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家創りの世間話 [コラム]

 ― 設計・監理料は高いのか? ― 

最終更新 2007.1.31


設計・監理料は高いのか?

設計・監理の詳しい仕事の内容は下記リンクを参照していただくとして、ここでは「設計事務所に設計を頼むと高くつく」という話がホントかウソかをすこし検証します。

下の図は仮に建物の工事原価が同じならば、住宅取得の依頼先により建物総額がどうなるかを簡単にグラフにしたものです。ごらんの様にハウスメーカーの建物総額が飛びぬけて高い事が解ります。

(工事原価は家の材料費+職人さんの人件費+雑費 の直接の建築費)

ハウスメーカーに依頼する

ハウスメーカーに家創りを依頼した場合は建物原価の以外に、営業・工務・設計・事務社員の人件費や本社の経費+開発費+CM、モデルハウス、カタログ等の宣伝費用などが上乗せされます。

よく他社競合でメーカー合見積りに成った場合、当初見積りの最大70%まではギリギリ値引くことも在ったと聞きますのでいかに経費・利益の上乗せが大きいかが理解できます。ただし、この上乗せ分は住宅購入者がハウスメーカーを選んだ理由である技術力・企業としての信頼性・細かいサービスの為の費用ですので「一般業者より高い」とあまり文句は言えないでしょう。

尚、設計はメーカー自社で設計し建築確認申請の事務手続き等を外部の代願設計事務所に外注をするのが一般的です。また建築工事はメーカー自社の工事監督者の下で各専門業者が工事を進めます。

不動産業者に依頼する

不動産業者の場合も、ハウスメーカーに似た構成になっています。不動産業者の営業形態はハウスメーカーの営業部門のみを取出した様な形をしていて工事や設計は下請けに外注しています。

しばしば不動産業者でも建設業の許可を取って書類上は自社で施工することにする場合も有りますが、この場合でも一括下請け(まる投げ)が一般的です。

地元不動産業者に依頼するメリットはやはり地元の土地の確保が建物の建築と同時進行で行える点でしょうか。企業としての信用力はハウスメーカーの足元にも及びませんので経営体力のある業者を選ぶか地元で評判の良い良心的な業者を選ぶ事が肝心です。

尚、設計は図面作成から建築確認申請までを一括して代願設計事務所に外注するのが一般的です。

工務店に依頼する

工務店に家創りを依頼した場合は。工務店の場合はそもそも工事で利益が出ていますので、計画案の作成や打ち合わせ等の費用の若干の上乗せ程度の価格になります。また通常ハウスメーカーや不動産業者の下請けで工事を行う場合は利益の圧縮を求められている為、自社で施工する物件では利益を下請けの場合より若干大きく設定しています。

工務店に依頼するメリットは建物の維持管理に関して比較的フットワークが軽い事ですが会社が倒産したり廃業する事も案外多いので経営体力のある業者を選ぶか地元で評判の良い良心的な業者を選ぶ事が肝心です。

尚、設計は図面作成から建築確認申請までを一括して代願設計事務所に外注するのが一般的です。

設計事務所に依頼する

設計事務所に家創りを依頼した場合は当然設計・監理料が増えますが、工事のコスト監理を行う事と建て主さんとの打ち合わせは設計事務所が行う為、工務店の利益は工務店に依頼した場合より減少します、ちょうど工務店に依頼した場合の工務店の利益の一部分を分け合う形です。

設計事務所に依頼した場合は工事と設計・監理は別の契約となり、設計事務所と設計・監理の委託契約を結び、工務店とは建築工事請負契約を結ぶ事になります。メーカーや不動産、工務店などに依頼した場合は住宅設計施工者側と建て主さんは1対1で打ち合わせをする事になりますが、設計事務所が依頼を受けた場合は設計事務所は建て主さん側の代理人ですので建て主側2に対して工事側1の構図が出来上がります。

また、設計事務所は建て主さんの立場で工事業者の提出した見積書を精査し過剰な請求が無いかなどを細かくチェックします。さらに予算に余裕が無い場合は減額案を新しく提示するなどして工事費用を圧縮し効率的に予算を配分します。結果、設計・監理料分程度の工事費用を圧縮できる事はよくある話です。

建て主さんは設計事務所に助言や説明を受けながら工事を進める事ができる上、建物のアフターサービスに関しても工務店のフットワークの軽さが利用できます、また工務店と設計事務所の2社が工事に関わっているため倒産や廃業のリスクを分散する事ができるのも利点です。


このように、工務店に直接頼んだ場合が一般に言う様に最も安くなる事が多いのですが、設計事務所に頼んでも、工務店に頼んだ場合とさほど住宅価格に差が無いことが解ります。

また、工務店に頼んだ場合、工務店によって技術や知識にバラつきがありますので耐震補強の様な最新の知識と技術を必要とする工事を依頼した場合は技術不足や知識不足から建物に欠陥が発生するリスクがあり、設計事務所に依頼する事でこのようなリスクを回避することが可能です。

ただし、住宅業界は設計士の能力に差のある(建築家〜代願事務屋まで)業界ですので注意が必要ですが、不動産業者や工務店に頼んだ場合に設計下請け業務を受けている設計事務所がほぼ能力の下限の設計事務所となりますので、仮に運悪く代願事務屋の設計事務所に依頼してもそういう意味では損をすることは在りません・・・・。

逆に高い能力の設計事務所に設計・監理を依頼した場合は、住宅価格は同じですが、設計事務所からより多くのサービスを受け取ることが出来ますので、割安になって行きます。

という事で設計事務所に依頼する事は決して高く無いと言えるでしょう。

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