新刊紹介
![]() すぐつかえる 授業 ハンドブック 「快心の授業」をめざす先生方に わたしの経験だが、一年のうち、「快心の授業だった」と満足できる授業は数えるほどしかなかった。ここでいう「快心」とは、教師と子どもたちの双方にとっての満足度をいう。子どもたちの満足度は、授業が終わったときの表情で、それとわかる。 だが、つねに、不満足感がつきまとっていた。その不満足感を推進力にして、子どもたちとともに、次の授業に挑むのだが、それでも、なかなか思うような授業はできなかった‥‥そんな思い出があるが、今も、同じように、多くの教師が「快心の授業」をめざして奮闘している。 本書はその応援の書として編集した。 教育は、ディティールから成り立っている。ディティールを軽視すると、堅固な長堤が蟻の一穴から崩壊するように、授業不成立を招くことになる。 本書は、その認識のもと、細部にこだわりながら、6つの章を立てて授業のわざを詳述した。 第1章は とくに、現在、求められる基本的な授業のわざをとりあげた。授業が荒れるのは、基礎・基本が疎かにされているからである。たとえば、授業のルールを子どもたちとの合意をはからずに教師が押しつけているといったようにである。 第2章は、授業における教師と子どもたちとのコミュニケイションに必要なわざをとりあげた。とくに、学習へのモチベイションを高める教師のはたらきかけに焦点化した。 第3章は、子どもたちの学習動作や学習技術を育てる指導のポイントをまとめた。子どもたちの学習活動がスムーズにすすめられるには、その勉強の仕方や道具の扱いなどのわざを身につけなくてはならないからだ。たとえば、鉛筆を正しく持てなくては、文字を書くことにも支障をきたすからである。 第4章は、授業のふしめをつくる学習活動について触れた。一年間、だらだらと授業を流していくのではなく、ときに、結節点をつくり、総括し、メリハリをつけながらすすめることが望まれるからである。 第5章は、授業は子どもたちが中心になって、主体的にとりくむとき、生き生きした、よくわかる・よくできる授業が成立する。そのためには、子どもたちの自発的な参加を引き出さなくてはならない。ここにはそのいくつかの実践ポイントをまとめた。 第6章は、授業の悩みは多岐にわたるが、そのなかから代表的な問題点を抜き出し、その解決法を示唆した。 以上、授業のわざの基本百科をめざして編集した。この一冊で授業のおよそすべてがわかるというようにである。 共著者は、わたしの「メル友」に依頼した。いずれの方も、今や、日本の良心的な教育を支える核ともいうべき実践家で、その錚々たる顔ぶれに、だれもが一驚するにちがいない。 その先生方の知遇を得、協力を得て、本書が完成した。多忙の中、執筆していただいて感謝している。 本書が、「快心の授業」をめざそうとする先生方の参考になれば幸いである。 家本 芳郎 ―――――――――――――――――――――――――――――― ◆執筆一覧◆ ―――――――――――――――――――――――――――― まえがき ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1 授業の力量をあげる技術 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ a 授業のルールをどうつくるか 馬見塚昭久 b じょうずな導入のし方 大野 睦仁 c 子どもを集中させる 及川 宣史 d 私語の分析と対策 石川 創未 e 板書のし方 畑 顕 f 発問の作り方発問の仕方 松本 順子 g 個を伸ばす個別指導のし方 岡 篤 h 力のつく一斉指導のし方 及川 宣史 i 学習グループの作り方 古関 勝則 j 宿題の出し方 調べ方 平藤 幸男 k ノートへの赤ペンのいれ方 佐藤 俊一 l テストのし方 塚田 直樹 m テスト問題のつくり方 馬見塚昭久 n 忘れ物対策 平藤 幸男 o 揃えておきたい授業グッズ 佐々木智光 p 作品の保管の仕方 平藤 幸男 q 教材開発・資料の集め方のアイデア 佐藤 正寿 r 授業におけるパソコンの活用 佐藤 正寿 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2 授業の力量をあげるコミュニケイションの技術 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ a 授業における教師の話し方 長塚 松美 b 指名のし方 及川 宣史 c 発言のさせ方 自由・挙手発言 塚田 直樹 d 指示の出し方 畑 顕 e 活発な話し合いのし方 及川 宣史 f 子どもの発言の聴き方・ 畑 顕 g 授業中の子どものほめ方 大野 睦仁 h 授業中の子どものしかり方 塚田 直樹 i 授業中言ってはならない禁句 澤野 郁文 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3 学習技術の指導 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ a ノートの使い方・とり方 馬見塚昭久 b 調べ方・観察のし方 