「飛べない烏」
飛べない烏、翼が折れて飛べない烏。それも子供の烏。飛べない烏には生きていくすべはない。いずれ野垂れ死ぬ
だろうし、飢えて死ぬ運命でしょう。見かねた人が僧物病院に連れ込んだ。でも診察を受けることができない。
何故かというと、「烏」は害鳥だからなのです。
たしかに烏はゴミを食い荒らし、時には人を襲うこともあることは事実です。だから診療はでないことになっているのも
頷けなくは無い。でも(命は命でね。捨てる神があれば拾う神もある。
この烏を拾い上げた人がいた。手当てをするすべは知らない。どうせ悪名高い「烏」だ、どこかに捨ててしまおうか。
とも考える。どうせ助からない命なのだからと・・・・・・・・・
そんな時に人から「日比谷公園」に捨てるといいよという話を聞きます。
そんな話があるくらいですから日比谷公園には猫や犬などがいるわけです。
そこに傷ついた烏を捨てたらどのようなことになるのか。察しは着くのですね。
猫がやってきて食べてしまうに違いないのは明白でした。
でも仕方なく箱に入れて捨ててしまったそうです。
ですが心は痛みます。時々様子を見に行きます。猫が狙っているのを追い返したりしたこともあります。
そんな日々にある光景を目にします。
飛べない烏を(猫がいたわっている姿があったのです。
犬が小猫に乳をやったり、猫がハムスターを可愛がったりするのはテレビで拝見するけど、目の当たりに見るのは
初めてでした。
親が子供を。子供が親を殺し。学校では「いじめ」で子供が自殺する時代になってしまった人間社会です。
国が国を侵略し、テロで多くの人が殺される。核を保有して武器にする代わりに経済援助を強要し、かたや麻薬などはじめに裏の世界で暗躍している国もある。
そんな中で動物愛を聞くと人間は最早、傲慢に陥ってしまい、醜い様相を呈しています。
命が命を慈しむことを、もう一度考えたいですね。