・悪意を感じないことから、利益も害もないと思われます。

では一体何のために【左右の分散】が仕掛けられているのか?という疑問が発生しますが、私はこれを、玉の動きに「波」を発生させるための装置(演出)だと思っています。チャッカー入賞しない時は「E」になっている時間が長いのが事実です。【左右の分散】を知らない打ち手がこれをみると、「釘の状態が良くて寄りがいい」と勘違いすることでしょう。(もし普通の状態で「D」の状態が長く続くならば、「この台は寄りが悪い」と見捨てられることになるでしょうから・・・。)しかし「E」の寄りがよい状態があまり長く続くと怪しまれるので時々「D」の状態になって寄りを悪くさせるのです。そのうえで、チャッカー入賞直後、羽根が開くまでの短い時間には「D」と「E」が半々くらいに登場するように設定しておくのです。ハンドルを固定して玉を打ち出す強さを一定にしておけば、本来、玉の流れはさぞ単調になることでしょう。これではつまらないので、【左右の分散】によって玉を散らしているのです。

このように、「D」と「E」の相互変換によって実現されている【左右の分散】は、単に玉の動きに「波」を発生させるための装置に過ぎないと考えられます。(尚、「A」「B」「C」の状態は、【左右の分散】の発動に必要な磁力を徐々に増してゆく過程であると考えられます。急に強い磁力が働き出すと打ち手に疑われるので、気付かれにくいようにじわじわと磁力を高めているのでしょう。)

【左右の分散】の実体をこのように解明できたことは一つの成果で嬉しいのですが、打ち手側が何か対策をとることができるわけでもなく、それにそもそも、「D」と「E」の相互変換に善意・悪意が感じられない(7セグメントのラウンド抽選とは独立した挙動を示すと思われるということ)以上、【左右の分散】は当たりラウンド数に偏りを発生させる原因にはなり得ないことは明白です。


【上下の分散】の実体 ------ 当たりラウンド数に偏りを発生させる源泉!?

【左右の分散】は単に玉の動きに「波」を発生させるための装置であり、打ち手にとって特別の利益も害もありません。これを有効に利用するために何か対策をうつことができるわけでもなく、放置する以外の道はありません。【左右の分散】を知ったことのメリットといえば、玉が羽根に寄るかどうかが事前に分かるため、その羽根の開放が「アツイ!」のか「アツくない」のかをほんの僅か前に知ることができるくらいです。

さて、前述の7セグメントの抽選にて分かったことは、ラウンド数の偏りはメーカー発表の振り分け率を信用してよい、というものでした。しかし、これは当たりハズレに関係ない純粋な振り分け率です。問題は、実際に当たったラウンドの振り分け率がどうなっているのか、そしてそれを支配する要因(仕掛け)は何なのかということです。この疑問は依然として残されたままでした。

そんなある日、興味深いことに気づきました。たまたま「当たり台」で遊技をしていたときのことです。出玉が豊富にあり、ルンルン気分で楽しんでいたときでした。

さっきから、時短中、なかなか玉が役物入賞しないのです。これがはじめてではありません、一つ前の時短でもなかなか役物入賞しませんでした。その前の時短でもなかなか役物入賞しませんでした。時短が連続するのは嬉しいのですが、なかなかV入賞まで行かないと、100回のチャンスが終わってしまう事を心配してしまうものです。

そんな時ふと気付いたのは、時々ぽつぽつと役物入賞した時に7セグメントをみた結果、それが15ラウンドや5ラウンド・時短なしの形をしていることが多い?ということでした。

その時間帯に、15ラウンドや5ラウンド・時短なしの7セグメントが特別によく発生していたというわけではありません。もちろんそういう7セグメントが出たときに役物入賞しやすいように【左右の分散】が特別に有利に働いていたわけでもありません。しかしなぜか、14%の確率でしか出ない15ラウンドの7セグメントが出た時に役物入賞しやすく(玉が羽根に拾われやすく)、合計57%の確率で出る1ラウンドや3ラウンドの7セグメントの時はなかなか役物入賞しないという現象が起こっていたのです。偶然という言葉では片付けることができないくらいにその現象が起こっていました。このため、なかなかV入賞しないで時短が長引く結果となっていたのだと思われました。

この現象は一体どういうことだ?なぜ起こるのだ。しばらく考えました。盤面を半ばボ〜っとして見つめながら考えていたら、閃いたものがありました。【左右の分散】ばかりを観察していて忘れかけていたもう一つの分散、【上下の分散】です!

よく観察すると、なんとなんと、頻繁に出る1ラウンドや3ラウンドの7セグメントの時は、【上下の分散】が発動して、玉が羽根に触れないようになっていたのです!そして15ラウンドの7セグメントが出た時は【上下の分散】が発動せずに、羽根に拾われやすくなっていたのです!

