天草人形

 天草の中心都市本渡市郊外の本町で江戸時代後期より作られ始めた人形です.後期の人形は博多人形の強い影響を受けていますが、初期の人形は伏見人形の影響を受けながらも独自の型があります.土質がよく、薄く型抜きされていて.高温でしっかりと焼かれています.戦後一時復活されましたが、古い作品にはおよびませんでした.
山姥金時

 天草という土地柄、隠れキリシタンにマリア様とキリストとしてあがめられたと説明されている本が多いですが、同じ型の人形は、東北をはじめ、日本各地に認められることより、真偽のほどはわかりません.そのような言い伝えは別にしても、のびのびとした構図と南国的な彩色で天草人形の代表作であることには変わりありません.明治後期の作品です.よく郷土玩具関係の文献で紹介されている濃い水色で彩色された山姥金時は戦後の復活品です.