あらすじ紹介

 最初は「はじめの一歩」の「一歩概略史」のように、物語の流れにそって年表を作ろうかと思ったのですが、時系列的に致命的な矛盾があり、年表が破綻してしまうことが判明してしまいました。それ自体は非常に看過しがたい問題なのではありますが、既に荒木さんのいつでも「いいひと。」の「『いいひと。』の謎?」のコーナーでにおいて詳しく紹介されておりますので、弊サイトでは、あえて言及や糾弾はしないことにしました。小学館やしんプレ関係者の方がもし、こちらをご覧になっているようでしたら(見てないとは思うが(^^;;; )荒木さんのサイトをご確認の上、文庫本、愛蔵版発行の際に適宜対応していただきますよう、ご検討ください。

 というわけで、ここでは、単行本の流れにそって、ざっくりと物語を区切りながら、それぞれのあらすじを紹介させていただきます。この区切り方は、kaz8の独断で決めさせてもらっているだけであって、実際には「第1章」「第2章」、あるいは「○○編」という表記は基本的にありません(ただし、「リストラ編」「最終章」を除く)
第1章 就職活動・新人研修編
第1巻第3巻・WORK4
スポーツ用品メーカー最大手「ライテックス」入社を志望する主人公・北野優二(以下「ゆーじ」と表記)。お人好しな上にトラブルに巻き込まれやすい体質(?)が災いして、面接試験に遅刻し、危うく不合格になりかけるが、さまざまな幸運も手伝って、何とか合格を勝ち取る。その後も、研修会場に遅刻したり、手続きミスで独身寮に入れず、城山人事部長宅に下宿することになったり、入社式で代表挨拶をしなければならないのにやっぱり式に遅刻したり…とドタバタの連続。それでも、あくまでもマイペースを崩さず、ゆーじは、周りの人々に強烈な印象を与えていくのであった
高校時代から付き合っている桜妙子とは、札幌−東京間の遠距離恋愛がスタート。こちらも何かと波瀾含みの幕開け
第2章 LCチーム編
第3巻・WORK5〜第6巻・WORK3
社長、副社長の陰謀(?)もあってか、ゆーじが最初に配属されたのは「Lady's Creative TEAM」(通称・女性社員の墓場)
おまけに、入部直後に「あと1ヶ月で有力な企画を立てられければ解散」と最後通牒を受けることになる。そんな中、ゆーじが提案した「使い捨てバレーシューズ」という企画が採用され、チームは動き出す。
直属の上司・橋本専務の陰謀で、企画だけでなく、生産ラインの確保も自分たちで行う羽目となり、本社とは直接つながりのないぬいぐるみ工場の経営者を口説き落とすための接待を任され、前例のないとんでもないセッティングをするゆーじ。
しかも、妙子が遠距離恋愛にくじけそうになっているのを察知して、接待当日にはゆーじは有給を取って帰札。さて、取引はどうなる?
第3章 百貨店編
第6巻・WORK4〜第9巻・WORK5
LCチームが、リトルコットン事業部として衣替えになった後、ゆーじは第一営業部に転属となり、丸一百貨店を担当することになる。丸一百貨店のスポーツ用品売り場は、メーンバンクから出向してきた小倉部長の意向で、テニス・ゴルフ用品専門売り場への衣替えが予定されていたが、「それでは百貨店ではなく二貨店になってしまう」とゆーじは反発。丸一の石田マネージャーをたきつけ、「1個所でどんな賞品でも手に入れることができる」究極のスポーツ用品売り場「MaXporT」を立ち上げるよう促す。
一方、丸一百貨店でライテックスの派遣社員として働く桃井珠子は、ゆーじとの出会いを経て、恋愛や仕事のスタンスに思い悩むこととなる。そこに、夏休みを利用してゆーじの元に遊びにきた妙子も絡み、恋愛面でも一色即発の危機に?!
第4章 駅伝監督編
第9巻・WORK6〜第12巻
ひょんなことから、今度はゆーじが富士野大学陸上部監督に就任、箱根駅伝出場を目指すことになる。
人事部(というか、担当の二階堂主任)の不手際で、最初は自分が監督に就任したことを知らされず、販売促進部員として選手たちと接していたため、時折かみ合わないやり取りが繰り広げられることとなったが、それでも徐々に選手たちの気持ちをつかんでいく。元々実力はあった選手たち。ゆーじのアドバイスが奏功し、見事に予選会をギリギリで通過。本番でも復路優勝を飾り、総合でも9位とシード権獲得に成功する
この章では妙子の出番は非常に少なかったが、その分最後に…
第5章 藤田小雪編
第13巻・WORK1〜WORK10