私は、これで謎が解けていくことを予感しました。

私は少々興奮しながら観察を続けました。「15ラウンド」の7セグメントが表示されているときに【上下の分散】が発動しない場合、同時に「5ラウンド・時短なし」の7セグメント時にも【上下の分散】が発動しませんでした。反対に、【上下の分散】が発動したのは「1ラウンド・時短なし」や「3ラウンド・時短なし」の7セグメントが表示される時でした。まるで台が、15ラウンドを当てよう当てようと努力しているように見えました。

さらに、ある時点を境に、【上下の分散】が発動するタイミングが真逆に変化しました。つまり、「15ラウンド」や「5ラウンド・時短なし」で【上下の分散】が発動するようになり、「1ラウンド・時短なし」や「3ラウンド・時短なし」で発動しなくなったのです。このときは「1ラウンド・時短なし」や「3ラウンド・時短なし」でポンポン役物入賞する結果となりました。

どうやら、【上下の分散】に関しては台の状態が二通り存在し、ある時点を境に切り替わるようです。仮に「15ラウンド」の7セグメント時に役物入賞しやすい状態を「当たり台状態」、その逆を「ハズレ台状態」と呼ぶことにしましょう。

7セグメントと【上下の分散】の発動状況をじっくり観察し、私は次のような仮説を立てました。



図に示したように、いくつかの7セグメントがセットになって、「当たり台状態」と「ハズレ台状態」で役物入賞しやすいパターンをそれぞれ構成しているようです。(背景色を付けていない7セグメントは、出現頻度が小さくて十分に観察する機会に恵まれず、私が判断を留保しているものです。)

緑背景グループの7セグメントで役物入賞しやすい
 = この時【上下の分散】が発動しない
 = 15ラウンドがあたるチャンスが大きい
 = 「当たり台状態」
 = 15ラウンドや5ラウンド・時短なしが頻繁に当たる(勝ちパターン)

オレンジ背景グループの7セグメントで役物入賞しやすい
 = この時【上下の分散】が発動しない
 = 低ラウンド・時短なしが当たりやすい
 = 「ハズレ台状態」
 = 1ラウンドや3ラウンドが頻繁に当たり、しかも時短が付かない(負けパターン)


このようにして、【上下の分散】がどのようなときに発動するかによって、当たるラウンド数に偏りが発生しているのです!!!

この発見により、私は、ついに、「当たり台」「ハズレ台」を分かつものの本質を掴んだ気がしました。7セグメントに表示されるラウンド抽選の結果やチャッカー入賞後の【左右の分散】の発動はランダムですが、【上下の分散】の発動のタイミングはランダムではないのです!台の設定によって意図的に発生しているようなのです。


当たりラウンド数に偏りを発生させる源泉は、【上下の分散】だった!!


(ところで私は、7セグメントとラウンド数の対応を覚えても使い道がないと思っていました。なぜなら7セグメントの表示が確定してすぐに打ち出しを止めても玉が役物に入ることを調整するのに間に合わないからです。しかし、以上の仮説を考えた今、7セグメントを覚えることは「当たり台状態」「ハズレ台状態」の判別に必要だと分かりました。)


効 率 的 に 打 つ た め の 対 策

私はこれまで考察してきたことのまとめとして、すぐさま次のような一覧表が頭に浮かびました。



この表に挙げた仮説が全て正しいとすると、『たぬ吉くん』で負けないためのフローチャートは次のようになります。



これだ!と、私は自画自賛しました。


緑背景グループの7セグメントで役物入賞しやすいこと」

これが本当の意味での【良台】です。良台というと、チャッカー入賞の頻度で判断する人が多いと思われますが、私の考えでは1000円あたりの鳴き回数で良台かどうかを判断するのは愚の骨頂です。チャッカー入賞は【5の倍数】の時間帯に打てばどの台でも起こるのですから。たまたまその時間帯に打ち始めれば入賞数は多くなります。それ以外の時間帯ではたとえ良台であったとしてもあまり鳴かないので、良台を悪台と判断してしまうおそれがあります。それに、いくら鳴いていくら役物入賞する台があったとしても、【上下の分散】が緑背景グループの7セグメント時に発動しているようなら、いくらV入賞したとしても低ラウンドの連続となることでしょう。

私はこれにて、『たぬ吉くん』の台の仕掛けの要所を把握して、攻略した気分になっていました。上のフローチャートを実践すれば、勝ったも同然! うっしっし!

めでたし、めでたし。
























しかし・・・!!






