新刊紹介    高文研         高文研HP


 <目次>
   
    書        名   編  著  者  定  価  発 行
ふたり読み
 群読・実践シリーズ/CD付き/
日本群読教育の会=企画 
家本芳郎=編・脚色
 1900円+税  2005.9
教師のための「聞き方の技術」入門 家本 芳郎 著  1.500円+税  2005.3 
「続 いつでも どこでも 群読」
CD付き

 
 
日本群読教育の会
家本・重水編
 2.200円+税  2004.7
「いつでも どこでも 群読」 日本群読教育の会
家本編
 1.600円+税  2003.7
「二人読み」
  二人で読めばなお楽しい 
家本 芳郎 編  1.400円+税  2003.7
イラストでみる楽しい「授業」入門 家本 芳郎 著  1.400円+税  2002.4
イラストでみる楽しい「指導」入門 家本 芳郎 著  1.400円+税  2001.4
家本芳郎と楽しむ群読CDブック 家本 芳郎 編  2.200円+税  2001.3






   ふたり読み  群読・実践シリーズ/CD付き/

 
 
★刊行にあたって★ 

群読はまだ新しい表現文化てある。「大勢で唱えれば、その願いごとはかなうだろう」からはじまった表現文化である。
 群読は、大勢で読むのだが、文意にあわせて分担して読む。そこに特徴がある。今日、いろいろな場で、この表現が採用されている。読む楽しさが倍増すると同時に、訴求力が強まるからだ。
 わたしたちは、この群読を教育現場にとりいれることで、子どもたちの表現力を育てようと考え、その研究団体として日本群読教育の会を組織した。
 その研究・実践のなかで、「みんなで声を出す群読文化」は子どもの発達、とりわけ脳を活性化し、
また、協力して表現することで、音読する喜びや楽しさを育て、表現力を磨き、その社会性を育てることも実証された。
 これまで、日本群読教育の会では、会員の実践をまとめた「いつでもどこでも群読」「続 いつでもどこでも群読」の2冊を刊行し、群読教育の普及をはかってきた。幸いにも好評を得ている。
 今回さらに、群読教材の領域ごとに、その実践を深めていくことにし、各論ごとの実践選書を企画して、高文研より刊行することになった。ハンディな仕様にして、なるべくCDをつけて普及することにした。全10数巻を予定し、できたものから順次刊行することになった。 
 本書はその一冊にあたる「ふたり読み」で、小人数でもできる群読実践書である。
 本シリーズが、さらに群読教育の研究・実践を深めていくことを期待している。

                      日本群読教育の会 会長  家本 芳郎


<目次> *CD収録

 ふたり読みの指導法

 1  言葉で遊ぼう         
  *くちびる たいそう   まど・みちお
   だれも知らない     谷川俊太郎
   しらないおとこ     寺田 晃 
  *へんなまち       島田陽子
  *ないないづくし     谷川俊太郎

 2 家族をうたおう
  *あいづち        きたはら むねかず
  *おじいちゃんのおとし  荘司  武
  *きってのあじ      神沢 利子
   おばあちゃんの話    こわせ・たまみ
  *おねえさん       垣内 磯子
  *お父さんと同じことばにして   上松 良光
   おとうさん       鶴見 正夫
  *川           谷川俊太郎

 3 自分をみつめよう
  *へそ          高橋 忠治
  *なくしもの       木村 信子
  *ばんがれまーち     坂田 寛夫
   朝がくると       まど・みちお
  *ともだち        須永 博士
  *出発するのです     山本 瓔子
  
 4 しぜんをうたおう
  *せいのび        武鹿 悦子
  *いろんな おとの あめ 岸田 衿子
  *ふしぎ         金子みすヾ
   雨のうた        鶴見 正夫
  *はるをつまんで     宮沢 章二
  *雑草のうた       鶴岡千代子
  
 5 動物をうたおう
  *いいやつ見つけた    坂田 寛夫
  *こおろぎ でんわ    みずかみ かずよ
  *山鳩子鳩・粉雪     M・Y子
   あめのひのちょうちよ  こわせ たまみ
  *小鳥          間所 ひさこ
  
