青森人形


 手ひねり人形として有名な青森人形です。 昭和7年頃より、福原英治郎氏により青森で作り始められました。独創的なてひねり人形が有名です。郷土玩具として趣味家向けのに作られた要素が強く、節句人形として飾られたり、子どもが実際に遊んだりしたわけではないので、厳密な意味では郷土人形の範疇をはずれるかもしれませんが、参考のため掲載します。

天神

夏の青空にふさわしく青い人形を、とういわけでもないのですが、戦前製の青森の座天神を掲載します。
 青森人形といえば手捻りが有名ですが、少数ですけれども2枚型を使用して作られた人形も残されており、そのほとんどは花巻人形を原型として作られています。
 この天神も2枚型を使用されて作られていますが、花巻ではあまり見ない形ですので、あるいは原型は花巻ではない可能性も考えられます。伝統的な2枚型の技法で作られているとはいえ、彩色や面相はかなり自由奔放であり、青森の特徴がよく出ています。青森も、戦後、特に後期の作品は、やたらに奇をてらった構図や、けばけばしい彩色で個人的にはあまり馴染めません。好みの問題でしょうが、カラフルな中にも程よい落ち着きがある昭和30年くらいまでの人形のほうが魅力的な気がします。
(2012年8月10日)