実は、このような考察のまとめをするのは早急であったことを思い知らされました。


確認しなければならない一つの問題点が残っていたのです。それは、「当たり台状態」と「ハズレ台状態」の切り替わりの時期と周期はどうなっているのか、ということです。時期のほうはともかくとして、もし切り替わりの周期が短ければ、【上下の分散】の発動状況を知ったところで対応のしようがないということになるからです。この場合、何の手も打てずに【左右の分散】と同様に指を咥えてみているだけ、という状況になってしまいます。この点は、何が何でも急いで確認しなければなりません!! 私は次の日の仕事が終わるのが大変待ち遠しく感じました。


左 上 ラ ン プ の 意 味

「当たり台状態」と「ハズレ台状態」の切り替わりの時期と周期は・・・?

これを発見するために私は観察を続けました。【上下の分散】の観察は注意力が必要です。そもそも玉が適切な位置に存在していないと、【上下の分散】が発動したかどうかを判断できないことが多いのです。このため観察中は、果たして自分の考えが核心に迫っているのか、あるいはもともと【上下の分散】など存在しないのか、疑心暗鬼に陥りそうになりました。しかし私は観察を続けました。観察を措いてはほかに手段がないからです。作業は単調です。チャッカー入賞の音が鳴り始めたときに羽根周辺の玉の動きを見て【上下の分散】が発動したかどうかを確認する → ラウンド抽選の7セグメントの表示を確認する の繰り返しです。こうして、どういう7セグメントの場合に【上下の分散】が発動したのかを記憶していき、発動傾向の変化が訪れるのをじっと待つのです。

観察の最中、ふと引っかかることがありました。盤面左にあるランプ類の集合体の中で、左上に位置しているランプは常時素早く点滅しているのですが、ときどき動きが止まって点灯状態になるのです

 (再掲図)


上に再掲した図の中においては左上のランプは「“現在遊技中”を示すランプ?」として特に気に留めなかったのですが、このランプが素早い点滅を繰り返している中で、時々2秒間ほど停止して点灯状態となり、再び素早い点滅に戻るということを繰り返しているように感じたのです。

私は何だか嫌な予感がしました・・・。

このランプをじっと見て確認すると、確かに点滅・点灯のサイクルは存在し、点滅の停止から次の停止までは1分もかかっていないことが分かりました。

「えっ・・・?」

私はもっと嫌な予感がしました。

さらに、その点滅停止サイクルの時間を時計の秒針で計ってみると、約30秒のサイクルになっていることが判明しました!

「えぇっ・・・!?」

私の嫌な予感は最高潮に達しました。

まさか、これが【上下の分散】の発動タイミングの切り替わり、つまり「当たり台状態」と「ハズレ台状態」の切り替わりのサイクルを示している・・・!?

さらなる観察の結果、嫌な予感は的中していました。

何と、【上下の分散】の発動タイミングの切り替わりは、左上のランプで示されていたのです!そしてその切り替わり周期はたったの30秒だったのです!

・・・・・・嘘? 信じたくないっ!!!
この発見の時、私は自分の観察力を恨みました。

なんということか!

切り替わり周期がたった30秒!? これは致命的! せめて数十分〜数時間単位で切り替わっていなければ困る! これでは【上下の分散】が、出玉がたまってゆく「当たり台」と出玉が増えていかない「ハズレ台」を分かつ要因にはならない!さらに、切り替わりがそんなに早いのなら【左右の分散】同様に対策の打つ手がないではないか!攻略の決め手と思われた【上下の分散】ですら、たった数分間という時間でみるだけでその効果は平均化され、意味がなくなってしまうというのか!!



  ・・・・・・ 私は愕然としました。


もう少し詳しく観察すると、この【上下の分散】の切り替わりの周期は、「2秒間の点灯 → 点滅 → 2秒間の点灯 → 点滅」を一つの周期として正確に61秒でした。なぜこんな一秒単位で正確に分かったかというと、時計の秒針が一周すると、当然のことながら長針(分針)が一目盛り進むため、1周期終了時点では秒針と長針が成す角度が常に一定になるからです。60秒周期でなく61秒周期であるところが意味ありげですね。(この点はあとでもう一度言及します。)



ひとつついでに述べておくと、この周期は大当たり中(ラウンド消化中)も継続して働いています。時短中のみ、周期が不規則になり、時短終了後には“秒針と長針が成す角度”が時短前とは異なる値になることになります。時短中に不規則になるというのは大変いやらしいことで、もし61秒周期を保っているならば時短中は上図の緑背景の30.5秒間だけ打つようにすれば15ラウンドの当たりを引きやすくなります。こういう対策を防ぐために時短中はランプの点灯・点滅を不規則にしているのだと思います。


【左右の分散】・【上下の分散】の役割を再考してみる

ところで、7セグメントが二つのグループ(緑背景グループオレンジ背景グループ)に分類されて【上下の分散】の発動タイミングがその二つのグループの間を61秒周期で切り替わっていることが判明したわけですが、なぜそのような手の込んだ仕組みになっているのでしょうか?わざわざそのような仕組みにしてあるということは、何か意味があるはずです。【左右の分散】が玉を左右に散らして見た目に変化を与える演出であったように、【上下の分散】も同様、玉の流れに波を作るための演出が目的なのでしょうか?しかしそれならば7セグメントを二つのグループに分ける必要がありません。どのような7セグメントが確定しようともチャッカー入賞ごとにランダムに【上下の分散】を発動させるかどうかを決めればいいからです。

