
東京に行ってきた。
もと同居人のはつしまさかずくんが、
東京で「非蓮函」という劇団を立ち上げてがんばっているので、
その公演の撮影のお手伝いをしてきたのだ。
芝居はすばらしいものだった。
脚本の河村郁郎くんはますます磨きがかかり、
はつしくんの演出も見事だった。
ふたりが組むと、まさに恐いもの無し。
加速度的な勢いでグレードアップしている。
セリフのひとつひとつ、
動きのひとつひとつが、ボクの心を揺さぶる。
彼らの頭の中は一体どうなっているのだろう。
きっとボクなんかとは比べられないほど
広い世界が広がっているのだろう。
役者陣もすばらしかった。
さすが東京とでもいうべきか、
それともはつしまさかずのコントロールが巧みなのか、
彼らの他の舞台を見たことがないので何とも言えないが、
舌をまくと言うのはこういうことを言うのだろう。
彼が名古屋を捨てて東京に行った気持ちがよくわかるし、
「ボクも芝居してます(ました)」なんて絶対に言えない、
言うもんか!と思ってしまった。
芝居をやめてホントによかった。
あんなことはボクにはできない。
お手伝いくらいが似合ってるんだと思う。
だからと言って、
歌の世界に向いているかと言うと、
必ずしもそうではないのだけれど、
今は自分が一番楽しいのが歌なのだから、
それでいいんだと思う。
一番やりたいことをして、
毎日が充実していれば、
それでいいんだと思う。
ところで、
東京という場所に行ったせいもあるんだろうが、
人の多さというのをとても感じた。
道ですれ違う人だけとっても、ものすごい数の人がいるもんだ。
新幹線でたったの2時間移動しただけで
こんなにたくさんの人に会うんだから、
さらに1時間進んだらもっとたくさんの人に会うんだろう。
今回は「のぞみ」ですっ飛ばしたが、
これを鈍行で一駅ずつ降りたら、
いったいどれだけの人がいるのか。
そんなことを考えながら道ゆく人を見ていたら、
自分がとてもちっぽけな人間で、
限られた小さな空間を行ったりきたりしてるだけなんだなぁ、
なんて思ったりもした。
日本でさえそうなのに、
世界中にはいったいどれだけの人がいるんだろう。
地球儀の中の日本の大きさを思い出して恐くなった
2005