松坂屋第2別館
所在地:中央区銀座5ー9/建設年:昭和初期?/設計者:不祥/解体年:平成
10年頃?/撮影年月日:平成4年6月27日/日本近代建築総覧記載なし
銀座5丁目、三原通りにあった目立たないビルでした。

・・・薄汚れて見栄えのしないビルです。きっと誰の記憶にも残っていない
物件でしょう(哀愁)。
でもよく見ると、石張り?の付け柱、左上のアーチ型と、(ペンキで塗りつぶされていますが)窓の上下のスクラッチタイル貼りなど、ささやかながら装飾が
なされています。
銀座の終戦直後の焼跡を撮った記録写真に、このビルがちょっと写っている
のを発見しました。それを見るとこのビルは塔屋・煙突付き、タイルの部分は暗い色(おそらく茶色)だった様です。周りが焼け野原なので、おそらくこのビル
も火が入ったことでしょう。
もともとは中小企業のビルとして建てられたんでしょうが、戦後は長らく銀
座松坂屋の事務関係建物として使われていました。末期は人影もなく、関連会社の倉庫か何かになっている様でした。
現在「松坂屋第二別館」という名称は左隣の大きなビルが引き継いでいます。
この建物は平成10年頃に取り壊され、跡地はコインパーキングになってい
ます。