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 ―  量より質の住宅へ (1) ― 

最終更新 2006.11.20


我が家の安心・安全を安く買う

ハウスメーカーは住まいの安心・安全をブランド付加価値として売っています。

「ハウスメーカーの住宅は量産効果で安い」と巷では言われて久しいですが、実際はどうでしょうか。 実際はハウスメーカーの住宅も、町の工務店で建てているのが本当の所です。つまり家の造り手はハウスメーカーに依頼しても不動産業者さんの「ミニハウスメーカー」に依頼しても工務店に直接依頼しても、当然、設計に依頼しても建物は職人さんの手工業で現地生産されていて、自動車や家電製品のように工場で大量生産する訳ではありません、これは工業化ユニット住宅でも現場で組立てるのはやはり人の手です。

材料価格に関しては住宅建設業界の中でもシェア拡大で若干の削減効果はあるかもしれませんが、いまだハウスメーカ以外で建てる事が一般的な現状では削減効果はさほど期待できず、実際、不動産業者さんの「ミニハウスメーカー」の住宅のほうが同程度の仕様であっても安いのが現状です。また工事費の多くは人件費が占めているのが現実です。

ではシェアの拡大が望ましいかと言えば、シェア拡大による市場の独占状態から来る価格の高止まりのほうがよっぽど心配。ハウスメーカーに限らず商売というのは購入者が納得して代金を支払うのであれば価格が高い方が良いに決まっています。すでにハウスメーカーの建物は高止まりが始まり少しくらいの費用の節約効果は自社の利益にまわすのがあたりまえです、この結果住宅は「ハウスメーカー」と言うブランドの高級品になりつつあります。 さらに昔とはうってかわって高級品にふさわしくデザインも洗練されイメージ戦略も成功しています。 (まあ、モデルハウスのような横長の敷地はなかなか無いぞとだけ言っておきますが・・・)

また、建築業界不信の嵐が吹き荒れる中、ハウスメーカーと言うブランドの持つ安心感・信頼感は飛びぬけて良く、安心感・信頼感を買う事とハウスメーカで家を建てることは同意語と言って差し支えないでしょう。


欠陥住宅に当たるか当たらないかは運しだい

全く欠陥の無い住宅を建るのはチョット欠陥のある住宅を建てるより驚くほど難しい。

ここで問題なのは、ハウスメーカーの高額ブランド商品の購入は予算的にチョット無理がある場合や、そもそも「ハウスメーカーの家は嫌」という珍しい建て主さんの場合はどうなるのかという話です。 つまり、ハウスメーカーの住宅を買わない建て主さんは安心感・信頼感・安全性というものをあきらめなければならないのでしょうか。

実際、欠陥住宅の問題はハウスメーカー以外の不動産業者系の「ミニハウスメーカー」や工務店直接施工のケースで多くみられるようです。 ハウスメーカー以外の住宅業界は設計者も含めて住宅に関わるもののスキルの上下の差が激しく、運悪くスキルの低いメンバーで建てられた住宅を購入した場合は欠陥住宅を買う事になったり、良くても建築基準法の最低基準をかろうじてクリアしているというグレードの住宅に生活を預ける事になります。

だれが運悪く、この「くじ」を引くかは判りません。

これらの悪徳建築業者を建築の専門知識の無い、有ってもインターネット情報程度の素人である建て主さんが自力で見極めるのは至難の技でしょう。そして、不安に駆られながら家を建てるくらいなら無理してハウスメーカーの家を買おうとなり、家は買ったが生活に余裕が無くなるとか、どうせリスクが把握できないならとことん安い住宅を購入しようという事に落ち着きます。

ただ、安いものにはそれなりの訳がありますとだけ言っておきます。


住宅建築の専門家を味方に付ける

建築業界ではお客さんを確保した者が工事の采配を握り、利益を確保するのが慣例。

どんな場合でもそうですが初めての事に取り組む場合は、それに詳しい人が傍にいるととても心強いものです。住宅を建築する場合でも詳しい専門家が味方に付けばこれほど心強いことはないですね。そういったことからか当社でもよく第三者的な立場で住宅建築に関わって貰えないかといったご依頼を頂くのですが、実際のところ「建築業界ではお客さんを確保した者が工事の采配を握り、利益を確保する」という慣例の為、第三者の立場はとても弱く、仮に問題を見つけたとしてもその事を立て主さんに報告するのが関の山で、具体的に現場に指示し改善を求めるような事は立場上難しく、問題を報告している間に工事が進み隠蔽される事も考えられます。建築工事においては「お客を取ってきた」という事実は絶対で横から入った第三者の立場など工事関係者は相手にしないのが常識です。

建築現場では工務店がお客を取ったのであれば工務店が、不動産業者がお客を取ったのであれば不動産業者が工事の采配を振るい工事全体に対し大きな発言力を発揮します。工事に従事する人達も「お客を取った者」の立場を最大限尊重するのが暗黙のルールですからこの采配を握るキーマンを味方に付ける事が重要です。

しかし、工務店や不動産業者さんはそもそも建て主さんと利害が衝突する対象ですから味方にはなりえません。建築工事に直接の利害関係が無い立場である建築設計事務所を味方に付ける事がやはり理想的です。

この場合、建築設計事務所に最初に住宅の設計を依頼する事が重要です。設計事務所に「お客を取ってきた」という立場を与えることにより、建築業界の慣例に従い工事に従事する人達も「お客を取った者」の立場を最大限尊重しますので設計事務所の方を向いて仕事をすることになります。そして、建築設計事務所は建て主さんの方を向いて仕事をするのが原則ですから、結果、工事現場全体が建て主さんの方を向く事になります。また、「お客さんを確保した者が利益を確保する」の利益は設計・監理料という労働の対価として支払われることになり、他の場合のようにマージンとして住宅資金の一部が消えることを防ぐ事もできます。


量より質の住宅へ(2)

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