優駿荼毘男:いやはや、秋華賞は惜しかったよ。◎をカワカミとキッス、どっちにするかまで行っておきながら、キッスを選択しちゃったからね。
あそこでカワカミに行けてれば、馬単3,320円をゲットしてたのになぁ…
だっちょん :お前、迷ったって言ったって、研究の1つもしてないだろう…。お前の予想なんて、俺が評価を落とした2頭を勝負馬と睨んだだけ
のこと。そんな馬券買ってるクセに一丁前に悔しがるんじゃないよ。
優:ま、キミみたいにいくら検討したって、外れれば僕と同じ。逆を言えば、キミの予想に費やした時間は全くの無駄骨だったってことでしょ?同
じ敗戦なら、僕の敗戦の方が有意義だね。大体、休み明けが理由で切ったカワカミが1着。2着だってアメリカ帰りの休み明け馬だったじゃ
ん。いかにキミの検討がダメだったかってコトだよ。
だ:お前、1番言われたくないところを突っ込んでくるな…。確かに休み明けを嫌ったカワカミと予想では触れなかったけど、同じ休み明けのアサ
ヒが2着だからな。その点に関しては完敗と認めるしかないわな。しかし、カワカミは強かった。4角手前ではムチも入って、どうかと思われた
けど1完歩ずつ差を詰めて、抜け出したアサヒを捉え切ったもんな。実際、気性が買ったタイプじゃないから、鉄砲が向いているってことはな
いと思う。それは戦前に話したとおり。ただ、それでも直線で前を交わし切るんだから、尋常じゃない。過去の馬で言うと、テイエムオペラオ
ータイプというのかな。前は捉えるし、後ろからは抜かせないという、非常に類い稀な勝負根性を持ったタイプの馬だよな。
優:アサヒは?
だ:これも強いよな。能力的には、俺の◎キス○キッスと互角とも思うけど、自分で競馬を作れるだけアサヒの方が上とも言えるだろう。ま、今
回もいい勉強をさせて貰ったというしかないわな。
優:スプリンターズでは休み明けに重い印を打って負けて、秋華賞では休み明けを切っての敗北。キミの馬券の出し入れの見事さには本当に
敬服するよ。ま、明後日の菊花賞は有力馬に休み明けはいないし、もう「休み明け」に惑わされることはないだろうから、少しは安心でしょ?
じゃ、早速、菊花賞の見解を聞かせて貰おうか?
だ:2冠馬・メイショウサムソンの3冠なるか?当然、これが最大の焦点になる訳だけど、いずれにしてもレースの鍵を握るのは、武豊だよな。
優:武が逃げてレースを作るってことかい?
だ:アドマイヤメインという馬は、武が「作った馬」。デビューからずっと騎乗、先行差しの脚質で、500万の身ながら重賞・OPでも入着してたけ
ど、ハッキリ馬が形になったのが、3月阪神の平馬戦。ここで、武は単騎で逃げて、道中淀みのないペースを作り、ここにも出走してくるア
ペリティフに9馬身もの差をつけて圧勝したんだよな。で、福永が乗った毎日杯も同じ競馬で完勝、青葉賞では武に手綱が戻って、今度は
4馬身差。ま、単騎で行けて、淀みないペースで走れれば相当な訳。そして、その特質に気付いてその競馬を完成させたのは武だし、前走
こそ休み明けだっただけに無理をしない競馬をさせたけど、今回は間違いなく単騎で淀みない流れを作るはず。
優:なるほど。となると、言い換えれば、厳しい流れの競馬になるってことだね?
だ:そうとも言えない面もある。メインも血統的に3000歓迎というタイプじゃないだけに、武も何とかゴマかして「2400の競馬」に近づけようと
はするだろう。つまり、どこかで少しでも息を抜いて、青葉賞に近い競馬にすることを試みるはず。
優:なるほどね。そうなってくると、どんな競馬が予想されるんだい?
だ:いくら息を抜けても、3000という距離を走ること自体は変わらない訳だから、最低限のスタミナ要素は必要だわな。でも、武が作るレース
は「スタミナ勝負の3000レース」ではなく「2400の延長線上のレース」。だから、本質的にはダービーの再現と考えていいと思う。
優:では、予想の方を。
だ:まず、ダービー1・2着馬、サムソンとメインの関係だけど、ダービーの競馬を見る限り、サムソン上位は間違いないわな。血統的にもサムソ
ンの方が不安はないし、前走は掛かったけど、叩いた今回は大丈夫なはず。
優:まずは、サムソン>メインってことだね?
だ:そういうこと。直線で粘り込みに入るメインをサムソンが交わす。これが基本線。問題は、サムソンがどこで交わし、そして後方から差してく
る馬の脚色がどうかということ。ダービー3着馬・ドリームパスポートは、前走あたりを見てもやはり本質的には中距離志向の馬。そして、中
山や中京など、比較的直線の短いコースでスパッと切れるタイプ。ダービー4着馬・マルカシェンクも本質的には中距離志向。でも、こっちの
方が長く脚を使えるタイプで京都外回りには向く。
優:となると、ドリパスとシェンクの優劣は…
だ:シェンクに軍配だな。この秋の目標は秋天で緒戦には毎日王冠を選択、今回の出否も最後の最後まで迷ったあたりはマイナス要素だけど、
古馬一線級相手に五分と言っていい競馬が出来た訳だから、やはり世代最強クラス。おそらく能力的には、サムソンと五分。中1週は厳し
いけど、それを差し引いてもシェンク上位と見る。
優:では、勝ち残った2頭、サムソンとシェンクの優劣を聞かせてよ。
だ:◎サムソン。唯一の不安は前走で掛かったこと。だけど、さっきも言ったとおり、1度叩いた今回は違うだろうし、流れも極端なスローになる
ことはないだろうから、折り合えると見る。この馬も先週のカワカミと同じで前を捉えて後ろを抜かせない馬。逆に言えば、前走みたいに馬
体を併されずにスパッと来られた時には対処しようがないけど、あれは2000だからこそ起きたこと。「2400の延長線上のレース」とはいえ、
3000の競馬になって、あの脚を中距離志向のシェンクやドリ−ムが使えるとは思えない。「前門の虎、後門の狼」状態の石橋だけど、少な
くともメインを逃げ切らせることはしないはずで、そして交わしさえすれば後続は封じ切れると思う。
優:皐月・ダービーで無印だったサムソンにここで◎かぁ。キミの馬券の出し入れセンスから考えると、この予想は3冠へ向けて危険な予兆とも
言えるね。で、相手の2頭は?