 6 楽しい歌をうたおう  
   シャボンとズボン    鶴見 正夫
   それは ボク      香山 美子
  *あるけ あるけ     鶴見 正夫
   ぼうしのかぶりかた   谷川俊太郎
  *なわとび        芦村 公博
  *おならは えらい    まど・みちお
  
 7 わらべ歌で遊ぼう 
  *あんたがた どこさ   
   さよなら三角
  *大さむ小さむ
  *おじょうさんの勉強
  *鹿 鹿 角何本     藤田 圭雄
  
 8 童謡を読もう 
  *春が来た        高野 辰之
  *見てござる       山上 武夫
   肩たたき        西条 八十
   月の沙漠        加藤まさお
  *田舎はいいな      伊藤アキラ
   歌の町         勝  承夫






 


 教師のための「聞き方の技術」入門


                               家本 芳郎 著

まえがき>

 教師は教え好きである。人の顔さえみれば教えたがり、ときに、「教えて」と頼まれないこと、教えなくてもいいこと、教えてはならないことまでも教えようする。だからだろうか。どうも「聞く」ことが苦手である。
 教師と子どものコミュニケイションは双方向性なのに、聞くことが苦手だと、一方通行になってしまう。
 そういう反省にたって、現代の教師には、とくに「聞く」力が求められるようになった。
 その要請に応えて本書は誕生した。教師のための「聞き方」入門である。「聞く」力が身につけば、教師の指導力は一挙に倍増するに違いない。
 本書は わたしのメールマガジン「教育実践ノート」に40回ほど連載した「聞き方の技術」をもとに、新たに書き加えたものである。
 前に、高文研より「教師のための話術入門」を上梓したが、本書はその姉妹編でもある。
 本書とあわせてお読みいただければ幸いである。                 
                                 家本 芳郎


 <目次>

 まえがき
 第一章 今 なぜ「聞く」が必要か
  1 日常の「聞き方」に疑問 
  2 子どもの話を聞く3つの効果
  3 「きく」指導の「これから」
  4 「聞く」ことは自己の再創造に役立つ

 第二章 聞き方のわざ
   1 心を無にして聞く
   2 外見から判断して聞かない
   3 くりかえす癒しの技法
   4 子どもの話を受けるわざ
   5 うなずきの自己開示の技法
   6 パフォーマンスをそえて聞く
   7 聞き上手の5つのセオリー 
   8 聞くにはときに忍耐が必要
   9 聞き下手は話し下手 
  10 話したいことを聞く
  11 評価して聞く
  12 アプローチの情報を入手する 
  13 聞く声のトーン
  14 聞き方 アラカルト 

 第三章 子どもの話の聞き方
   1 「あのね」の実践
   2 もじもじを聞く
   3 子どもの話をたしかめる
   4 答えを求めない質問がある
   5 子どもの訴えを聞く
   6 「ぶった」か、どうかを聞く
   7 ぶったことを認めない子
   8  念をおす子の聞き方
    9 問題行動をした子どもの話の聞き方
    10 相談の聞き方
   11  「まちがっている」の聞き方
   12  ひと手間かけて聞き出す
   13 授業における聞き方

 第四章 子どもの聞く力を育てる
   1 子どもは選択的聴取
   2 聞き方を教える
   3 5W1Hで聞く 
   4 聞き方の指導実践例
   5 『聞く」力を育てるインタビューごっこ

 第五章 教師の「聞く力」を伸ばす 
   1 聞き下手は・話下手は想像力で補う
   2 世間の人の話をよく聞く
   3 講演の聞き方のマナー
   4 教師の聴き方に問題がある
   5 だれにも、ていねいな言葉で応対する
   6 子どもの間違いから聞き方を反省する
   7 教師の生徒の悪口、その真意を聞く
   8 沈黙の怖さに打ち勝つ聴く心得4ヵ条
   9 子どもたちと雑談する

  教師の「聞く」手引書  あとがきにかえて





    