この意味付けについて、私は一つ考えました。【上下の分散】が発動すると、ほとんど役物入賞しないというのが事実です。緑背景グループで【上下の分散】が発動する状況下ではそのグループの当たりは望めなくなります。反対に、オレンジ背景グループで【上下の分散】が発動する状況下ではそのグループの当たりは望めなくなります。ということは、つまり、【上下の分散】の導入により、役物入賞の機会(時間)をちょうど半分、奪うことができるのです!【上下の分散】が全く働かない状況と比べて、役物入賞の回数が半分になるのです。ついでに、確定した7セグメントと関係なく全くのランダムに【上下の分散】を発動させる場合と比べて、特定のラウンド数が当たりやすい状況(つまり当たるラウンド数の波)を作ることも同時に達成されることになります。全ての7セグメントについて平等に役物入賞の機会を半分ずつ奪いながら、当たるラウンド数の波を作る。これが【上下の分散】が二つのグループ間で発動タイミングが切り替わる仕組みを導入した事情ではないでしょうか?

そして、ここでさらに、【左右の分散】もそのような事情であることに、今更ながら気付きました。上のほうでは【左右の分散】については“単に玉の動きに「波」を発生させるための装置(演出)”だとか、その発動に“善意・悪意を感じないことから、利益も害もないと思われます”だとか述べましたが、どうやら私は因果を逆に捉えていたようです。なんとまぁ、お人好しの解釈をしていたようです。訂正を込めてここに声を大にして言います。【左右の分散】も、役物入賞の機会(時間)をちょうど半分、奪うための仕掛けなのです!その結果として、副産物として“ついでに”、玉の動きに「波」が発生することになっているということなのです。



上図のようにまとめると、【左右の分散】と【上下の分散】の協働によって、それらの力が働かない場合と比べて役物入賞の機会が四分の一に制限されていることが分かります。役物入賞が起こるのは右下のマスの状態の時のみです。おそらく、【左右の分散】や【上下の分散】のような玉を誘導する力が全く働かないと、相当な頻度で役物入賞が起こるものと思われます。役物入賞の回数を低く抑えるためにこれらの仕組みが存在するものと考えられます。この副産物として、玉の動きに「波」が発生し、見ため上、玉があちこち跳ねてランダム感覚を演出し、これによって打ち手に釘を読もうとする誘因が生じるのです。これらの私の解釈が正しいとすると、【左右の分散】・【上下の分散】は、何とうまく出来た仕掛けであることでしょう!打ち手を勝たせないために、そして同時に見た目を楽しく演出するために、そして同時に釘を読む楽しみを与えるために…、です。


【時間帯の同期】、すなわち「当たり台」

61秒周期で巡ってくる緑背景グループの7セグメントで役物入賞しやすい時間帯(僅か30.5秒の命ですが・・・)と、【5の倍数】・【8分・23分・38分・53分】の時間帯がうまく同期したとき(時間帯が重なったとき)が15ラウンドの大当たりのチャンスということになります。【時間帯の同期】を最後のキーワードとして挙げておきます。



上図でいえば、【上下の分散】の周期が60秒周期であった場合はオレンジ背景グループが当たりやすい時間帯と【5の倍数】の時間帯が同期している「ハズレ台状態」がずっと続いています。初期状態がこれと同じであっても61秒周期の場合は少しずつ時間がずれていって、やがて緑背景グループが当たりやすい時間帯と【5の倍数】の時間帯が同期するようになります。

【上下の分散】の周期は60秒周期ではなく61秒周期なのですから、周期の開始時刻は1分ごとに1秒うしろにずれていきます。このため、V入賞がなかなか起こらない状況であったとしても、いずれそのチャンスは必ずやってきます。逆に言うと、それらの時間帯がずっと同期したままで15ラウンドの当たりがずっと続くということもありません。また、上で述べたように時短中は不規則な周期になるため、時短終了をきっかけとして周期の開始時刻が大幅にずれる(秒針と長針の成す角度が大きく変化する)ことになります。このとき、【5の倍数】・【8分・23分・38分・53分】の時刻と偶然同期していれば、チャッカー入賞のラッシュと緑背景グループの7セグメントで役物入賞しやすい時間帯が一致することになるので、連続で15ラウンドの当たりを引く可能性が高くなります…。

【時間帯の同期】が頻発する状況の発生。これが、「当たり台」の実体ではないでしょうか? もう少し正確に言うと、「当たり台」となる一つの要件として【時間帯の同期】が挙げられるのではないでしょうか?結論として私はそのように考えています。