松本 順子 c 辞書の使い方 岡 篤 d 筆記用具のそろえ方・使い方 加藤 恭子 e 文字の書き方 岡 篤 f 文のまとめ方 山中 伸之 g レポートの書き方 石川 創未 h メモのし方 古関 勝則 i 取材のし方 佐藤 正寿 j 質問の仕方・高め方 佐藤 正寿 k 意見や感想の言い方・高め方 澤野 郁文 l 教科書のおろし方 畑 顕 m ノートのおろし方 澤野 郁文 n クレヨンの使い方 加藤 恭子 o 絵の具の使い方 松本 順子 p マーカーの使い方 加藤 恭子 q 筆(筆ペン)の使い方 山中 伸之 r 鉛筆の使い方 岡 篤 s 消しゴムの使い方 澤野 郁文 t 定規の使い方 山中 伸之 u コンパスの使い方 佐藤 俊一 v 分度器の使い方 山中 伸之 w あると便利な文法具(子どもが用意)石川 創未 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 4 授業のふしめをつくる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ a 授業びらき 佐々木智光 b 授業じまい 松本 順子 c 授業参観 古関 勝則 d 研究授業・授業研究会 佐藤 正寿 e 学習発表会のメニュー 石川 創未 f 学習行事 松本 順子 g 教科通信を発行する 加藤 恭子 h 保護者との面談の仕方 姫野 賢一 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5 授業をつくる子どもたちの活動 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ a 目標達成「全員漢字100点運動」 古関 勝則 b 勉強ごっこ 援助活動のし方 石川 創未 c 学習係の組織と活動 佐藤 俊一 d わからない できないときの対応 塚田 直樹 e 教師の授業を評価させる方法 大野 睦仁 f 学習する習慣を身につける 大野 睦仁 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6 授業の悩みを解決する ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ a 進度がなかなかすすまない 山中 伸之 b テストの結果に愕然とする 米沢久美子 c 学力差がひどい 平藤 幸男 d 授業態度のよくない子の指導 米沢久美子 e 専科の授業態度が悪く文句を 米沢久美子 f 同学年教師と歩調が合わない 姫野 賢一 g 週案の書き方がわからない 長塚 松美 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 解説 ![]() 10分で読める学級担任の本 あなたも今日から! 遊び指導の達人 家本芳郎 著 <まえがきより> 「遊んでばかりいないで、勉強しなさい」とよく叱られた。また、「よく遊べ よく学べ」とも教えられた。こうした言葉は、遊びと勉強は対立しあう概念だが、ともに大切な活動だから、バランスをとりなさいという意味がこめられている。 わたしは、さらに一歩すすめて、「遊ぶことは学ぶこと」だと考えている。遊びそのものが子どもにとっての勉強だと。遊びは子どもを発達させ、働く力を育てるからだ。(以下略) <目次> まえがき 遊ぶことは学ぶこと 第一章 達人の基本わざ 1 まず、あっためる。それから本番にはいる 2 リーダーの位置で集中度がかわる 3 遊びの教え方は4つ。遊びによって使いわける 4 むずかしい遊びは段階的に教える 5 遊びの隊形も遊びでつくる 6 だらだらしない。リズムよく遊ぶ 7 レパートリーは多いほどよいが、少なくともいい 8 おはこをもつ 第二章 遊びの話術 1 明るい表情と大きな声でいきいき話す 2 説明しない。いきなりはじめ、やりながら教えていく 3 ユーモアを交えて場をもりあげる 4 興味を刺激する「解説」で盛りあげる 5 「能書き」によってモチベイションを高める 6 禁止から勧誘へ、他動から自動へ 7 評価によって遊びを盛り上げる 第三章 遊びの作法を育てる 1 遊びの基本『一人遊び』の力を育てる 2 誘う・加わる・ぬける作法を身につける 3 「順番」のTPOを教える 4 けんかに学び『遊びのルール』をつくる. 5 環境に応じて遊ぶ力を育てる 6 異年令を含んだ遊びにはセオリーある 第四章 達人への道 1 何人でも遊ばせるわざをもつ 2 集中も遊びでつくり出す 3 シラけた子どもは遊びでのせる 4 遊びを使って叱ると子どもに好かれる 5 じょうずにできない子どもは援助する 6 目的をもって遊びの指導ができる 7 長期間にわたる遊びもとりあげる 資料 おすすめの遊び26選 右手左手1,2,3 耳鼻遊び 左右 うしうま アップダウン どじょう 権兵衞さんの赤ちゃん 出せ干せ ジャンケンジェンカ ゴロゴロストーン 天下泰平 武蔵と小次郎 班づくり 集合遊び 知能テスト 銭廻し 集団じゃんけん 子とり鬼 人間知恵の輪 人文字 着付け競争 住宅難 クリスマスツリー 兎の引っ越し うそ・ほんと ねことねずみ 解説 遊び心をもつ教師になる 目次へ戻る 「今、教育はさまざまな問題をかかえ、多難な状況にあるが、その困難さを一手にひきうけ苦闘しているのが学級担任である。