大宝寺人形

庄内地方,鶴岡近辺で作られていたと推定される人形です.伏見から型どりされた人形が多く,目は特徴的な三角眼で,明確に鶴岡人形と区別されます.江戸末期から明治中期の作品しか見るこがないので,明治後期には廃絶してしまった可能性が高いと考えられます.鶴岡の古い地名をとって,大宝寺人形と呼ばれています.
おぼこ

 この人形の魅力は,何と言ってもその表情です.大量に採集される鶴岡人形のおぼこが,ぼくとつとして表情に乏しいのに対し,いかにもめんこい表情をしています.大宝寺人形としては比較的新しい作品と思いますが,それでも明治の中期頃と思います.
高さ23cm.