「当たり台」となるための要件はもちろん他にもあることでしょう。例えば他台との兼ね合いについて。これまで述べてきたのは一つの台における挙動についてでしたが、少し視野を広げて、複数台を見渡したときに見えてくる現象もあると思います。同じ機種にて誰もが一箱以上積んでいる時間帯もあれば、誰も一箱以上貯まっていない時間帯もあります。日によっては少数の台が玉を独占するかのように何箱も積んでいる状態が存在します。私が言及するに至っていない、同機種における、あるいはホール全体における「波」もあると考えられます。しかしここまでくると、それらの仕組みの解明は大変な作業になってしまいます・・・。

さて、これまで積み上げてきた仮説の関連図を作るとするなら、次の図のようになります。影響を及ぼす要因を矢印で示しています。



攻略、または効率の良い打ち方という意味での結論を言うとするなら、誠に残念ながら、【5の倍数】・【8分・23分・38分・53分】の時間帯にのみ打つ、ということしか方法がありません。自分がコントロールできることと出来ないことを分類してみると、これしか術がないのです。【左右の分散】も【上下の分散】も、自分ではコントロールできないのですから…。

観察と考察によっていろいろなことを述べてきましたが、結局打ち手が頑張ることのできることといえば、「【5の倍数】・【8分・23分・38分・53分】の時間帯のみ打つこと」なのです。ここまで長文を読んできた読者は拍子抜けしたかもしれませんね…。しかしながら、意外に思うかもしれませんが、私はこの方法を、まんざらでもないと思っています。なぜなら、打ち手が負ける原因は、自らの意思で“一玉一玉失っているから”であり、玉の損失を最小限に抑えながら高い確率で当たりを引くにはこの方法以外にないと思われるからです。大負けするといっても、玉は一瞬にして100玉や1000玉が奪われる訳ではありません。あくまでも失うのは一玉ずつです。時間をかけて一玉一玉失っていくのです。1000円で4回程度しか鳴かない沈黙の時間帯に打ち続けることで玉が減ってゆくのです。裏を返せば、そのような沈黙の時間帯に打たないでおけば玉の損失を抑えることができるのです。低ラウンド数の当たりが続くことでジワジワ負けるパターンもありますが、当たりラウンド数は自分でコントロールできるものではないので、対応のしようがありません。【時間帯の同期】が起こっていない「ハズレ台状態」であることを恨んで我慢するか台を替えるかすればよいのです。


結    語

これまで長々と述べてきましたが、攻略というより、台の仕組みを解明しただけといった感じになってしまいました。

【5の倍数】
【8分・23分・38分・53分】
【左右の分散】
【上下の分散】
緑背景グループオレンジ背景グループ
【時間帯の同期】

これらのキーワードが果たして真実を表したものなのかどうか、判断は読者にお任せします。 【5の倍数】・【8分・23分・38分・53分】は客観的に認められる事実であると思いますが、残りのキーワードは実際に起こっているかもしれませんし、実は全くのデタラメで私の妄想にすぎないのかもしれません。

私はこれらのことを念頭に置いていると、リラックスして打つことができます。反対に、これらのことを知るということはパチンコの楽しみを奪うことになると考える人もいるでしょう。そのような人は、ランプ類や時計を見ることなく玉だけを追うのがよいでしょう。

【左右の分散】、【上下の分散】は自分の意志ではどうにも動かせません。【5の倍数】、【8分・23分・38分・53分】の時間帯にしか打たないということは、誰でも行えることです。では、当たる人・当たらない人を分かつものは何か、というと、私は「いつその台に見切りをつけて替わるか(「当たり台」か「ハズレ台」かをどう見極めるか)」ということが最も重要な判断となると考えています。

「当たり台」であると実感して打っているとき、その台の特徴を見いだして、経験則として覚えておきます。そして次回以降、その経験則に当てはまるかどうかを「当たり台かハズレ台か」の判断基準とするのです。当たり台の特徴が見えるならばそのまま打ち続け、その特徴が見えないならば台を替わるのです。そのようにするのが妥当だと私は考えています。繰り返し述べますが、【左右の分散】、【上下の分散】のような台の仕組み自体は打ち手がどうこうできる問題ではないのですから、自分が打っていた「当たり台」が「ハズレ台」に変化した時点をいち早く見極めること、そしてそのときにすぐ台を替わる勇気をもつことが必要です。これが本当の「台選び」、そして当たる人・当たらない人を分かつものだと思います。



ご参考までに、以下に私の経験則を列挙しておきます。思い当たるフシはありませんか?