本シリーズは、その学級担任へのエールとして企画・編集した。執筆者には、いずれも教育現場の最前線にあって、元気にはたらく、日本教育界屈指の実践家にお願いした。 座右の書としてひもどけば、ここから、くめどつきせぬ教育実践の英知をくみとることができる」 ☆「学級担任ハンドブック 小学校1年生」古関勝則著 目次へ戻る ★著者の言葉★ 小学校の教員であれば1度はやってみたい1年生の担任。1年生に「先生。先生」と慕われ、学校で一番信用される担任。どうせやるなら、子どもと楽しくやっていきたいもの、そしてしっかりと子どもに力をつけたいものです。そんなことを可能にするためのヒントを分かりやすくまとめました。初めて出会う入学式の指導から、日常生活の指導方法,楽しい授業の進め方、問題をかかえた子どもの指導法、さらに子どもの見方や親と手をつなぎあう大切さについても分かりやすく示しました。「困ったな、どうしよう」「相談する人がいない」「簡単そうでうまくいかないな」・・・そんな時に、この本を見ていただければ幸いです。 ★監修の言葉★ 本書の古関勝則先生は、全国的な生活指導運動の名高いリーダーである。その実践は、緻密にして、良心的な教育の典型をなすものである。本書は、多くの学級担任に、教育への愛と理想とその技を伝えるだろう。 ――――――――――――――――――――――――――――――― ★目 次★ ――――――――――――――――――――――――――――――― まえがき 1年生担任の魅力 ……………………………………………………………………… A 楽しい学級のスタート 1 入学式までの指導 2 大切な出会い「学級びらき」 3 入学して1週間でやること 4 「今日も楽しく」朝の会 5 「明日も楽しみ」帰りの会 ……………………………………………………………………… B 1年生をよく理解するために 1 子どもとおしゃべり 2 一人ひとりとスキンシップ 3 子どもと一緒に遊ぶ 4 やる気を引き出すほめ方 5 子どもを納得させる叱り方 6 一人ひとりの良さを引き出す 7 1年生の心とからだ みんなでお祝い「たんじょう会」 8 生活リズムをしっかりと 9 書くことが大好きな子どもに 10 一人でいることが多い子どもへの対応 ……………………………………………………………………… C イベントで楽しい学級に 1 楽しい学級行事を 2 みんなで熱中「集団遊び」 3 「お祝いの会」でまた前進 4 「まとめの会」で成長を確かめる 5 「がんばりの木」にたくさん実をつけよう 6 みんなでお祝い「たんじょう会」 7 昔の遊びで熱中 ……………………………………………………………………… D けじめのある1年生に 1 楽しみな給食 その指導 2 きれいにしよう 掃除の仕方 3 気持ちのよいトイレの使い方 4 ロッカー・靴置き場の整理の仕方 5 ていねいな言葉づかいを 6 時間を守る 7 みんなで協力 係活動 8 生き生き班活動 9 先生の指導を入れるコツ 10 机の中の整理の仕方 ……………………………………………………………………… E 「わかる」「できる」授業づくり 1 やる気の出る授業づくり 2 集中のさせ方 3 ひらがなは一日一字ずつ指導 4 ノートの使い方の指導 5 毎日大きな声で音読を 6 学習のきまりをしっかりと 7 読書の好きな子どもに 8 力のつく家庭学習 9 勉強に自信のない子どもの指導 10 全身を使って学習 11 なかなか覚えられない学習内容の指導 12 保護者も安心 授業参観 ……………………………………………………………………… F 問題を抱えた子どもの指導 1 落ち着かない子ども 2 愛情不足の子ども 3 自分で自分のことができない子ども 4 乱暴な子ども 5 忘れ物の多い子ども 6 友だちとかかわれない子ども 7 やる気のない子ども 8 うそをつく子ども 9 けんかやもめごとの指導 ……………………………………………………………………… G 保護者と一緒に子育て 1 保護者との付き合い方 2 保護者と教師を結ぶ学級通信 3 問題を抱えた子どもの親との協力 4 親と親密になる家庭訪問 5 ちょっとしたことでも保護者に連絡 6 手伝いのできる子どもに 7 テレビ・ゲームづけの生活から抜け出す 8 親子で楽しい読書 9 保護者とトラブルになった時 10 保護者同士を親しく 11 学級懇談会の大切さ ……………………………………………………………………… 解説 私の学級指導 ……………………………………………………………………… ☆「学級担任ハンドブック 小学校2年生」及川宣史著 目次へ戻る ★著者の言葉★ 子どもは可能性を秘めた、かわいい宝物です。その可能性をどう引き出すかが、教師の腕のみせどころです。先生だから子どもに教えるという気持ちではなく、共に悩み・喜び・悲しみ・怒り・楽しむ中で、私は子どもたちからパワーをもらい、ガキ大将気分でいっしょにチャレンジしながら子どもをパワーアップしてきました。