しなやか生徒指導 

   
−生徒を大切にした明日につながる実践を−
                 
               学事出版 2004年7月刊 1400円+税

◆まえがき

 生徒をめぐる生活環境は悪化の一途をたどっている。したがって、生徒指導もますます難しくなっている。本書は、その状況を切り開く実践視点をまとめた。
 第一章では、生徒指導が効率よく生きる学校体制についてとりあげた。特に、生徒指導情報の回路について触れた。
 第二、第三章では、生徒指導の具体的な方法やそのわざをとりあげた。生徒指導につきものの「力わざ」のほかに、指導の豊かな世界のあることを紹介した。
 第四章では、生徒指導をめぐる保護者との「共育の輪」について触れた。教師と保護者が輪を結べば、事態解決の半ばの成功を手に入れることができる。
 第五章は、近年の生徒指導をめぐる事件を題材に、生徒指導のあり方を考えてみた。
 なお、本書の論文は「生徒指導」誌に連載したもので、2001年に刊行した「生徒指導おもしろチャレンジ20」に続く著作である。
 本書が、明日につながる生徒指導実践の、いささかの参考になれば幸いである。

                          家 本  芳 郎

◆第1章 生徒指導の生きる学校
 1 個々の生徒を大切にする生徒指導
 2 内への情報公開          
 3 風通しのよい学校 
 4 要求の回路 
 5 職場を耕す

◆第2章 生徒指導の方法
 1 生徒の現実から出発
 2 学級担任の複眼的指導 
 3 定義しなおす
 4「治療する」という方針
 5 教育すればするほど悪くなる?

◆第3章 生徒指導の技術
 1 きみには黙秘権がある
 2 代案を示してやめさせる
 3 授業中の居眠りのおこし方 
 4 犯人がつかまらない 
 5 力を引き出すシュミレイション

◆第4章 保護者・地域と手を結ぶ
 1 問題行動の親への知らせ方 
2 保護者との学校での面談
3 大事なことで手を結ぶ

◆第5章 事例に学ぶ生徒指導
 1 裸体体罰事件に学ぶ 
 2 指導の行き過ぎ事件
 3 全治3週間の傷を負わせた体罰問題
 4 N市事件と生徒の思想的自立

◆あとがきにかえて
  「わかりません」「できません」と言おう  



   生徒指導おもしろチャレンジ20


                       学事出版 2001年3月末刊

家本 芳郎 著

本書「まえがき」より

 ほっておいたら暗く苦しくなるばかりである。そんななかで、「面白いことはないか」と待っていても、しぜんに面白くなることはない。
「面白くしよう」ととりくまないと、面白い実践は生まれてこない。面白さはつくり出す世界なのである。
 本書は雑誌「生徒指導」に3年間にわたって連載した「面白生徒指導」のなかから数編を抜粋し、さらに手を加えて、4つの章にまとめたものである。
 苦しさのなかでも、余裕を失うことなく、発想を転換し、楽しみながら指導の輪をつくってとりくみたいものだと、そんなコンセプトで書いた。自分の実践にかぎらず、世の実践家の面白実践も紹介した。
 これからますます難しくなる子どもたちの指導に、少しでも役立てていただければ、幸いである。

 目次
 まえがき

第一章 ソフトなゆとりある方針
 1 注意、一発
 2 流行にはアバウトな指導
 3 やめよう恐怖アピール
 4 切れそうなときの選択肢
 5 危機を乗り越える力を育てる

第二章 問題の続発に悩むとき
 1 苦しいときは基本に戻る
 2 学級崩壊、5つの値
 3 優先順位を組み替えよう
 4 子どもたちと雑談しよう
 5 自慢大会で吹き飛ばせ
 6 身体からみる教育実践

第三章 発想を転換する
 1 しきたりにとらわれない
 2 工夫したい教師のメッセージ
 3 日常の教育学
 4 もっと楽しようと考える
 5 ゲーム感覚で学習休暇

第四章 みんなで楽しくとりくむ
 1 その場て注意の方針を問い直す
 2 指導資料配布によるクイズ事件
 3 生徒指導に校長の出番を
 4 教職員会議「共感の話法」

あとがきにかえて ディシプリンとカウンセリング




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