  続「いつでも どこでも 群読」 CD付き

        日本群読教育の会  家本・重水編 
 
はじめに     重水 健介
凡例――本書に使用されている群読の記号・用語解説
◎さまざまな場での群読活動

第1章 授業のなかで使われている群読

  1 小学校・低学年の教室で
    ・詩「ともだち」を学級の団結コールに…………伏見かおり
                 伏見実践に学ぶ   坂尾知宏
    ・算数に「群読調」を取り入れて …………………吉田 靖
                 吉田実践に学ぶ   重水健介
    ・詩の授業から群読への発展 ………………………深沢英雄
                 深沢実践に学ぶ   澤野郁文

  2 小学校・中学年の教室で
    ・子どもたちがだいすきな「ガオーッ」を群読で楽しむ 
                          …加藤征子
                 加藤実践に学ぶ   坂尾知宏
    ・学級の団結・活性化に「きかん車」で群読 ……深澤五郎
                 深澤実践に学ぶ   澤野郁文

  3 小学校・高学年の教室で
    ・群読で育て、チャレンジする心! ………………糸井利則
                 糸井実践に学ぶ   片桐史裕

  4 中学校の教室で
    ・古典にいどむ―――『平家物語』から「扇の的」 毛利 豊
                 毛利実践に学ぶ   重水健介

  5 高校の教室で
    ・表現して理解する――陶潜の「飲酒」 …………片桐史裕
                 片桐実践に学ぶ   毛利 豊  
 第2章 学級・学年・全校活動のなかでの群読

  1 小学校での群読実践
    ・古典を楽しむ――弁天小僧になりきって ………川崎瑞枝
                 川崎実践に学ぶ   毛利 豊
    ・一年生とはじめての群読「あいうえお・ん」……福澤紀子
                 福澤実践に学ぶ   澤野郁文
    ・民話の世界を共有する『モチモチの木』 ……馬見塚昭久
                 馬見塚実践に学ぶ  片桐史裕
    ・卒業生に贈る群読「生きる」 ……………………日置敏雅
                 日置実践に学ぶ   片桐史裕
    ・羽ばたけ六年生――六年生を送る会で …………古関勝則
                 古関実践に学ぶ   澤野郁文
    ・朝の会の日替わりメニューに群読を ……………長塚松美
                 長塚実践に学ぶ   坂尾知宏
    ・「リュウ先生の思い出」   ……………………松本順子
                 松本実践に学ぶ   重水健介

  2 中学校での群読実践
    ・学年集会での学級反省を群読で …………………山口 聡
                 山口実践に学ぶ   毛利 豊
第3章 教師たちの群読

    ・教師の思いを生徒に伝える教師の群読 …………荻原 啓
                 荻原実践に学ぶ   重水健介
    ・学年じまいの集会で、教師の群読を披露! ……澤野郁文
                 澤野実践に学ぶ   片桐史裕
    ・日本群読教育の会・湯布院大会開会セレモニー 河野邦房
                 河野実践に学ぶ   澤野郁文
第4章 地域のなかでの群読
    ・群読から生まれるみんなの笑顔 …………………新田茂子
                 新田実践に学ぶ   毛利 豊
    ・公民館活動の一環として群読を楽しもう! ……海上和子
                 海上実践に学ぶ   重水健介
◎資料 すぐに使える脚本集

▼ふたり読み脚本
「おにぎり ころりん」/「きのうのあしたはなんだっけ」/
「ハヒフペポ」/「かまきり」/「うそつき」(以上、家本編)

▼群読脚本
「あるけ あるけ」「ちいさい おおきい」加藤恭子編/
「いっぱい」深沢英雄編/「ドレミファかえうた」家本芳郎編/
「にんげんを かえせ」坂尾知宏編/「人間の勝利」秋元紀之編/
「諸君よ」上村弘編/「なのだソング」海上和子編
 あとがきにかえて    毛利豊
◎CD収録作品目次

