カツラをかぶってローブをまとったイギリスの裁判官。実はローブの下はセクシーな女ものの下着だったり(エリックとマイケル・21話)、ミスター裁判官コンテストにうつつを抜かしていたりする(36話)。人に秘密あり。
シーザー
教会周辺にうごめく様々な陰謀を阻止すべく暗躍のご様子だが、いつも間一髪で手遅れ。錫は携帯電話機能付き(テリーJ・17話)。チャーチ・ポリス(教会警察)なんてのも組織していて、神の奇跡で殺人犯を検挙(29話)。当然、妖しげな魔法で犯罪捜査を行うスコットランド・ヤードとは対立しているものと推測される。
シェークスピア
「ロイヤル・エピソード」では、現女王は「空飛ぶ〜」をちょっとしかご覧にならなかったけど(26話)、パイソンCDボックスセットのブックレットなんかにはメッセージを寄せていましたね。ビクトリア女王は旦那のアルバート公の棺桶とともに詩の朗読室に登場したり(41話)、「ビクトリア女王杯ハンディキャップ・レース」では出走ばかりか、スポーツ番組の解説までしてくれた。「空飛ぶ〜」では彼女とグラッドストン首相の貴重なプライベート・フィルムも放送された。エリザベス女王一世の方は歴史ドラマ「エリザベスL」に登場(29話)。
グレアムと彼のパートナー、デビッド・シャーロック氏が迎えた養子。「サイクリング・ツアー」(34話)で、アルプス沿岸でピザー(マイケル)達が出会うフランス人一家(父親役がジョンでレーニンの物まねをするアレ)の息子役で出演しているのが彼だそうです。70年代はじめ、17歳でリバプールからロンドンに家出してきた彼が、レストランでグレアムにサインを求めたのが出会い。トミチェックが熱を出して倒れたので、医者であるグレアムが自宅へ連れ帰り治療し滞在させたという。病気が治った後もトミチェックはたびたび家出してグレアムのところへ来るので、彼の親の許可を得てグレアムとデビッド・シャーロックはトミチェックを正式に養子にしたという。トミチェックはグレアムのマネージャー的な仕事をしていたが、後にはアメリカ人女性と結婚してアメリカへ引っ越した。グレアムが病に倒れた当時はアメリカから帰国し、シャーロック氏ともに献身的に看護したという。が、この人も1992年に若くしてこの世を去っている(30代前半だったはず)。シャーロック氏ってなんだか可哀想な人ですね。*"Graham Crackers"(洋書)より。
田舎ものでテニスが下手。酒飲みでけんかっ早い(7話)。イングランドに比べて貧乏なことはイワン・マックテギルの静謐(せいひつ)な詩「金貸してくれ」からも明か(テリーJ・16話)。なんてジャップごときに言われたくないですよね、すみません。神風特攻のマインド・コントロールもされる(38話)など、さんざんな扱いを受けている。
ロンドン市警察は、先端科学を使った捜査とは逆を行く「コックリさん」での犯人探しや、犯人の人形にピンを刺して痛めつけるという伝統に基づいた警察活動も行っている。パトカー代わりに魔女のホウキ(13話)。子どもがまねすると良くない芸や、落ちのないコントを取り締まる「コメディ特捜課空中分隊」(29話)もある。愛される警察をめざし、市民へのサービスも忘れてはいない。「警察くじ」(19話)に当たった人はもれなく逮捕。しかし、「ジョールの裁判」の証人パンナム巡査(マイケル・27話)のようなやばい奴も混じっている。あ、「薬局コント」の「バズ・オルドリンの月面着陸だ〜」の巡査(グレアム17話)も名前がパンナム(字幕には名前は出ず)だ。こいつら兄弟か?よけいにタチが悪い。ヨーロッパ警察対抗歌合戦(22話)では残念ながらモナコ殺人課に優勝をさらわれた。なんとなく、グレアムに印象的な巡査が多いんだけど、彼の父親は警察官だったそうです。
