
タイトルを考えながらむなしくなってしまったけど、ホントにそうなのだ。よく、「火の車」って表現をするけど、ボクのバアイは、「燃えながら崖っぷち」って感じ。今何かあったら「あ〜れ〜っっ!」と崖から滑り落ちてそれでおしまい。 なぜこうなってしまったのかは、定かではない。というか、日頃の無駄遣いのたまものだということに間違いはないらしい。 前々からおかしいとは思っていた。毎月きちんとお給料が入ってくるにもかかわらず、なぜか毎月大赤字なのだ。お金にはかなり無頓着ながんばくんも、さすがにこの状態はヘンだと思い、一度計算したことがある。住宅ローン、光熱費、パソコンのローン、クルマのローン、電話代.....。電卓をはじいて、さすがにビックリした。毎月確実に必要なこれらのお金を合計しただけで、軽〜くお給料の額を越えてしまっている。しかも、もっとおどろいたのは、この中にはなんと!食費が入っていないのである。と、いうことは、ボクは何も食べなくても毎月の赤字に悩まされ続けなくてはならない。いや、餓死してしまえば悩まなくても済むかも...。それとも、いっそのことカラダを売るか...。などと、いろいろ考えたが、考えるだけではお金が降ってくるわけもない。 で、なぜ未だに餓死もせず、ピンシャンして生きているかというと、自分でもわからない。きっと、たまに入ってくる臨時収入と、この間当たった宝くじと、苦しまぎれに信用金庫から借りたお金のおかげだろう。 しかし、この信用金庫から借りたお金というのがけっこうコワイ。「すいません、お金貸して下さい。」などと、窓口に行く必要などまったく無く、ただ、キャッシュカードを反対向きに入れるだけで、あたかも自分の預金からお金を引き出すかのように、1万円だろうと10万円だろうと、いとも簡単に手に入ってしまうのだ。しかも、すごい利息の額!でも、「背に腹は代えられない」状態でよく利用してしまう。 こんな生活をしてるから、会社でもいつも「お金がないよ〜!」などと嘆いている。疑い深い先輩は、「そんな顔して金がないなんて言えるはずがない。ホントはいっぱい持ってるくせにそんなこと言うな!」とマジで怒ったりする。でも、ホントにないものはないのである。 ある日その先輩と外出することになった。サイフに小銭(500円硬貨はなかった)しかなかったボクは、キャッシュコーナーに寄ってもらった。「いくらおろしたの?」と聞く先輩に、素直に「3000円! それだけしか無かった」と答えた。すると先輩はボクの通帳を取り上げ、パラパラっとめくって、「他に通帳はないのか?」と聞いた。笑顔でうなづくボクを見て、先輩は何とも言えない顔をした。「ホントに無いんだ...。ごめんな、いままであんなこと言って...。つらかっただろ...。」先輩はすごく後悔してるような顔をしてそう言った。いやぁ、わかってもらえればいいんだよ、それよりもなにかごちそうしてよ、と思った。 慣れというのは恐ろしいもので、最近はこういう状態が続いても、何も感じなくなってしまった。お金は天下の回りもの。がんばって生きてれば、きっといいことがあるよね。