  「タイトル」原作者/表現者・指導者 

1 「あるけ あるけ」鶴見正夫/小学校学校1年生・加藤恭子
2 「おおきい ちいさい」香山美子/小学校1年生・加藤恭子
3 「あいうえお・ん」鶴見正夫/小学校1年生・福澤紀子
4 「ともだち団結コール」葉山小学校1年1組/
                 小学校1年生・伏見かおり
5 「弁天小僧より」歌舞伎台本より/小学校1年生・川崎瑞枝
6 「いっぱい」谷川俊太郎/小学校2年生・深沢英雄
7 「かえるのたいそう」鶴見正夫/小学校2年生・深沢英雄
8 「モチモチの木」斉藤隆介/小学校3年生・馬見塚昭久
9 「生きる」谷川俊太郎/小学校5年生・日置敏雅
10 「人間の勝利」山村暮鳥/中学校3年生・秋元紀之
11 「諸君よ」宮沢賢治/中学校3年生・上村弘
12 「TUNAMI」荻原啓/教師・荻原啓
13 「いつでもどこでも群読」河野邦房/教師・市民・河野邦房
14 「ドレミファかえうた」坂田寛夫/教師・日本群読教育の会
15 「あめ」山田今次/教師・澤野郁文
16 「おにぎり ころりん」まど・みちお/日本群読教育の会
17 「きのうのあしたはなんだっけ」田辺宏明/日本群読教育の会
18 「ハヒフペポ」谷川俊太郎/日本群読教育の会
19 「かまきり」畑中圭一/市民・海上和子
20 「うそつき」大州秋登/市民・海上和子
21 「なのだソング」井上ひさし/市民・海上和子
22 「江戸バカ囃子」大分玖珠サークル編/老人会・新田茂子
23 「学校での群読活動紹介」/6年生・長塚松美
 
   


 

  いつでも どこでも 群読  高文研 1600円
                       2003.7月 刊行

<まえがき>  

 「音読」は、かって「学習」の基本形であったが、いつしか「黙読」が主流になった。
しかし、わたしたちは「声に出して読む」ことの必要性を自覚し、その表現形式として「群読」をとりあげ、実践的に研究してきた。
 わたしたちの研究・実践の特徴は、「声の文化」として群読を位置づけ、一つは「楽しい声の輪をつくること」二つは「日本の伝統的なデクラメイションの技法を継承発展させること」としている。
 十数年前に、そうした群読教育の実践や研究に関心をもつ教師が集まって、日本群読教育の会を発足させた。発足当時は、十指にも充たぬ微々たるものであったが、全国各地において、実技講座を開き、群読教育の普及にあたってきた結果、しだいに会員もふえてきた。
 昨年、東京にて念願の第1回全国研究大会を開き、成功裡に出発を飾ることができた。その勢いに乗って、引き続き、今年度は大分県湯布院にて開くことになった。
 本書は、高文研の協力を得て、その大会記念号として企画した。願わくば、毎年、大会を記念して、会員の実践を上梓したいと思っている。
 本書には、会員の実践記録を収録し、各実践には、4名の編集委員が「この実践に学ぶ」をコメントした。さらに、群読教育をすすめるための入門的な解説も併録した。
 本書が、子どもたちの表現力を育て、声の文化の活性化に役立てば幸いだと願っている。

                    日本群読教育の会 代表  家本 芳郎



まえがき  家本芳郎
T さまざまな場での群読活動
第1章 授業における群読
  1 小学校低学年の授業で
   ・詩「おおきくなあれ」  
   ・子どもたちが作った「かさこじぞう」
  2 小学校中学年の授業で
   ・音読からの発展「かもつれっしゃ」
  3 小学校高学年の授業で
   ・ 参観日におこなった群読の授業
  4 中学校の授業で
   ・金子みすゞがつなぐ群読脚本づくり
   ・古典に挑む「衣笠城の合戦」
  5 高校の授業で
   ・身体表現としての群読
                       


長塚 松美 
川崎 瑞枝

山中 伸之

坂尾 知宏

毛利  豊
家本 芳郎 

片桐 史裕          
 第2章 学級・学年・全校活動のなかの群読
  1 小学校の実践
   ・学級群読大会  
   ・一年の総括を群読で「これがみんなの1年間」
   ・学習発表会で元気に群読「あめ」
   ・朗読劇「ちいちゃんのかげおくり」
   ・学習発表会で「虹を見上げて」
   ・「ヨーシコーイ!」学習発表会で全校群読
   ・広島修学旅行の平和ミニ集会
  2 中学校での実践
    ・平和祈念集会の宣言を群読で
    ・生徒会ひきつぎ集会       