スペイン宗教裁判(異端審問)には、ザイミネッツ(マイケル)、ビグルス(テリーJ)、ファン(テリーG)の2人、いや3人の枢機卿が登場する(15話)。好きな香りは乳香、ミルラ、びゃくだんの2つ、いや3つ。数字に弱いのはこのページの作者と同じ。「人生狂想曲」のローマン・カソリック・ミュージカルでは乳母車に乗って登場。関係ないけどメル・ブルックスの「珍説世界史パート1」という映画にはスペイン異端審問ミュージカルがあって、「さあ、拷問だ!」と楽しそうに獄吏と異教徒が踊る。*一人目の枢機卿ザイミネッツという名前は台詞にはでてこないが、脚本に役名が書いてあった。
イギリスはスパイ小説・スパイ映画のふるさと(今、書いてみて「スパイ」と「ふるさと」という言葉の落差に気づいたが、まあいいや)。歯医者のスパイはアーサー・レミング(エリック・4話)、美女にモテモテの馬のスパイはバカ馬さん(30話)、エスキモー(イヌイット)はMI6(グレアム・44話)。犬のスパイはテディ・サラダ(44話・これはアメリカのスパイ)。
レイモンド・ラクシュアリー・ヨットを参照のこと(19・22話)。
教養番組「18世紀の法制度」(11話)の女性講師。スケスケの黒い下着姿でベッドの上からセクシーな仕草を交えながら歴史についてレクチャー。退屈な歴史なんかよりもっと楽しいことを教えてくれそうな気もするが、なぜか妙に男っぽいまじめくさった声(ジョンの声)の持ち主。
スモレンスクの英国大使館にはなぜか清朝の中国人が(グレアムとジョン・34話)。「ハリウッドボウル」でギリアムがやった毛沢東もそうだけど、目を細めて(日本人を演じるときもそう)それっぽく見せようとするのは欧米のコメディ番組でおなじみですね。ニイハオ。
鉄道マニア(トレイン・スポッター)のネビル・シャントの書いたミステリー劇が「すべては11時20分ハインノールト発、ホーシャムとライゲート経由、カーショルトン・ビーチズ、モルベリー、トゥイーティング、ベック、西クロイドン停車、レッドヒル行から始まった」(テリーJ・24話)。らくだマニアはキャメル・スポッター(エリック・7話)。本当に鉄道マニアなのはマイケル・ペイリン。映画の「トレイン・スポッティング」はユアン・マクレガー。
貧しき者から奪い、富める者に与える正義の(?)盗賊。ハッタリということを知らない男で、自分の射撃の腕前についても「眉間の大体真ん中を打ち抜くぞ。正確にじゃないけど」と正直に告白するところが好感が持てる。愛馬の名前はコンコルド(協調)。コンコルドといえば英仏共同開発のジェット機だが、このスケッチを放送したときは、まだ開発中ですね。それにしてもルピナスは役に立つお花。食べてよし、着てよし、燃料にしてよし、猫も殺せる。
俳優デビット・ニーブンの代理として、英国アカデミー賞授賞式(39話)に登場。晴れの席らしく蝶ネクタイで決めているが、中身はミルク、バター、卵だけ?…スターの家なのに、何だかわびしい独身者の冷蔵庫みたいだぞ。この授賞式には、故サー・アラン・ウォードルの骨壷も登場。後にこのギャグをグレアムの骨壷を使ってやることになろうとは、当時は思ってもみなかったでしょうね(1998年春の同窓会テレビ番組でグレアム本人の代わりに骨壷が出演)。
ストイックな男のスポーツ、登山。キリマンジャロの二つの頂上をめざしたり(9話)、ロンドンのアックスブリッジ通りを攻めたり(33話)、山の上にヘアサロンを開いたりする(31話)果敢なチャレンジ精神の持ち主たち。本当に登山家だったのはグレアム・チャップマン。