だ:ダービー3・4着馬の見解を話したけど、結論的に言って、この2頭の連絡みはないと思う。やはり、何だかんだ言っても、中距離志向のこ
の2頭が差し込んで来るシーンを想像出来ないからな。ま、ノリが完全な「2着狙い」って競馬をしてくれば恐いけど。乗り替わりのことなども
考えると、そんな競馬も出来ないと思うしな。で、相手。まず、堅いけどメインが対抗。青葉賞のパフォーマンスは素晴らしかったし、「アレに
近い競馬」が再現されると見てる以上、当然相手主力だわな。そして、もう1頭はインテレット。初芝でそのメイン相手に0.2差の競馬をした
馬。血統的にはここでメインを逆転できてもおかしくはないし、ダービー除外後に無駄なレースを使わず、秋に備えたところに魅力を感じる。
前走は落馬のアオりで無論参考外。藤岡には、道中動かず末脚勝負に徹することを期待。
優:僕はキミの「センス」を信じて◎サムソンを2着付けにしての馬単を5点。アタマには、D、F、I、L、M。ところで、最近ディープの話ばか
りしてたからちょっと食傷気味で話さなかったけど、凱旋門賞のドーピングはショックだったね。
だ:「史上最強馬」と騒がれて凱旋門3着。帰国後に賛否両論を生んだ引退劇があり、この薬物問題。まぁ、上がったり下がったりすごいけど、
競馬界に影を落としたことは事実。残念だよな。でも、馬自身に罪はない。これだけは言っておきたいな。 (2006.10.20)
K→D
K→H
5回京都6日(10月22日)11R 第67回 菊花賞 芝3000米 晴・良
| 18 | ソングオブウインド | 牡3 | 57 | 武幸 | 3.02.7 | 44.2 | 58.5 | |
| 13 | ドリームパスポート | 牡3 | 57 | 横山典 | 3.02.7 | 4.9 | 58.5 | |
| ○ | 5 | アドマイヤメイン | 牡3 | 57 | 武豊 | 3.03.0 | 6.2 | 57.0 |
| ◎ | 12 | メイショウサムソン | 牡3 | 57 | 石橋守 | 3.03.4 | 2.0 | 55.0 |
| 15 | アクシオン | 牡3 | 57 | 田中勝 | 3.03.5 | 60.5 | ||
| × | 9 | インテレット | 牡3 | 57 | 藤岡 | 3.03.5 | 152.5 | |
| 7 | マルカシェンク | 牡3 | 57 | 福永 | 3.03.8 | 8.1 | ||
| 1 | トーホウアラン | 牡3 | 57 | 藤田 | 3.03.8 | 24.9 | ||
| 4 | タガノマーシャル | 牡3 | 57 | 和田竜 | 3.03.9 | 143.1 | ||
| 6 | ネヴァブション | 牡3 | 57 | 石橋脩 | 3.03.9 | 69.3 | ||
| 2 | ミストラルクルーズ | 牡3 | 57 | 池添 | 3.04.0 | 63.4 | ||
| 14 | アペリティフ | 牡3 | 57 | 安藤勝 | 3.04.4 | 29.2 | ||
| 8 | マンノレーシング | 牡3 | 57 | 小牧太 | 3.04.6 | 243.6 | ||
| 16 | トウショウシロッコ | 牡3 | 57 | 吉田豊 | 3.04.8 | 126.8 | ||
| 10 | フサイチジャンク | 牡3 | 57 | 岩田 | 3.05.0 | 17.2 | ||
| 11 | トーセンシャナオー | 牡3 | 57 | イネス | 3.05.1 | 48.9 | ||
| 17 | パッシングマーク | 牡3 | 57 | 四位 | 3.05.1 | 254.4 | ||
| 3 | シルククルセイダー | 牡3 | 57 | 秋山 | 3.05.4 | 198.4 |
馬単 18→13 ¥24,280
通過タイム 35.4−47.0−58.7−1.10.4−1.23.3−1.36.1−1.49.0−2.02.2
−2.15.2−2.27.1−2.38.3−2.50.8
向正面 5=(8.11)12.1.13.10(2.7.14)3.4.6(15.16)(9.18)17
4角 5=(8.11.12)(1.14)13(3.10.16.18)7(2.15.4)6.9.17
過去5年の菊花賞勝ち馬パフォーマンスレート
| 2005 | ディープインパクト | 62.0 |
| 2004 | デルタブルース | 57.5 |
| 2003 | ザッツザプレンティ | 60.5 |
| 2002 | ヒシミラクル | 58.0 |
| 2001 | マンハッタンカフェ | 57.0 |