●当たり台・ハズレ台かに関わらず、【5の倍数】、【8分・23分・38分・53分】の時間帯に必ず一度は15ラウンドの7セグメントが登場するが、当たり台ではこのとき2玉同時に役物入賞することが多い。15ラウンドの7セグメントが出てギリギリで当たり損ねた場合(ポケットに引っかかって飛び出したり、V入賞口から僅かに外れたりすること。かなりはっきりそれと判別できる。)は、次の当たる機会は次の【5の倍数】の時間となってしまう。このような現象が【5の倍数】の時間に連続四回以上起こったらもうその台では勝てない。
●当たり台では15ラウンドの7セグメントが2回連続して出現することが多く、その後2、3回後の鳴きでも15ラウンドの7セグメントが出る確率が高い。
●当たり台では2回鳴き(GO!の文字が緑色で羽根が2回開く)のとき15ラウンドの7セグメントのうち希少なほうがよく出現する。また、当たり台では7セグメントの表示がどうであれ、2回鳴き自体が連続してよく起こる。
●当たり台では「3ラウンド・時短なし」の7セグメントの時に役物入賞しない。
●当たり台では「5ラウンド・時短なし」が連続して当たる。
●7ラウンドの7セグメントが頻出しだすとなかなか当たらなくなる。
●直撃抽選ルーレットがハズれた直後の鳴きでは15ラウンドの7セグメントが出る確率が高い(特に時短中。ルーレットがハズれたからといって落胆して打ち出し始めるのが遅れると損をする)。
●当たり台では、トイレから戻ってきたあとの最初の鳴きで15ラウンドの7セグメントが出ることが多い。(【左右の分散】を示すランプが二つとも消灯してから打ち直すとそのようになる、という意味です。必ずしもトイレに行く必要はありません(笑))
●当たり台では沈黙時間直後の鳴きで15ラウンドの7セグメントが出ることが多い。
●(以下続々)


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(以下はオマケ)
このページで述べたことは、他の羽根モノ機種にも適用可能です。磁力(?)の段階的な発揮状況を示すランプや61秒周期の【上下の分散】のランプも同じように存在します。

『新・レレレにおまかせ!』のランプはちょっと特殊で解明しにくい感じです。盤面右下のランプ類の「7R」の文字の真下の丸いランプは保留玉があるときに、色が「赤・緑」、状態が「点灯・点滅」でそれぞれ相互変換しています。それらの状態は、保留玉の数により変化します。保留玉が、
  なし   消灯
  一個  赤点灯
  二個  赤点滅
  三個  緑点灯
  四個  緑点滅
となっています。同時にこのランプは【左右の分散】【上下の分散】の発動状況を表しているように感じています。

私は上図のように捉えています。色の違いが【上下の分散】に相当しているのかどうかはあまり自信がありませんが、点灯・点滅の違いが【左右の分散】を表していることは確実だと感じています。消灯時の【左右の分散】【上下の分散】の発動状況は分かりませんが、点灯時(保留玉が一個、三個のとき)には玉が羽根から遠ざかり、点滅時(保留玉が二個、四個のとき)には、玉が面白いように羽根に吸い込まれていくのが容易に観察できるでしょう。


残 さ れ た 謎

私の『たぬ吉くん』攻略(?)はここでひとまず終了です。

以下に、私には解明できなかった(あるいは解明しようとしなかった)謎を挙げておきます。

・【5の倍数】【8分・23分・38分・53分】の時間帯に時短付き大当たりの7セグメントがよく出現する気がしています。
特に15ラウンドの7セグメントが頻出する気がしています。上の本文のほうではその可能性を否定した形としましたが、15ラウンドの大当たりをしたときに時刻を確認すると、通常時か時短中かに関わらず、【5の倍数】【8分・23分・38分・53分】になっていることが多いと感じています。もし7セグメントの出現にそのような偏りがあるとしたら、【5の倍数】【8分・23分・38分・53分】の時間帯のみ打つことがますます重要なこととなるでしょう。

空いている台の7セグメントを確認すると、15ラウンドのものになっていることが意外に多い。
つまり、打つのをやめた人の最後の鳴きが15ラウンドの当たるチャンスだったということ。何故だろう。単純確率では七台に一台の割合でしかそのようにはならないはず。上皿の残り玉が少なくなってきたことを感知する仕組みがあるのかもしれません。もしそうならば、玉が減ってきてもう少しでこときれる、という状況で15ラウンドを引いて復活を遂げる、という体験と合致します。

【上下の分散】の発動状況を示すランプの下にある、常に点灯しているランプの意味
時短中や直撃大当たりの抽選中に消灯することがあることを除けば、常に点灯しているため、解明しようにもとらえどころがありません…。

