7月28日(火)

今日は拓也の学校の下見に行く日。
エイちゃんと拓也がこっちに来た時には、
拓也は日本人学校に行くことになっているのだ。

平日で、会社の車が使えないということで、
会社に頼んで、タクシーを手配してもらった。

そのタクシーの運転手さんが大問題で、
道がちっともわからないらしい。
おまえ、ホントに運転手かい!
と、思ったけど、
デリーは会社がある場所から1時間ほど離れている場所だし、
こっちの方を案内することがあまりなかったみたいで、
会社の手違いなのかも知れない。

それでも、なんとか学校に到着。

学校への通学は、
スクールバスを使う方法と、
自家用車でお母さんが送り迎えする方法があるとかで、
運転手さん付きの車でやってくるちびっ子もけっこういた。

幼稚園から中学校まで併設されているようで、
小さいちびっ子は、お母さんが敷地内まで連れて入っていた。

お母さんが出てくると、
近くに駐めてあった車を、運転手さんがササッと移動し、
お母さんの前まで行くと、車を降りてドアを開ける。

それを見ていたボクとエイちゃん。
「なんか、マダム風だね〜」なんて言ってると、
すかさず慎吾ちゃんが、
「運転手に対しては、あーゆう風にしないといけないんだよ。」
と言う。

いくら慎吾ちゃんがそう言っても、
エイちゃんがあーゆう立場になったら、
どう考えてもあんな感じにはなれないだろうなぁ。
ひょこひょこ車まで歩いて行って、
「待っててくれてありがと〜。あはっ!」
くらいな感じだと思う。

結論、
エイちゃんはマダム風になれない。
これで決まり。

学校に入ると、
教頭先生が迎えてくれた。
日本人の先生もいっぱいいるみたい。

校長室でお話をした。
校長先生は、こわい感じの人を想像していたんだけど、
とってもやさしそうな、ほのぼの系。
こんな校長先生なら、安心して拓也をあずけられそう。

教頭先生から細かく説明を受けている間、
もうひとりの先生がやってきて、隣で聞いていた。
どうみても体育の先生みたいで、たくましい感じだった。
後で、体育を教えているのを発見。
やっぱりね。

教頭先生の話で印象に残ったのは、病気のこと。
行く前に予防接種を打たないといけないらしい。
中には「デング熱」っていうコワい病気があって、
蚊によって感染するらしいんだけど、
1回目はまだ大丈夫で、
2回目に感染すると、体中の血が溶け出して、
死の危険性もあるというおそろしい病気。
現地の会社によっては、
1回目の感染がわかると強制帰国させられる会社もあるらしい。


そんな感じで説明が終わって、
学校内を案内してくれることになった。

学校は八角形の不思議な建物で、
中庭の周りを教室がぐるっと囲んでる感じの、
おしゃれな建物だった。

中庭で集会をしたりすることも多いらしく、
拓也が転校した時には、
そこでみんなの前であいさつすることになるらしい。

教室は、階ごとに分かれていて、
クラスの教室の階、家庭科や音楽の教室の階という風に
分かれていた。
英語だけは、レベルごとにクラス分けがされるそうだ。

お国柄、全室冷房完備で、
体育館に至っては、どっかのデパート並みに冷えていた。
冷房だけで、ものすごい電気代ですと、
教頭先生がこぼしていた。

屋内プールも完備されていて、父兄は自由に使えるらしいし、
運動場は芝生だった。すごい。

やっぱり日本の学校とは違うんだと思った。


ちょうど授業中で、
あらかじめ先生には話をとおしておいてくれたらしく、
3年生の教室に行くと、
ちびっ子たちが「タクヤ〜」とか声をかけながら
こっちを見ていた。
まるで動物園の動物になったような感じで、
みんなが珍しそうにこっちを見ている。

先生が気がついて、
拓也を教室に入れてくれた。
どうやら、自己紹介をしているもよう。

その後は、あいてる席に座らせてもらって、
ちょっとだけクラスの仲間入りさせてもらっていた。

しばらくすると、放課になったらしく、
あっという間にちびっ子たちに囲まれて、
運動場に連れ去られてしまった。

屋上に行って見てみると、
みんなで仲良く遊んでいた。

やっぱり異国の地だし、お友だちの出入りも多いみたいだから、
ちびっ子たちも仲良くするすべを知っているみたい。

こんな感じだったら、
こっちに来ても安心かも知れない。

拓也は少年野球をがんばっていて、
こっちでも学校で野球が続けられることを知って、
大よろこびだった。

自己紹介する拓也

クラスメート気分

すぐに意気投合

学校訪問の後は、
サケットというところにあるショッピングモールに行った。

お土産を買い込もうと意気込んで行ったんだけど、
ブランドのお店がずらりと並んでいるところで、
日本のイオンとかとあんまり変わらなかった。

ちょっとイメージが違うなぁとは思ったけど、
ひと通り見てまわった。

ボクとエイちゃんがキャッキャッ言いながら
楽しんでるのとは対照的に、
慎吾ちゃんと拓也は買い物が苦手のようで、
かなりの温度差。

帰る頃には2人ともかなりご機嫌ななめ。
はぁ〜あ...。

クッションカバーと
ランチョンマットを
買った

その後は、
慎吾ちゃんおすすめのイタリア料理店へ。
食事が贅沢すぎて、
インドにいるっていうことが実感できないかも。

そうは思いながらも、
何が食べられるんだろうとワクワクしていると...、
なぜか、ちっともお店に到着しない。

どうやら運転手さんが迷っているらしく、
同じ道をぐ〜るぐる。
さすがの慎吾ちゃんもぶちギレ寸前。
運転手さんも、いろんな人に聞きながら、
やっとの思いで到着。

車を駐めたところからお店に行くまでの間に、
さっそくインドを実感。

公園の脇で、現地の人がお昼を食べてたんだけど、
ホントに手づかみで食べてる。
やっぱり右手で食べるんだ...。

お店では、
ピザやステーキやフィッシュ&チップスをいただいた。
けっこうな量で、お腹いっぱいになった。

お昼にあまりにもたくさん食べ過ぎて、
晩ごはんはパスさせてもらった。
慎吾ちゃんたちは、
今日こそ親子水入らずで食べたもよう。

日本では、食事制限をしていたのに、
こっちに来てからは調子に乗って食べ過ぎていたので、
そろそろ胃が限界かも。