子どもと持ちつ持たれつの関係で楽しく過ごす中で、いろいろなアイデアが浮かんできました。そこから「これは、よかった!」「これは、使える!」というものを選んで紹介したのが本書です。楽しい学級づくりのヒント集として活用していただければ幸いです。 ★監修の言葉★ 本書の及川宣史先生は、全国的な生活指導運動の名だたるリーダーである。その実践は、豊富なアイデアと遊び心にあふれ、常に新しい教育実践の地平を切り拓いてきた。本書は、多くの学級担任に、子どもの状況にフィットした教育技術と良心的な教育態度のなんたるかを伝えるだろう。 ――――――――――――――――――――――――――――――― ★目 次★ ――――――――――――――――――――――――――――――― まえがき いっしょに2年生を楽しもう! …………………………………………………………………… A 低学年担任としての心と体 1.今、2年生の子どもたちは 2.子どもと波長を合わせる 3.子どものほめ方 4.子どもの叱り方 5.目に見えるメッセージ 6.子どもを引きつける話し方 7.教師は役者・演出家 8.スキンシップで会話する 9.子どもと遊ぶコツ …………………………………………………………………… B 子どもが安心できる学級づくり 10.出会いを感動的に(学級開き) 11.やる気が出る朝の会 12.明日につなげる帰りの会 13.かかわりをつくる班活動 14.席替えの仕方 15.やる気が出る計画作り 16.目標の作り方 17.リーダーの指導 18.話し合いを楽しく 19.決定の仕方の指導 20.係の指導 21.当番の指導 22.学級のドラマを残す(宝の樹) …………………………………………………………………… C 明るく豊かな教室環境をつくる 23.教室が明るくなる掲示物 24.活動が広がる学級ミニシアター 25.子ども本部を作ろう 26.生き物ランドの作り方 27.黒板の使い方の工夫 …………………………………………………………………… D わかる・楽しい授業をつくる 28.2年生の授業 第一歩 29.聞く力・話す力をつける 30.学習用具の準備・使い方 31.全員発言をめざす 32.みんなと音読を楽しむ 33 計算力をのばそう 34.自分のノートを作る 35.本が好きな子どもに 36.発展学習ブームをつくる …………………………………………………………………… E 楽しい学級行事・文化をつくる 37.学期スタートの会の作り方 38.学期まとめの会の作り方 39. 歓声があがる賞状・メダル 40.達成お祝いの会でパワーUP 41.お誕生会の作り方 42.集団遊びの会で飛躍する 43.放課後遊びのすすめ 44.おすすめ集団遊びベスト3 45.楽しい歌おすすめベスト3 46.班コール・学級コールの作り方 47.給食時間にできる楽しい活動 …………………………………………………………………… F トラブルを読み解く指導 48.キレる子・乱暴な子どもの指導 49.無気力な子どもの指導 50.落ち着きのない子どもの指導 51.問題を抱えた子どもの指導 52.身の回りのことができない子の指導 53.忘れ物の多い子どもの指導 54.友だちとかかわれない子どもの指導 55.勉強が遅れている子どの指導 56.保護者とのトラブルを解決する …………………………………………………………………… G 親との関係づくり 57.保護者との関係づくり 58.いろいろな家庭訪問をしよう 59.学級懇談会のアイデア 60.親との連絡の仕方 61.授業参観とミニ発表会 62.学級通信の作り方 63.家庭学習のさせ方 64.生活リズムをつくる …………………………………………………………………… 解説 わたしの学級づくり …………………………………………………………………… ☆「学級担任ハンドブック 小学校3年生」加藤恭子著 目次へ戻る ★著者の言葉★ パワフルで活動的な小学校3年生。そのパワフルさを押さえ付けるのではなく、生かしていくようにしたいですよね。どの子も「先生ー、またあしたねー」と笑顔で帰っていけるように。そういう意味で、学級担任の最大の仕事は「子どもが明日を楽しみにする学級づくり」だと思います。 本書には、そんな学級づくりのアイデアをいろいろと書いてみました。具体的な資料も載せてあります。どこを開いてもすぐ使えます。工夫したい時、困った時、悩んでいる時「こんなやりかたもあるんだなあ」と参考にしていただければ幸いです。 ★監修の言葉★ 本書の加藤恭子先生は、生活指導運動の若手の実践家として、頭角を現しつつある俊英である。その実践は、新鮮にして機知にあふれ、なによりも子どもとともに歩もうとする良心的な姿勢に感動する。本書は、多くの学級担任に、楽しい教育実践の知恵とわざを示してくれるだろう。 ――――――――――――――――――――――――――――――― ★目 次★ ――――――――――――――――――――――――――――――― まえがき 子どもの成長に立ち会うために ………………………………………………………………………………… A 一人ひとりを大事にする学級をめざして 1、3年生の担任として心がけたいこと 2、学級開きで何をねらうか 3、身体と気持ちをほぐしたい 朝の会 4、明日が楽しみになる 帰りの会 5、 君が好きだよ のメッセージを 6、リーダーを見つけよう 7、席がえのいろいろ 8、グループをつくるときは 9、個性を生かした多様な係活動を 10、何かあったら学級会で 11、 学級じまい で何をねらうか 12、作文や詩はミニ文集に ………………………………………………………………………………… B 子ども理解のために 13、子どもと話せる身体をつくる 14、偏りのない接し方を 15、ほめ上手になる 16、叱る時は どうしたの から 17、スキンシップを大切に 18、今日の反省から明日の実践を ………………………………………………………………………………… C 楽しんでやりたい教室環境づくり 19、教室を子どもと一緒に飾る 20、子どもが活動しやすい環境づくりを 21、学級カレンダーを作る 22、子どもの成長を キラキラの木 に 23、学級文庫を充実させる 24、教室ジャングル大作戦 25、 楽しい 掃除の時間にする ………………………………………………………………………………… D 学級いきいき文化活動 26、作って食べて仲良しに 27、遊び名人の子どもに 28、学級にブームをしかけよう 29、歌やゲームで気持ちを1つに 30、学級レクで盛り上がる 31、目標達成パーティーをやる 32、業間休み、昼休みは子どもと一緒に 33、放課後にちょっとだけでも ………………………………………………………………………………… E 教師の正念場!授業づくり 34、授業で気をつけたいこと 35、こんな授業をやっていくよ!授業びらき 36、授業につかえる小物のアイデア 37、みんなで伸びる朝自習 38、宿題から自学自習へ 39、子どもをひきつける導入のアイデア 40、発言力をつける 41、学習グループを育てる 42、どの子も参加できる授業を 43、忘れ物対策大作戦 44、 ○○探検隊 45、保護者、地域の人をゲスト・ティーチャーに 46、教師の あゆみ を 47、一年間の授業を振り返る授業じまい ………………………………………………………………………………… F 気になる子ども、トラブルの対処 48、トラブルをチャンスに 49、理解の対話を大切に 50、けんか、もめごとが起こったら 51、いじめのない学級を目指して 52、キレる子どもへの接し方 53、パニックを起こす子どもへの接し方 54、集団行動が苦手な子どもへの接し方 55、自己中心的な子どもへの接し方 56、家庭に連絡する時に心がけたいこと 57、授業不成立になったら ………………………………………………………………………………… G.保護者とのつながり方 58、子どもの姿を伝えるアイデア 59、保護者とつながるアイデア 60、家庭訪問のアイデア 61、授業参観の年間計画を 62、学級通信に保護者の声を 63、保護者とトラブルが起こったら 64、つながりを意識した活動を ………………………………………………………………………………… 解説 わたしの学級づくり 目次へ戻る ☆「学級担任ハンドブック 小学校4年生」澤野郁文・尚子著 ★著者の言葉★ 虫を採り,魚を釣り,校庭を走り回り,銀杏の落ち葉のベッドで寝転がる。小学校4年生の思い出といえば,そんな楽しいことばかりです。 今,学校で同じような豊かな少年期を楽しく過ごすための学級作りができないものでしょうか。 受験・学力向上・いじめ・不登校・管理主義と,あまり楽しそうでない話題ばかりの昨今ですが,きっと楽しい学校生活というのは創り出せるはずです。 そのためにたくさんの工夫と試行錯誤を繰り返して実践してきたことを本書にまとめました。 「楽しくなければ学校じゃない」。読後に皆さんがそう感じて頂ければ、それに勝る喜びはありません。 ★監修の言葉★ 本書の澤野郁文・尚子先生は、琴瑟相和す夫妻で、ともに、全国的な教育運動の実践家として名を馳せている。その実践は、なによりも遊び心にあふれ、そこから教育実践の諸技術を紡ぎだす稀有の力量の持ち主である。本書は、学級を担任する楽しさと喜びと、そのわざを教えてくれる。 ――――――――――――――――――――――――――――――― ★目 次★ ――――――――――――――――――――――――――――――― まえがき「4年生の思い出」 ……………………………………………………………………… A 学級開きから一ヶ月 1 4年生ってどんな時期? 2 おっ! やるな! 学級開き 3 キャッチーに方針説明! 4 3つほめて 5 盛り上がりの朝の会・帰りの会 6 席替え「3つの約束」 7 班長の仕事はひとつだけ! 8 やる気が第一の給食当番 9 掃除したか?しかた? 10 係で育てよう!豊かな生活! 11 早速学習運動早速パーティー ……………………………………………………………………… B 忘れちゃならない子どもとの対話 12 まずは家庭訪問におじゃましマース 13 セクハラではないスキンシップ 14 "の"をつける 15 必ずチェック!