深沢 英雄
姫野 賢一
加藤 恭子
吉田  靖
及川 宣史
澤野 郁文
松本 順子

中村 聖子
重水 健介
第3章 教師たちの群読 
  1 学年開きで響いた教師の声 
  2 教師のメッセージを群読にのせて     

山口  聡
橋本 尚典
荻原  啓
第4章 地域での群読
  1 群読の楽しさを地域高齢者の皆さんと     

新田 茂子
U 脚本つくりから発表まで
1 脚本づくり
 2 練習
 3 発表会
 4 発展
家本 芳郎
V 日本群読教育の会の活動について
 
   各実践記録には「この実践に学ぶ」コメントがついています。
    コメンテイター 毛利豊・重水健介・片桐 史裕・澤野 郁文








               二人読み       高文研    1400円  
                            2003.7月刊行


                 <まえがき>

 声に出して「一人で読む」「みんなで一緒に読む」は、とても楽しい活動です。加
えて、このごろ、「群読」がさかんになりました。群読は、大勢で読む楽しさをわか
ちあうことができるからです。
 「群読」は「斉読」とは異なります。「群読」の特徴は分読にあります。詩文の内
容によって分担をきめて読みます。
 そのなかに、二人で分読すると、楽しい詩があります。本書は、そういう詩を「二
人読み」として集めました。
「二人読み」には、3つの利点があります。
 1 「二人読み」は、朗読と群読の中間教材です。朗読の拡張バージョンとして、
   一人ひとりの子どもの朗読力を育て、さらに、群読への発展にもなります。
 2 小人数の学級にもふさわしい教材です。小規模・複式で「群読ができない」
   という学級でも、「二人読み」ならすぐにできます。児童数が一人の学級でも、
   教師と「二人読み」ができます。
 3 また、家庭でも楽しめます。お母さんと子ども、きょうだいや家族でも楽しむ
   ことができます。
   詩によっては「おばあちゃん」も参加できます。家族の団欒に、もってこいの
   楽しい文化です。
   なんといっても「二人で読めば、なおなお楽し」だからです。

 ★「二人読み」の読み方★

 「二人読み」には読み方があります。
 1 まず二人組をつくり、どちらが1を読むか、2を読むかをきめます。
 2 タイトルと作者名は1と2の二人で読みます。
 3 あとは、1,2と書かれた分担にしたがって読みますが、読み終わったら、
   もう一度くりかえして読みます。くりかえして読むときは、1,2の分担
   を交替して読みます。
<例> 
    1 太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ
    2  次郎をねむらせ、次郎の屋根に雪ふりつむ
    2  太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ
    1 次郎をねむらせ、次郎の屋根に雪ふりつむ

   こう読むと、どちらも、全文を読むことになり、同時に、相手の読み方から学
   ぶこと ができます。
 4 さらに読み方を工夫します。くりかえすとき、相手と同じように読むのではなく、
   表現をかえて読むようにします。すると、いっそう楽しい「二人読み」になりま
   す。
 5 「二人読み」になれてきたら、さらに、1と2の分担の仕方をかえてもいいで
   しょう。また、新しい表現がうみだされます。
<例>
   1 太郎をねむらせ、 
  12 太郎の屋根に雪ふりつむ
   2 次郎をねむらせ、
  12  次郎の屋根に雪ふりつむ
 
  「二人読み」を楽しんでください。
                         編者 家本 芳郎




 目   次
1 言葉を学ぼう あいうえお         新井 竹子
あいうえお         まど・みちお 
あかさたなのうた      内藤 谿子 
アイウエオ・ン       鶴見 正夫  
日本語のおけいこ      谷川俊太郎  
がぎぐげごのうた      まど・みちお
ことばのけいこ       与田 準一

