松江人形

 赤天神で有名な松江横浜町の天神山屋山本家では,各種の泥人形も作られていたようです.三代目善二郎が明治末期に廃業,その後型を譲りうけた大野岩男も大正中頃で製作を止め廃絶していまいました.需要が多かった天神は比較的残されていますが,その他の人形の伝世品は少ないようです.生土です.
羽織相撲

 相撲の人形も,羽織姿,旅姿,まわし姿,取り組み姿等色々ありますが,やはり羽織姿が最も大きく,迫力がある人形が多いようです.ここ松江の羽織相撲も,高さ32cmの堂々とした作品です.故意かどうかはわかりませんが,底の作りのせいで後ろに微妙に傾いており,人形の貫禄を増しています.赤と青の対比がとても美しく大胆で,模様も細かく描き込まれています.鉄と嶽の字が描かれますので,鉄ヶ嶽でしょうか.どのような力士か御存知の方,御教授ください.