全員との触れ合い 16 お昼休みのあなた 17 勇気を出して「先生の通信簿」! ……………………………………………………………………… C 意外と大切な日常活動 18 掃除で育てる「自主管理の力」! 19 日程諸連絡職員会議 20 毎日5分で教室の整理 21 活動の見える教室つくり 22 日直って? 23 日直の4つの仕事 24 選挙で学ぶ民主主義 25 遊びで学ぶルール創り 26 楽しいときほど決まりを守る ……………………………………………………………………… D 今こそ文化活動を 27 なぜ故文化活動? 28 読書そして読み聞かせ係 29 いつでもどこでも群読! 30 学習ゲーム ア・ラ・カルト 31 イベント盛りだくさん! 32 発議を大切に 33 班長会に原案づくりを 34 外へ飛びだそう! ……………………………………………………………………… E 4年の学習はこれで燃えたい! 35 こんな学習を 36 みんなで時間割作成 37 グループ学習のすすめ 38 班対抗リレー・ベスト3 39 合唱はじめの一歩! 40 合唱はじめの二歩! 41 分度器・コンパス・縦笛 42 水・総合学習 43 キュウリを育てる 44 大切にしたいノート指導 45 放課後ザ・学習塾! 46 ザ・宿題! 47 ザ・宿題!レベル2! 48 行列のできるザ・宿題係 49 思春期入り口はこんな性の学習を ……………………………………………………………………… F トラブルにまけるな! 50 けんかが起きた! 51 ものがなくなった! 52 いじめがはじまった! 53 えっ?不登校?そんな時どうする? 54 どうすれば落ち着く?乱暴な子 55 ボス出現 56 私語・手いたずらには,ふかーい理由が 57 そんなにがんばらなくても ……………………………………………………………………… G 保護者と楽しく手を取り合うために 58 保護者がどなりこみ? 59 気軽に読めて気軽に書ける学級通信 60 気軽に参加気軽におしゃべり懇談会 61 気軽におじゃまの家庭訪問 62 深刻な問題はこんな家庭訪問を 63 今求められている親と教師の学習会 ……………………………………………………………………… H 明るく元気に高学年へ 64 みんなで創る学級じまいの会 ……………………………………………………………………… 解説 「楽しくなければ」で進める学級づくり ……………………………………………………………………… ☆「学級担任ハンドブック 小学校5年生」松本順子著 目次へ戻る ★著者の言葉★ 学級は、子どもと担任のアンサンブルである。担任は、良い音色がでるために子どもたちにアイディアを提供しなければならない。子どもは、そのアイディアを選択し、自分たちでよりよい音色を奏でる。そして、自分たちの学級というハーモニーをつくりだすのである。 私は、学級づくりに子どもの実態に応じたアイディアをメディアや文化活動などの外の世界から取り入れてアレンジして創っている。その工夫の一部始終を本書に書き記した。このアイディアブックが学級経営に生かされ新たなアイディアが生まれることを期待したい。 ★監修の言葉★ 本書の松本順子先生は、全国的な生活指導・群読教育運動のリーダーである。バイタリティーにあふれ、たえず、研究・実践の先頭にたって、献身的にとりくんできた。本書には、その活動のなかで獲得した教育実践の知恵とわざがぎっしりとつまっている。 ――――――――――――――――――――――――――――――― ★目 次★ ――――――――――――――――――――――――――――――― まえがき 活動させる中で子どもを見つめる ……………………………………………………………………… A 魅力のある学級をつくる 1.5年生のとらえ方 2.やる気を育てる1年間の構想を立てる 3.意欲を持たせる「学級開き」 4.さわやかな一日をスタート「朝の会」 5.仲間の成長を認め合う「帰りの会」 6.居場所づくりのあるグループづくり 7.ふれあいいっぱいグループの活動 8.グループの協力性を育てる 9.席替えのアイデア 10.生き生き係活動 11.どうする当番活動 12.リーダーを育てるコツ 13.本音の出せる学級会 14.成長を確認する「学級じまい」 ……………………………………………………………………… B 子どもを理解する 15.共感を持って関係をつなぐ 16.子どもの輪に入って仲良くなろう 17.子どものやる気を高めるほめ方 18 子どものやる気を高める叱り方 19.一人ひとりを知り個性を伸ばす 20.日記を書くことで関係を深める ……………………………………………………………………… C 明るく楽しい環境を創る 21.活動の見える教室掲示 22.教室を子どものアイデアいっぱいに 23.活動しやすい教室を創る 24.遊び空間をつくり出す 25.社会にアンテナをはろう 26.輝け、学級の歴史 ……………………………………………………………………… D 文化活動を進める 27.歌いっぱいゲームいっぱい楽しいクラス 28.集団遊びで盛り上げる 29.群読に挑戦する 30.百人一首大会を開く 31.読書好きの子どもに育てる 32.交流を広げる放課後の過ごし方 33.