2 言葉で遊ぼう
ドコダ。ココダ。      山田 今次
早口ことばのうた      藤田 圭雄
はの字           坂田 寛夫
むだばなし         中江 俊夫
なにご           木島  始
ちがい くらべ       まど・みちお
はひふへほ         まど・みちお
そうだ村の村長さん     阪田 寛夫
きりなしうた        谷川俊太郎
3 ふざけっこしよう
急ぐ老人からかい唄     坂田 寛夫
おならうた         谷川俊太郎
あまいのん からいのん   島田 陽子
きのうのあしたはなんだっけ 田辺 宏明
わるくち          谷川俊太郎
返答がえし         家本 芳郎
ドレミファかえうた     阪田 寛夫
とっきっき         谷川俊太郎
動物のじゃん        川崎  洋
4 しぜんをみつめよう ふーむのうた        新川 和子
ゆきがふる         まど・みちお
かまきり           畑中 圭一
やまのくちぶえ       有馬  敲
かたつむり ニュー・ユイ作/出沢万紀人訳
ほんとだよ         竹田 尚子
みえない星         金子みすゞ
きりぎりすの山登り     金子みすゞ
5 自分をみつめよう ふと            武鹿 悦子
ヤダくん          小野 ルミ
なまけ忍者         しょうじ たけし
うそつき          大洲 秋登
なぜ?           やなせ たかし
わからんちゃん       まど・みちお
そうだとばっかり      小林 純一
6 母をうたおう テキパキパキッこ      おうち・やすゆき
はやく はやく       藤富 保男
おにぎり ころりん     まど・みちお
おやすみなさい       鶴見 正夫
いやなこと         島田 陽子
7 人々をみつめよう おきゃくさま        香山 美子 
さかなやのおっちゃん    畑中 圭一
ハヒフペポ         谷川俊太郎
おばあちゃん        白根 厚子
「どっこいしょ」      みねぎしなつめ
なんておもったら      佐野美津男
芸術品           いがらしれいこ






 家本芳郎と楽しむ群読CDブック
                       
2001年3月 発行
                                出演 青年劇場


 第1章 CDに収録した群読脚本
   1 おがわのマーチ   2 あいうえお・ん   3 カエルのぴょん  
   4 らいおーん   5 うんとこしょ   6 ヤダクン   7 なまけ忍者
   8 早口言葉   9 ゆきがふる   10 どっちの学校いい学校   11  地引網
   12 どいてんか   13 山かつぎ   14  あめ   15  和尚さんと小僧さん
   16  パナンペの話   17 むかしむかしのおかしな話   18 おむすびころりん
   19 祭りだ、わっしょい


 第2章 群読指導のアイデア
   1 声が出る群読の授業/教材「らいおん」 
   2 その他大勢にしない役づくり/教材「おむすびころりん」
   3 表現の指導言/教材「祭りだ、わっしょい」 
   4 無声音/教材「地引き網」  
   5 発表をどう評価するか


  本書「まえがき」より

 群読は実際に見て聞いてみないと分からないことが多い。紙上でいくら説明しても、なかなかそのイメージが伝わらない。
 これまでに、群読について何冊かの本を書いてきたが、ずっと、そういうもどかしさを感じてきた。そんなおり、群読をCDに収録して刊行することになった。
 群読にはいろいろな表現が可能である。このCDをたたき台にして、さらに、工夫を重ねて、子どもたちの指導に役立ててほしいと願う。
 群読活動は、今後、さらにその重要性が強まることが予想される。それは、あらゆる場面て、「ともに声を出す」ことが求められるからである。「ともに声を出す」ことは、「ともに生きる意思」を示し、「ともに伸びようとする力」を示すことになるからだ。群読活動は、その意味で、新世紀の有力な学校文化活動となるにちがいない。

 末尾ながら、CDの制作にあたって、「翼をください」の上演活動で有名な「青年劇場」のみなさんに、多忙な公演活動の時間を割いて、出演していただくことができた。教育現場によくみられる表現とはまた一味ちがった創意によって、群読活動に貴重な一石を投じていただいた。深く感謝するしだいである。


