
〜幸せながんばくん〜
実はボクは意外と喜怒哀楽の激しい人だったりする。
例えば、前にいた会社でお昼を食べに行ったりすると、
がんばくんはお気に入りのマンガを持参する。
すると、料理を待っている間、笑ったり泣いたり
とっても忙しいのである。
ある日は「クレヨンしんちゃん」を読んで
座敷を転げ回りながらお腹をかかえて笑い、
その次の日には「ドラえもん」を読んで
ポロポロ涙を流して泣く、といった具合である。
白い目をした後輩に「これ読んで見てよ。おもしろいからさぁ」
と言ってしんちゃんを読ませたことがある。
後輩は「先輩みたいに笑いませんよ」
などとほざきながら読み出した。
途中、こらえきれずに「ふっ」と笑った。
うっ、笑い方が違う...。
ある日、本を読んで涙を流しているボクを見て、
「ちょっと...何読んで泣いてんすか?」とビックリして聞く。
一応カバーをして読んでいるので
何を読んで泣いているのかわからないのだ。
覗き込んだ後輩は、「ドラえもん...」とつぶやいて
絶句である。
「ドラえもんが未来の世界に帰らなきゃいけないのね。
でも、のび太くんがしっかりしなきゃ帰れないって言われて、
のび太くんがジャイアンとけんかするの。
『ボクがしっかりしないとドラえもんが帰れないんだ〜』
って...うっうっ...」
もう大泣きである。
後輩の目は真っ白、顔には「同情」と書いてあった。
ボクは「絶対に一緒にマンガ喫茶に行きたくない人」
なんだそうだ。
映画やドラマを見ていても同じ。
笑ったり泣いたりびっくりしたり...大忙しである。
何度見ても、あははは、ビクッ!、ポロポロ
なんてやってるから、
「あのさぁ、前に見たことあるんでしょ?」
と呆れられる。
前に、家にみんなで集まった時に
「ホワイトアウト」を見たことがあった。
最後の方で、裕二さんが間一髪で
ヘリの攻撃から免れるシーンがある。
「あぁ、よかったぁ...」
とジワッときてるボクの横で、
誰かが「ウソだろ...」とつぶやいた。
それ以来、映画やドラマを見る時はひとりで見る
と決めている。
がんばくんは怒る時もすごいらしい。
それこそ瞬間湯沸かし器のように
チチチチボッ!
という感じで、ものすごい勢いで
イッキに怒りの頂点に登り詰めるらしい。
怒ってる本人は、我を忘れてしまっているようで、
さらに怒りのパワーを増しながら
突き進む。
まるで、ナウシカのオオムである。
もう誰も止められない。
ま、怒り大爆発は別として、
その他の感情を素直に表現できるがんばくんは
とっても幸せだと思う。
映画もドラマもマンガも
人一倍楽しめるんだから。
せっかく見るんだからのめり込まないといけない。
冷静に客観的に見ていたのでは
ちっともおもしろくない。
作ってる方も作りがいがあると言うもんだ。
ボクはこんな自分が結構かわいいと思ってる。
これからも今と変わらずにいたいと思うし、
泣いたり笑ったりしながら
楽しく生きていきたいと思う。
