フェリス女学院 中学校・高
等学校1号館
所在地:横浜市中区山手町178/建設年:昭和4年/設計者:森山伊望/解体
年:平成12年9月/撮
影年月日:平成7年3月5日/日本近代建築総覧No.
横浜の山手はもともと外国人居留地だったこともあって、高級住宅
地としての確固たる地位を築いてい
ます。そして山手にある学校もまたブランド価値が高く、当然その校舎もそのロケーションを意識したデザインで建てられています。(横浜共立や、横浜雙葉も
しかり。)
フェリスも、横浜山手の丘の上に建つ、ミッション系女子校でゴシック調の
校舎という、実に「お約束」な
物件でした。
この校舎は平成12年に取り壊され、平成14年9月には新校舎が竣工して
います。
新校舎は同じ位置に、ほぼ同じ外観で建てられました。いま流行りの「イ
メージ保存」とかいうヤツら
しいです。たしかに、町並みは昔と同じような雰囲気が保たれます。
しかし、「動物園に来たのに、剥製を
見せられているような気分」になってしまうのは私だけでしょうか?
古いものを壊し、新しく見た目だけを繕った「写真はイメージです」といったものを造ることを、歴史そのものがブランドの、横浜山手でやって良いのでしょう
か?