打碁集その1  二段昇段譜          もどる


 本譜は光永初段が大手合を入段以来負けなしの6連勝をかざって二段昇段を決めたときのものです。
 第一回の光永会で光永二段の自戦解説がなされました。
(棋譜は森さんのHPより playGO.to のアプレットを使わせていただきました )


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 互先(コミ無し)  黒番:鶴山淳志初段  白番:光永初段



 【第一譜(1-61)】
<17> 黒17は趣向です。
<23> 黒17は、黒23のカカエを調子で打とうというもの。働いた打ち方です。ただし、いいかどうかはこれからの打ち方次第でしょう。この趣向をめぐって一局が動き始めます。
<24> 白24は、黒17、19、21の石を悪手化させようという苦心の一着です。「一路左のツケも考えたが、品がないような気がして…」とは光永初段のコメント。
<30> 白30は手筋です。この手で黒27の上にハネるのではつらいとしたものでしょう。
<33> 黒33まで新型ですが、白にとっては思わしくないものだったようです。あるいは、白24が疑問でしたか。ともかく、白は先手を得ました。
<35> 黒35も見なれない形です。この手では白4の一子をハサんで下辺に模様を築けば普通でしょう。これも、右下の趣向が関連しています。つまり、白22の石が鎌首をもたげているので、黒は下辺の模様は発展性に乏しいと見たわけです。
<36> 白36は当然。今度ハサマれてはたまりません。
<38> 白38は気持ちのいいスベリです。
<39> 黒39に受けるのは死ぬほどつらい。とすると、やはり黒35では下辺に白4の石をハサんでいるのがよかったかもしれません。
<42> 白40から42と技をとばし、白好調です。
<47> 黒47では、一路下にコスミツケれば普通ですが、黒は形勢が思わしくないと見て頑張ったものか。
<52> 白52が厳しい手です。
<57> 黒57は一路右にトんだほうがよかったでしょう。
<61> 解説会ではここで”次の一手”が出題されました。さて、あなたならどこに打ちますか?
 
 



【第二譜 (62-134)】
<62> このような戦いでは、石の力関係が地に優先します。白62は白石に力を蓄えて戦いに備えています。この手で上辺に展開するところではありません。

<73> 黒は73と上辺に展開することができましたが、白も中央の形が素晴らしく、お互いに不満のない進行といったところ。

<74> 白74は隅の味悪に備えました。

<88> 白88は大きなところ。しかも自分の眼形を確かめています。

<103> コミなしなので、形勢は微妙なところ。ここで、黒103が疑問でした。逆に、白2の上にツケるところだったのです。

<106> 白106の反発は当然。この手で黒105の左に受け、黒106のアテを食ってはつらいでしょう。黒103で、黒105のツケを先にしていれば、白106と反発できたかどうか?

<111> 黒111と打つ前に、白32の右にキるのだったか、と鶴山初段。

<112> 白112のキリが残ったのが白106の効果です。

<118> 白118も先手。ここで白が一歩抜け出しました。
 

134手以下略、白4目勝ち



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