ひょんなことから、ライテックスの入社試験に落ちてたばかりの女子大生・藤田小雪と出会ったゆーじは、彼女の就職活動を手伝う…というより、ライテックスへの彼女の押し売り(笑)を手伝うこととなる。破天荒な活動を続けるうちに、小雪はLC事業部のメンバーの助力を得て、仕事とは何かということを真剣に考えるようになり、その奮闘ぶりが城山部長に認められ、再面接という異例のチャンスを勝ち取ることに成功した。そして…
この章では妙子の出番は全くなし
第6章 作ってみます課編
第13巻・WORK11〜第16巻・WORK3
大企業・ライテックスでバリバリ働こうと思っていたのに、業務課に配属され、自分自身を見失い五月病になってしまった木田伸之助。彼を立ち直らせる役目を押し付けられたゆーじは、「とりあえず『課』でも作ってバリバリ仕事する」というとんでもないことを始めてしまう。一方、何となく事務職をやりたいと思っていながら、第一営業部に配属され、忙しい日々を送っていた小鴨奈緒美は、何となく木田のことが気にかかり、自ら課に加入を希望。紆余曲折の末、3人が作ったのは「水を空気のように身近に感じることができる」新感覚の水着・アキュエアー。果たして、量販化は実現するのか?
この章では妙子が就職活動や教育実習に突入しているが、詳細は第8章・妙子先生編を参照
第7章 阪神大震災編
第16巻・WORK4〜WORK9
またしてもひょんなことから、阪神大震災で倒壊したライテックス神戸支社の新社屋工事の着工式に本社代表として送りこまれたゆーじ。そこで、新社屋予定地に住んでいた少年や、震災を機に取引を打ち切られた工場の経営者に絡まれたことをきっかけに、自分は何をすべきかを思い悩むこととなる。結果としてゆーじが取り組んだのは、新社屋予定地での最初で最後の野球の試合を行うためのグラウンド整備。「いいひと。」史上、ある意味で一番反響が大きかった章とも言えるが、私個人としてはこの章は素直に評価しております。ま、詳しくは後ほど詳しく書きます
第7章自体には妙子は登場しないが、第9章とのつなぎの部分に、キスに関するエピソードが折り込まれている
第8章 妙子先生編
時系列的には第6章とほぼ同時期と見られるが、実際は妙子が主人公の番外編。教育実習でなかなか思うように授業が進められず、生徒たちからも「妙子ちゃん」とため口を聞かれてしまうなど教師としての威厳などちっとも発揮できない妙子は、最終日の研究授業で、生徒たちに授業を丸投げするという暴挙に出る(笑)
結末はともかく、第18巻には番外編のさらに番外編として、その妙子に恋をしてしまう生徒が出てくるが、結末は…
第9章 リストラ編
副社長の陰謀もあって、ゆーじはアメリカ・ライテックスから帰国した社長Jr.・岩倉健太の秘書に就任。さらに、健太は社長室付人事企画室長(要するにリストラ担当役員)に就任。ゆーじはリストラの実務を担当させられることとなる。
どうやってリストラを行って良いか分からなくなったゆーじは結局、リストラ該当者自身にリストラ方法を考えさせるという荒っぽいプロジェクトを立ち上げることとなる。そこに、社内の派閥構想やそれぞれの人間の思惑が重なり、事態は思わぬ方向に転がり始めるが、結果として「ReSET」という自分が希望する職場に新入社員と同待遇(ただし期限付き)で配属することを可能とする新制度を発足させることに成功した。
この章では、下宿先の城山部長の娘で未亡人の真理子さんが、ゆーじへの恋心を抑え切れなくなり、ついにはアプローチを開始するなど、恋愛模様もクライマックスに突入。そこに妙子、健太、秘書仲間の野島はるこも絡みしっちゃかめっちゃかに…
最終章 スペシャルシューズ編
リストラ編を機に役員として一人立ちを果たした健太は、ライテックス50周年記念プロジェクトを担当することとなり、社内から選りすぐりの精鋭を集めながらも、リーダーとしてゆーじを指名。結局プロジェクトは、ゆーじの独断で、全国中学駅伝出場に貢献しながら、脚を痛めてしまった藤井佳吾へのスペシャルシューズを作ることに決定した。
プロジェクトは、ゆーじに反発する一部のプロジェクトメンバーのお蔭で一度はボツになりかけたものの、これまでの章でゆーじと関わり合ってきた多くの人々の助力もあり、何とか無事に成功を収め、スペシャルシューズは、発育途上のジュニア向け高機能シューズ「ライテックスII」として量産化、大ヒット商品となる。
その成果を認められ、昇進を果たしたゆーじは、自らReSETの適用を希望。札幌に戻り、ライテックス直営スポーツ用品店「キタノスポーツ」を妙子と2人で切り盛りすることとなる

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