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― トピックス ―

 ―  建築工事見積書のトリックを見抜け ― 

最終更新 2007.1.31


リフォーム工事の見積もりの内容に疑問はありませんか?

リフォーム工事の建築工事見積書には専門家にしか見抜けないトリックが隠れています。

見積りの方法には幾つかありますが最近は「建築工事一式○○円」といった見積りとは言えない見積書はさすがにへってきたようです。新築の場合では「一式見積り」にほぼ等しい「建築工事一式坪当り○○円」という見積り方法が横行していますが、これは仕様・程度の決まった「建売住宅」「売建住宅」をいちいち細かく見積もっては面倒なので過去の実績から算定し割り出した建物価格によって便宜上計算しています。

ですから、「実際にこれから購入しょうとしている建物」の本当の価格ではありません。そのため「坪当り○○円」という見積りを見せられて高いか安いか聞かれても判断しかねます。なぜなら坪数が同じ建物でも間取りが異なれば使用する材料の数量は当然異なるのが常識だからです。

見積りの基本は 「材料費 + 工賃・人件費(工務店等の利益を含む) + 経費・雑費や損料」 で構成されこれで見積もると工事代金の根拠が明確となります。実際は「材料費(工務店等の利益を含む)  + 工賃・人件費(工務店等の利益を含む) + 経費・雑費や損料(工務店等の利益を含む) 」と全体に利益をかけている事が多く、この方法だと工務店内部では工事の実行単価に一律の割合を掛けると客渡しの工事金額が算定できますので原価と売り上げの関係が把握しやすく工務店の資金管理がやりやすくなるといった特徴があります。これは広く薄く利益をあげるトリックの一つですが、この見積り方法はまだ良心的と言えます。なぜなら専門家が見ると「ここに利益が入っているな」と気付くことが出来るからです。


数量見積書のトリックを見抜こう

数字のトリックを見抜く為にさらに専門的な知識が必要な見積もり方法があります。

実際の見積りでは全てを「材料費+工賃+経費」で見積もるのは手間が掛かるのでその建物における施工数量に換算して見積りを簡略化する手法が取られます。これは見積り単位が「平米」・「坪」・「m」等の単位に換算したものです。

換算の方法はその工事の工事1日当りの「材+工+経費」を、1日当りの施工可能数量で割ったもので、例えば1日当りの施工可能数量が30平米、1日当りの「材30,000円+工20,000円(仮に1人とします)+経費10,000円」とすると1平米当り2,000円となります。100平米施工すれば20万円となります。この方法は正確に平米単価を算定すれば非常に正確な見積りになります。しかし、公共工事などでは見積り書に平米単価を算定した根拠になる書類を添付する事が多いのですが、民間ではそういったケースは無く立て主さんには案外判りにくい見積もり方法です。

根拠を示さず、「この工事は1平米当たり○○円です。」と言い切られますので、この見積りをチェックするには工事に掛かる日数や材料費等を正確に知っている必要が有ります。

またこの方法は、一見、数量見積で正確に見える見積書になりますがサジカゲン一つで儲けを確保しやすいのもこの見積り方法で、例えば元の1平米当たり2,000円に意味無くたった200円を足し1平米当たり2,200円とすると100平米で220,000円となり見積り書に200円を書き加えただけで20,000円の利益を上げる事ができます。まだこの段階ではピンとこないと思いますが、この工事は3日半の工事ですから追加の利益分20,000円/3.5日=約5,700円となり工賃が1日当り20,000円から25,700円に跳ね上がった事になります。

さらに、施工数量の数字をいじる事でも利益を増やす事が可能です、例えば外壁の施工面積を算定する場合、窓面積を引かない場合がありますが、(まあ、これも間違いではありませんが・・・)窓の大きさにも色々あるので考え物です。また外壁なのに床面積で算定してあったりすると単価の算定根拠が不明確では根拠の提示がなくては検証もままならずとても正確な見積もりとは感じられません。

このように見積り結果を少しいじるだけで工賃を跳ね上げる事ができるのがこの見積りの特徴で、実際見積もった後にこれくらい欲しいなと金額を書き換えるのは日常茶飯事です。また、このトリックを見破るには専門知識が不可欠で建て主さんには非常に難しい話でしょう。設計事務所が見積もり書をチェックする場合は、算定基準になる施工数量を確認し、単価を確認します。見積りのチェックは100円、200円と1平米の攻防戦を繰り返し進めて行くのが実際の姿です。


疑問解決の為には建築設計事務所にご相談ください

リフォーム工事の場合は一般に新築に比べて材料費より人件費の割合が高くなるのが一般的です。つまり人件費のトリックが大きく工事金額に影響を及ぼすと言えます。また、便所や風呂、キッチンといった水廻りの工事が加わると設備器具の代金と据付工賃が加わり、機器の実際の販売価格には全く同じ商品でも代理店により金額に幅があります。

リフォーム工事で設計・監理を設計事務所に依頼するのはたいそうとお考えの方も多いと思いますが場合によっては設計・監理料分近く見積りチェックで安くなる事もあります。また設計段階でローコストを目指した計画をする事で工事費を抑える事もできる場合もあります。その上デザインや欠陥・手抜き工事の防止と監視というサービスも受けられる訳ですからリフォームの場合でも設計事務所に依頼する事はリフォームをする上で上手な選択ですし、疑問を解決する近道建築設計事務所にご相談下さることと言えます。

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