学級のクラブを広げる 34.フォーラムノートでの対話を広げよう 35.いただき、テレビ文化の良さ ……………………………………………………………………… E 授業作りにとりくむ 36.やる気いっぱい「授業びらき」 37.学習教具のアイデア 38.子どもをひきつける導入の工夫 39.毎日の学習訓練で力をつける 40.3つの学習ポイント 41.ノート指導の工夫 42.発言力をのばす 43.意欲を持って取り組む学習グループ 44.ディベート会を開く 45.意欲と自信をつけるアイデア 46.地域の人々との学習交流 47.一年間の思い出文集を作る 48.自信につながる「授業じまい」 ……………………………………………………………………… F トラブルを解決する 49.解決しよう、けんか、もめごと 50.パニックを起こす子ども 51.切れる子どもへの指導 52.暴力的な子どもへの指導 53.自己中心的な子どもへの指導 54.いじめのない学級をつくる 55.なくそう、忘れ物 56.友だちとかかわれない子どもへの指導 57.不登校傾向のある子どもへの指導 ……………………………………………………………………… G 保護者と手をつなぐ 58.子どもが見える学級通信を出す 59.仲良くなるチャンスだ、家庭訪問 60.子どもが活躍する授業参観日 61.みんなで交流できる親子行事を開く 62.連絡帳でのコミュニケーションを図る 63.個人面談で親の心を開く 64.学級懇談会を子育て学習の場にする ……………………………………………………………………… 解説 わたしの学級づくり ……………………………………………………………………… ☆「学級担任ハンドブック 小学校6年生」米沢久美子著 目次へ戻る ★著者の言葉★ 6年生は最上級生であり、学校の中心になり、目立つ存在です。職員室では、子どもたちが活躍しても話題になり、何かしでかしても話題になります。「6年生はきちんとして当たり前」の雰囲気のある職員室では、担任は針の筵にいる気分です。 しかし、本来、失敗は子どもの特権のはずです。失敗を繰り返しながら子どもは成長していくのです。この視点を失いたくないものですね。失敗することの多い子の中には、自分はダメな子だと思い込んでいる子も多くいます。この子たちに自分を好きになってほしい、自信を回復してほしいと考えてこの本を書きました。 本書が6年生の学級づくりりを楽しく進めていくための一助になれば幸いです。 ★監修の言葉★ 本書の米沢久美子先生は、全国的な生活指導のリーダーである。学生時代から研究活動の先頭にたって、情熱的にとりくんできた。近年、ますます円熟味を加えつつある。本書は、その長年にわたる教育研究・実践の精華にして、知見にみちた豊富な事例が満載されている。 ――――――――――――――――――――――――――――――― ★目 次★ ――――――――――――――――――――――――――――――― …………………………………………………………………… まえがき 多感な一年間を大切に …………………………………………………………………… A 6年生の子どもをどうとらえるか 1 最上級生としての自覚と悩み 2 中学校への夢と不安 3 一年間の取り組みを計画的に 4 期待にこたえたい学級開き …………………………………………………………………… B 文化活動を充実させよう 5 誰もが主役のお誕生会 6 夢を共同で実現する思い出づくり 7 きもだめしを楽しもう 8 トロフィーに刻む思い出の数々 9 学級の歴史を年表に 10 バス酔いも吹っ飛ぶバスレク 11 ロールプレイ大活躍 12 タイムカプセルを残そう 13 子どもが決めて子どもが行動 …………………………………………………………………… C 意外に大切な日常指導 14 よく学校にきたと誉めてあげたい朝 15 さわやかに終わりたい帰りの会 16 グループ編成は子どもの手で 17 仕事は男女協力して 18 委員会活動を一人ひとりの成長の場に 19 掃除は道具がきめ手 20 給食…手早く準備・片付け 21 給食室からほめられる学級 22 名札の徹底は必要なし 23 欠席した子に届けるカード …………………………………………………………………… D 魅力ある授業を 24 しおれた意欲を引き出す授業開き 25 教科によってガイドを 26 作文はテクニックより内容重視 27 歴史の世界を自分のものに 28 自然科学のおもしろさを 29 歌声で自分を表現 30 合奏の決め手は打楽器 31 KJ法で課題を明らかに 32 修学旅行は総合学習の一環で 33 5年生に向けて修学旅行発表 34 できるなら交換授業を 35 授業じまいはしっとりと …………………………………………………………………… E 思春期の子どもと共に 36 子どもの信頼を得るには 37 女子グループとの付き合い 38 男子とはサッパリ付き合い 39 雑談に表れる子どもの心 40 流行もチェック 41 笑顔を忘れないで 42 修学旅行の夜を楽しむ …………………………………………………………………… F 気になる子どもたち 43 万引き事件が起こったら 