「落語ネタの不思議なお話・・・野ざらしと骨つり」

江戸落語で「野ざらし」、上方落語で「骨つり」という。似たような話なのだが、少しづつ

内容が違う。「骨つり」の方が先にできたものらしい。

「野ざRし」といば、柳好師匠のものが有名ですね。少し下がって談志師匠のものも、

できはいい。

「骨つり」は米朝師匠や染丸師匠のものでしょうか。

話の筋立ても少し異なっている。

江戸落語では:

上方落語では:

とまあ、若干のプロセスが異なるけれど、どちらも、二匹目のどじょうを狙っている。

期待通りに若い娘がやってくるのかとおもうと、

「野ざらし」では、戦国の武将、「骨つり」では石川五右衛門が現れるという顛末です。

この話は中国に原典があるそうです。

供養をしてあげるのはいいのですが、下心があってはいけませんね。わからなくは

ないのですが。

「反魂香」などという落語も、亡き妻に会うために香をたくという麗しき夫婦愛ですし、

「立ち消え」なども、すこし幽霊じみてきます。

「骨つり」は出だしも派手ですし、最後の五右衛門も派手な姿で出てくる。

「野ざらし」はその点が地味ですね。礼に来る女性も「野ざらし」は小股の切れ上がった

いい女ですし、「骨つり」は没落した出の良い娘ですからね。江戸と上方の文化の差が

象徴されているようです。