      イラストでみる楽しい「指導」入門
                                

                                
 まえがき

 多くの教師は、ニコニコ笑いながら子どもたちに話しかけると、子どもたちもまた笑顔で応じてくれるという世界を夢見ている。
 そんな世界の実現も、けっして夢ではない。ただし、その実現には、指導力が必要である。
 子どもの指導がたいへんむずかしくなってきて、学級崩壊のように、指導不成立に追い込まれるようになってきた。指導不成立は、教師にとって、なによりもつらいことである。全人格的ダメージを受ける。そのことで、定年をまたずに教職を去る教師も少なくない。
 だが、指導不成立のとき、教師自身が拒否されたと思い込んではならない。指導が拒否されたのである。
 ものをつくる仕事は、突き返されたり、拒否されたりすれば、また新しいものにつくりかえて提供する。指導不成立も同じように、指導が拒否されたのだから、これまでの指導を総括し、新しい指導につくりかえて、指導すればいいのである。
 これからの教育には、たえず、新しい指導をつくりだす工夫が求められることになろう。
 しかし、日本の教育界は、指導の研究は苦手である。研究する必要がなかったからである。教師は「先生様」だったので、一言の注意で、十分に用が足りたからだ。その代表例が、指導=注意という考え方で、これはいまだに根強く現場を支配している。

 ところが、近年、一言の注意では、言うことをきかない子どもたちが出現し、さて、どう指導するか、となって、あれこれとやってはみたが、効果はなく、かくて指導不成立の状況を招くにいたった。
 今日の学級崩壊における指導不成立は、指導力の不足が主因ではないが、その克服策のひとつである学校の教育力の倍増計画には、必須の課題となろう。 

 本書は、その指導の入門である。あえてイラストにしたのは、指導の豊かなイメージをいだいて、指導にチャレンジしてほしいからである。 ここに書いた内容は、これまでに指導について書いたものに手を加えてある。
 1章は、指導=注意という状況を打破するための工夫を説いた。
 2章は、指導のなかでもっとも多用されている「ほめる・叱る」について、時代にあった方法を採用すべきだと、その具体例をあげた。
 3章は、指導にはいろんな方法があるが、ここに、その基本形を概括した。どんな複雑な指導も、これらの基本形をくみあわせたものである。
 4章は、ことにあたり、指導を楽しもうとする態度が余裕をうみ、結果的に好ましい結果をもたらす。教師にとって楽しいことは子どもにとっても楽しいことだからだ。ここに、そのいくつかのノウハウを解説。 
 5章は、指導の最高形態である自治の指導に触れ、そのしくみをどうつくると、子どもたちは自発的に活動するすのかをまとめた。

 本書によって、指導力を身につけ、パワーアップすれば、指導は成立、教師生活は順風満帆にして、指導の優位性にたった教育をすすめることができる。
 ということで、さっそく、本書を友に、パワーアップ大作戦を展開しよう。

<目次>

まえがき

1 「注意」に「注意」
  ★いちばん能率的で楽  ★大小・軽重  ★注意=叱責  ★悪い注意の仕方
  ★注意の展開   ★「注意」表現の工夫   ★書いて「注意」  ★注意書きの工夫
  ★ノンバーバルによる   ★限定法  ★注意のリニューアル ★クイズで注意 
  ●注意=指導か●

2 ほめ方叱り方
  ★評価する3つの場  ★個性に則して評価する  ★ほめ方のセオリー
  ★じょうずな叱り方  ★心に残るほめ方  ★心に残る叱り方
  ★子ども同士でほめる
  ●自己実現の助言● 

3 指導のいろいろ
  ★教師の位置/授業 ★教師の位置/個別指導  ★指示法  ★助言法 1
  ★助言法 2  ★ハウツウ法  ★情報法   ★説得  ★奨励法
  ★モデリング 1 ★モデリング 2  ★自己開示法 ★聞く
  ●指導の多様性を学ぶ●

4 楽しく指導
  ★楽しいネーミング  ★称号法  ★ソフト法  ★再現法  ★劇化法
  ★二段階法 ★失敗は取り戻せる ★教育的演技  ★スキンシップ 
  ★子どもたちも研究 ★ワークシヨップ ★共生型教師への転換
  ●まず教師が楽しむ●

5 子ども共和国づくり
  ★大統領・大臣を選ぶ ★憲法・国旗・国歌 ★議会 ★地方組織
  ★楽しい会社をつくる  ★面白い会社をつくる ★ユニーク会社をつくる
  ★遊びサークル活動  ★楽しい活動ベスト3 ★大切な要求活動
  ●指導の最高形態●


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