役物の個性
お気づきの読者もいらっしゃることでしょうが、上の長文の中では役物自体の個性(仕掛け)については全く触れませんでした。このページではチャッカー入賞や役物入賞のしやすさについて述べてはいますが、玉が役物に入ったあとのV入賞のしやすさについてはほとんど述べていません。役物内の玉の動きが異常に速くなっている時が、台が当てよう当てようと努力している時であると感じています。どういう仕組みなのかは分かりませんが、このときの玉の速度は明らかに異常です。【左右の分散】・【上下の分散】の余力によって飛び込んだ勢いが残っているにしても速すぎます。朝イチで打ちはじめた時のゆっくりとした玉の速度が本来の“自然な”速度だと思います。(ちなみに朝イチの約10分間(?)は【上下の分散】がほとんど発動していないようです。)

ハンドルの接触感知の意味について
ハンドルを少し回して何らかの方法(硬貨を挟むなど)で固定して空打ちして手を離すと、打ち出す動作が停止します。省エネのため?と理解できるのですが、そこでハンドルの金属部分にそっと触れると、打ち出しが開始されます。これは、金属部分が物体の接触を感知していることを意味しています。なぜそのような仕組みにしてあるのでしょうか?また、ハンドルを完全に戻した状態で誰も打っていない台に座り、ハンドルの金属部分をそっと触れると、静電気のようなジ〜ンとした感じがします。これは何を意味しているのでしょうか?最初の1000円で当たるいわゆる“お座り一発”の現象と何か関係がある気がしてなりません。ハンドルを回した状態で固定すれば金属部分に指を添えるだけで玉が打ち出されるから長時間打つのに楽だ、という人がいますが(実際ほとんどの人がそのようにしていますが)、そんなことのために製造メーカーが好意的にそういう仕組みにしたのだというのでしょうか?ハンドルを回した状態で固定しても金属部分に触れていなければ玉が打ち出されないようにしてあるのは、ハンドル固定で自動打ちさせるのを防止するためと考えられますが、そんなことは発見した店員が注意すればよいことです。何か別の理由で接触感知の仕組みを備えているのだ、と考えるのは穿ちすぎでしょうか?


想 定 問 答 集

Q  【5の倍数】の時間帯でもチャッカー入賞が増えているようには感じないのですが……

A  【5の倍数】の時間帯は、多少前後していることがあります。私が通っている店では1分30秒遅れている(または早くなっている)日もよくあります。しかしこのような場合でも、5分おきにチャッカー入賞ラッシュの機会が巡ってくることに変わりはないので、いったん【5の倍数】からのズレを発見したら、あとはその時間帯で読むといいでしょう。尚、私の通う店では【5の倍数】の時間帯がずれている日であっても、【8分・23分・38分・53分】のほうは固定されているように感じています。


Q  チャッカー入賞ラッシュの時間帯の正確な開始・終了の時刻の見極めは可能ですか?

A  私が知りたいくらいです(笑)。経験上は、入賞ラッシュは30秒くらい続くようです。ある店のある隣り合った台では、左の台で入賞ラッシュが始まって15秒くらい遅れて右の台が入賞し始めることが分かっています。このような関係に気付くと入賞ラッシュの開始・終了が分かりやすいですね。時刻が台ごとに設定されて稼働しているということなのかもしれません。尚、トイレに行ったり飲み物を買いに行ったりするときは【5の倍数】・【8分・23分・38分・53分】以外の時間帯にしましょう(笑)。

Q  盤の裏では本当に磁力が働いているのですか?

A  磁力かどうかは分かりません。が、玉を誘導する力が存在するのは確かだと思います。パチンコ玉は磁石にくっつく材質で出来ているため、誰もが思いつく力、理解・納得できる力として磁力を例としたまでです。理解できるのであれば、別に他の力を考えても良いのです。たとえば「盤に風穴があって、そこから鋭い風が吹いて玉が誘導されている」でも良いし、はたまた「玉には霊気が宿っていて自らの意思で動くのだ」でも良いのです。“磁力”を文字通り解釈するのではなく、玉を誘導する何らかの力を象徴する言葉だと解釈して下さい。


Q  直撃大当たりについて全く記述がないのですが、なぜですか?

A  よく分からないからです。直撃大当たりについては、抽選の結果をコンピュータで確実に制御することが可能なので、私は興味をもっていません。ただ、【5の倍数】・【8分・23分・38分・53分】の時間に抽選が始まったときは当たりやすいと感じています。普通に打つにしても攻略を考えるにしても、アナログ要素を完全には排除することができないことが羽根モノの魅力だと思っています。玉を観察しながら思考を巡らす楽しみ方が、直撃デジタル抽選にはありません。これこそ本当に“結果を見ているだけ”の世界ですので、私は「当たればラッキー」という程度に考えています。


Q  時刻によるチャッカー入賞の支配とか磁力(?)のこととか、余所ではあまり見かけない内容なのですが、信じてよいのでしょうか?

