「落語ネタの不思議なお話……・火焔太鼓と道具屋とへっつい幽霊」

「火焔太鼓」に出てくる道具屋さんには、店に奉公をしている甥がいた。この甥が太鼓を

掃除した時から大金を手にするという幸運がやってくる。

この甥はやはり、少しボンヤリしたところがあって、なかなか仕事を覚えない。

店に置いてばかりではいけないとおもった道具屋の主人が、二十歳に成長した甥に

大道での商いをするように命じた。ここからが「道具屋」の噺へと繋がっていく…?

商売の仕方も叔父さんとおなじでしてね。首の抜ける人形を置いてみたり、引き出しの

抜けないタンスや、清盛の尿瓶などなど。

客の方も変わったのがいて、木刀を仕込みと間違えて一生懸命抜こうとする。道具屋の

方も一緒に手伝ったりするから話はややこしくなってくる。

それでも、この甥はまじめに商売を続けてね。ある日、いわく因縁のある「へっつい」を

手に入れ、これがまた大きな儲けに繋がったという。幽霊話にでてくる道具屋は、この

甥が年をとって中年になった時の事件であった…・・かどうかは定かではない。