馬券観
7月13日、JRAで馬単・3連複が全国導入された。馬単に走る者、3連複に夢を乗せる者、
初志貫徹で導入以前どおりの馬券で勝負する者。その選択権は1人1人に委ねられているこ
とは言うまでもないが、その選択の先には、その者の「馬券観」、あるいは「勝負観」が必ずや
浮かび上がってくる。
さて、これまで「馬連2点勝負!」を標榜してきた、だっちょんの今後の「馬券選択」は?そ
して、その「馬券観」とは?
優駿荼毘男:馬単と3連複が全国発売になってから、そろそろ2開催が終わりそうだけど、どこも万馬券連発で、エライ騒ぎになってるよね。
キミは新しい馬券には手を出してるのかい?
だっちょん :3連複は、函館記念で経験はしてみたけど、その1回だけ。馬単は、まだ買ってないな。
優:それじゃ、今までどおり馬連を買ってるのかい?
だ:今のところ、勝負は従来どおり「馬連2点」でやってるよ。
優:へぇ〜、キミのことだから、無謀にも「馬単2点」に切り替えたりするのかと思ってたけど。
だ:「馬単」って馬券は生半可な気持ちじゃ買っちゃいけない馬券。俺はそう位置付けてる。ハッキリ言って、「3連複」なんてのは、競馬を
知らないヤツでも適当な気持ち、言ってみれば「お遊び」で買える馬券。逆に「馬単」はプロの意気込みを持った、真の「勝負師」でなけ
りゃ買えない馬券だよな。
優:今、「3連複」を「お遊び」だって言ったけど、配当が示すように、何だかんだ言っても、当てるのは難しい馬券だよ。
だ:ただ単に、当てる当てないで言えば、宝クジなんて、最も当てるのが難しい部類のものだろ?何せ、天に運を任せる他ないからな。お
前、宝クジを買ってる知人にその成否を尋ねる時、何ていう風に聞く?
優:そうだなぁ〜、「この前のサマージャンボ、当たった?」、そういう感じかな?
だ:まぁ、そういうよな。そこなんだよな、ポイントは!
優:ポイント?何言ってるんだい?
だ:宝クジなんてのは、所詮は「当たるか当たらないか」という次元のもの。いくら宝クジで高配当を手にしても、宝クジを『取った』とは絶対
言わないだろ?
優:まぁ、言わないね。
だ:俺に言わせれば、「3連複」は極めて宝クジに近いもの。『取る』じゃなくて『当たる』の部類に入るものだな。
優:なるほど。
だ:『取った』ってのは、自力勝負の結果、プロの馬券。『当たった』ってのは、他力本願なもの、言わばアマチュア馬券。やりもせずに、批
判するのはダメだから、函館記念で3連複も1度買ってみたけど、やっぱり印象はそんなもんだよな。いくら高配が魅力でも、その的中
に満足感を得られない馬券は、俺は買う気になれない。
優:なるほどね。キミが今後とも3連複を買う気がないことは、よ〜く判ったよ。それで、今後の馬券作戦はどうするんだい?やっぱり、従来
どおりの馬連?それとも馬単に変えるのかい?
だ:競馬、そして馬券の基本は、やはり「単」。俺がこのページで開催してる競馬予想大会が「単」を基本にしてるのも、そのため。『どの馬
が勝つか?』というのが競馬予想の命題であることは言うまでもないだろ?
優:まぁ、それはそうだね。でも、それじゃあ、何で今まで「単勝」じゃなくて「馬連」を買ってきたんだい?
だ:それについては、答えは簡単。「単勝」じゃなくて「馬連」の理由は、単に配当的なものだけ。ただ、俺は「馬連」を買うにも、常に「単勝」
を念頭において買ってきた。今までも、◎ってのは、連軸馬につける印じゃなくて、勝つ馬・アタマを取る馬につけるって意識を捨てたこ
とはないよな。
優:ということは、これからは「馬単」で勝負していくのかい?
だ:そういうことだ。今後、俺の馬券は「馬単」!ここに宣言する!!
優:よせばいいのに...まさか2点で仕留めるなんて無謀な考えはないよね?
だ:バッカヤロー!馬券を「馬単」に変えるからといっても、それは、あくまでも今までの延長線上のもの。当然、「馬単2点勝負」だよ。
優:やめときなよ。1日全レース勝負してオケラってのが今まで以上に増えるよ。大体、キミも朝から競馬場に行って、よく全レース買うよね。
難しいレースは買わなきゃいいのに。何で、なんでもかんでも全部手を出すんだい?プロだ、アマだって言うけど、本当のプロなら、レー
スを選ぶんじゃない?
だ:お前も、世に出回ってる本か何かで、「真のプロはレースを選ぶ、全部手を出すのはバカ」みたいなのを見たんだろうな。もちろん、俺も
そういう考えがあることくらい知ってる。だけどな、俺に言わせりゃ、レースを選ぶヤツは「甘い」!例え話になるけど、巨人の松井が、「今
日の阪神は井川だから、打率が下がるとマズイ。だから出ない」とか言うか?あるいは、横綱・貴乃花が、まぁ最近は土俵にさえ上がって
ないけど、「今日は武蔵丸戦だし、対戦成績もよくないから休むよ」とか言うか!?そんなこと言わないだろ?本当のプロってのはな、どん
なに相手が強かろうが、例え自分に分が悪いと思ったとしても、全力で立ち向かっていくものなんだよな!
優:だから...
だ:例え、5〜6頭横一線で、◎を打つのに難儀するレースであっても、あるいは、道悪で予想困難なレースであっても、最大限の努力をして
立ち向かうのがプロ。俺は、だから常に競馬場に行った時は全レース勝負を心掛けてる。
優:まぁ、どっちが真のプロかってのは、人それぞれの考えがあるから、どっちが正しいとは言えないと思うけど、キミが今の信念を貫いて、
馬単2点勝負を続ける限り、厳しい馬券生活になることだけは間違いないね。
だ:心配してくれるのはありがたいけど、俺もただ手をこまねいて馬単勝負をしようって訳じゃない。
優:何を考えてるんだい?
だ:さっきも言ったとおり、「馬連」→「馬単」に移行するといっても、俺の場合はあくまでも延長線上のもの。ただ、やはり俺にも間違いなく「馬
連」であることへの「甘え」はあったと思う。GI戦に関してそれはないけど、一般レースの予想では、「◎馬は連絡みすればOK」という甘い
考えが心のどこかに間違いなくあったと思う。
優:それで、どうするんだい?
だ:これから、本格的にGIシリーズが開幕する秋華賞までの間、馬券は「単勝1点」で勝負する。その間、配当的妙味は一切気にせず、純粋
に「勝つ馬探し」に専念する。今までの「甘えた◎」を払拭するためにな。
優:秋華賞前にスプリンターズSがあるけど、スプリンターズの馬券はどうするんだい?
だ:その時期は、今言ったとおり、”The Road to 馬単”の時期。スプリンターズ限定で「単勝1点勝負」にさせてもらうよ。
優:そして、秋華賞からは...
だ:当然、「馬単2点勝負」!もち、「裏」ナシでな。
優:う〜ん、明らかに無謀な挑戦だけど、キミが本気で馬単と向き合うつもりなのは、良く判ったよ。まっ、無理だと思うけど健闘を祈ってあげ
るよ。 (2002.8.27)