A  信じる・信じないは個人の自由です。私としては、磁力の有無はともかくとして、時刻支配の仮説は結構自信をもっています。余所ではあまり見かけない説であることは認めますが、真実は多数決で決まるものではありません。明らかに存在すると思われる仕組みについて世間であまり語られていないという点に、私はむしろ不気味さを感じます。タブーなのでしょうか?何者かが真実に気づかせないように動いているのではないかとさえ感じます。(打ち手に敢えて真実を知らせることで得をするのは誰でしょうか?そして困るのは誰でしょうか?)


Q  『たぬ吉くん』の魅力は何ですか?

A  私は役物の構造が気に入っています。役物入賞してからV入賞するかしないかが決まるまでの約1秒間を私は楽しんでいます。花火の音や光の演出、玉がポケットに入ったときの達成感、イレギュラーで壁にあたって斜めに素早くV入賞する意外性とスピード感を味わっています。このほか、三色表示の僅か8×16ドットの小さな画面の中で展開される演出が気に入っています。ラウンド抽選の演出はあっさりしていながら、何が出るかワクワク感を抱かせる「間」を適度にもっていて、結果の表示法にも嫌みがありません。15ラウンドを示す「」の赤文字が登場したときの遠近感ある演出が凝っています。持ち玉が少なくなってきてやっとの思いでV入賞したとき、ラウンド抽選でハートやクラブの低ラウンドのマークが登場すると大変無念に思います。僅かに寿命が延びただけで数分後にはジ・エンドかと・・・。このようなとき、そのマークが真ん中から割れて幕が開くようにサァッ!と「V」が出現すると同時に時短ランプが「キシィィーーー!」っと点灯するサマは、天の恵みが来たかのようで、当たらず鬱だった気分が消し飛び、脳汁がほとばしるのを感じます。(もっとも、7セグメントを随時確認する今となってはそのような楽しみは無くなりましたが・・・。)

追   記

以下の文章は、上記の文章を書いたのちに考えたこと・気付いたことを列挙したものです。上記の文章と相反する部分は、こちらを信じると良いでしょう。

さて、最近になって、行きつけの系列店から『たぬ吉くん』が一斉に撤去されてしまいました。これを機に、これまで入ったことのなかった他系列の店をいろいろと回ってみました。(2007年5月下旬)

もちろん『たぬ吉くん』も打ちました。すると意外なことに気付いたのです。いや、気付いたというより、これまでなんとなく感じていたことが、少し確信に近づいたといった感じです。以前、同系列の他支店を巡って『たぬ吉くん』を打っていた頃は、店によって少しずつ台の挙動が違うと感じていました。ある店では【左右の分散】が顕著に認められたのに対し、他の店では【上下の分散】や【5の倍数】がより顕著に認められていたのです。このような違いがあったため、それらの仕組みの発見・解明が早く進んだということがありました。

今回、別系列の店を回ったことにより、店によって台の挙動が違う、ということがより一層明確になりました。

例えば、次のような一覧表を作ることができます。



このように、どうやら店ごとに台の特徴が異なるようなのです。

ここでちょっと解説を加えます。上の長文には登場しなかった用語があったり、相反する内容があるためです。

まず、上の長文の中では、「7セグの出現の偏り」や「【左右の分散】と7セグの連携」(特定の7セグが出現した時に左右の分散が都合良く働くこと)は見られないと述べましたが、これは私が主に打っていたK店での話です。K店での体験をもとに上の長文を書いたため、その時点ではそういう判断をしていたということです。他の店でも打つようになった今になって、どうやらそうではないと感じています。

【2.5の倍数】は【5の倍数】と同様にその時間になるとチャッカー入賞が起こりやすくなるということです。これは以前からうすうす感じていたのですが、他の店で打つようになって一層明確に感じるようになったものです。【5の倍数】ほどではないかも知れませんが、どうやら【2.5の倍数】の時間にもチャッカー入賞が連続するようです。思い当たるフシはないでしょうか?特に、はじめの1000円分を打っているときに、打ち始め、または打っている途中、または打ち終わりが近づいてきた頃に、急によく鳴き出すという経験が頻繁にあるのではないでしょうか?

【2.5の倍数】はこのような体験とも合致します。すなわち・・・、1000円 = 250玉です。玉の打ち出しは1分間で100玉です。つまり1000円分の玉はちょうど2.5分で打ち終わります。したがって、1000円で一度は入賞ラッシュを迎える可能性が高いということです・・・。

上掲の一覧表に示したように、私には店によって台の特徴が異なると思えてなりません。特徴と言ったら語弊があるでしょうか?表に列挙した項目ごとに、店ごとにあるいは台ごとに設定を決めることができるということなのかも知れません。「この台は【左右の分散】を“強力”に、7セグの偏りは“少なめ”に・・・」といった具合にです。

まぁ、この一覧表はただ単に私の妄想力が爆発した結果なのかも知れません。信じる/信じないはもちろん読者の自由です。

まぁ、一つ言えるのは、パチンコにはこのような妄想を交えた楽しみ方もある、ということです(笑)。






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