44 子どもの喧嘩にどう対処するか 45 靴隠し事件をどうする 46 子どもの訴えをどう聞くか 47 キレる子をどう理解するのか 48 他の子を支配したがる子の理解 49 不登校の子の居場所を 50 ひとりぼっちの子をどうする 51 まじめすぎる子のつらさ 52 人権問題としていじめをとらえる …………………………………………………………………… G 保護者と共に歩む 53 子育ての王道は仲良くなること 54 子どもの姿を伝える学級通信 55 家庭訪問でどう話しをしていただくか 56 勝負どころの参観日 57 大切にしたい初めての学級懇談会 58 親としての「わたしメッセージ」 59 悩み多き子育て・親育ち …………………………………………………………………… H 卒業への取り組みは子どもたちの手で 60 卒業式までの逆算カレンダー 61 自分を見つめる卒業文集 62 卒業の意味と取り組み 63 心の交流…親子交換会 64 卒業の日が学級じまい …………………………………………………………………… 解説 6年生の学級指導 …………………………………………………………………… ![]() 目次へ戻る すぐできて楽しい運動会種目ベスト70 たんぽぽ出版 <まえがき> 今日の教育課題を視野に入れた種目を紹介 本書は、運動会種目を紹介する本であるが、多忙化のなか学校五日制・地域との触れ合いという、今日の教育課題を視野に入れて編集した、画期的な本だと自負している。
本書はわたしのメール仲間に呼びかけ、応じていただいた方に執筆していただいた。今日、望みうる最高のメンバーであると自負している。
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本書「まえがき」より 教師生活の醍醐味はなんといっても学級担任だ。しかし、中学校の学級担任の仕事がたいへんになってきて、「サンドイッチ症候群」に感染する教師が増えてきた。
この第一集には、1960年から70年にかけて、わたしが学校劇のために書いた作品が収録してある。古いものだが、学校劇運動の歴史的証言として、なんかの参考にしていただけれは幸いである。続いて、第二集、さらに、放送劇や学校オペラや群読脚本の出版を予定している。引き続いてのご助力を願うものである。 家本芳郎君とは同級生で、教師生活の半分弱は、かれと同じ学校ではたらいた。ぼくは音楽の教師だったが、かれのクラシック趣味とも一致し、また、同じ演劇部の顧問として生徒の指導にあたった。心を許せる唯一の友であった。 家本君とは最初は放送演劇部の仕事をした。勤務していた市立池上学校(かれは二度池上中学校の教師になるが、最初のとき)が、放送教育と社会福祉教育の指定を受けていた関係から、両者をドッキングさせたカリキュラムをくむことにした。それが、週一回の社会福祉に関する放送劇だった。脚本はもっぱら家本君が書いた。 さて、本書には6本の脚本が掲載される。その一つ一つについて、簡単なコメントを付し、解説に代えたいと思う。 「実験」 この脚本は60年代初期の作品で、横須賀市立池上中学校で、ぼくがその初演を演出した。 この作品の成立には5つの事情があった。 「不思議な10円玉」 上演当時は、1円玉だったが、物価上昇にあわせて10円となったようである。初演は70年代、市立大楠中学校で、同じ釜の飯を食ってきた原武次先生が演出したと聞く。ぼくが見たのは、市立田浦中学校の演劇部の上演である。実際に、出演した演劇部員の名前が使われている。 「大泥棒カスパー」 この囚人はフエリンコかカスパーなのか、最後まで謎仕立てになっている。家本君の脚本や好んで取り上げる作品に、子どもが他家にもらわれる話がよく出てくる。これはかれのトラウマで、戦時中、母親が死んだ後、弟と妹が親戚の家に引き取られていったことが原形になっている。劇では、そのカタルシスが解放されている。当時、かれはそんな奇蹟を期待していたのかも知れない。 「教室へ来た人」 いじめ問題という現代をテーマにした作品である。 女子しか出演しないところが特徴である。演劇部は女子が圧倒的に多い。そういう事情を勘案して、この作品が生まれた。 「天狗の嫁っ子」 民話劇である。大峯山は架空の地名のようである。 「涙池」 大作である。70年代、市立田浦中学校の演劇部が上演した。記録が残っていないようなので、詳しいことはわからないが、歴史に残る大作であった。歌の作曲を頼まれたので、作曲しやすいように、歌詞には大いに手を加えさせてもらった。歌のある劇は、ぼくらの理想だった。 こうして、かれの脚本をまとめて読むと、底辺への愛と楽天的な人生観、そして、ユーモアと謎と、プロットのおもしさに魅せられる。 これらの作品は、これから、なかなか上演する機会には恵まれないだろうが、60から70年代にかけて、どのような学校劇が上演されたのか、その歴史を物語る証人として読みつがれ、かつ、これらの作品をヒントに、教師自身が脚本を書きあげ、上演し、熱いドラマのある学校がつくられることを願うものである。 |
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