宮之城人形

 鹿児島県薩摩郡宮之城町(現さつま町)で作られていた人形です.東郷人形の作者榊畩次郎の甥、松永仲次郎が型を受け継ぎ、東郷にほど近い宮之城に移って人形作りを始めました。大正末期から昭和初期にかけて約10年間しか作成されなかったため、残された人形はごくわずかです。描彩は宮之城を踏襲していますが、眼点が小さな飄々とした面書きが特徴です。
俵乗り角力

 オレンジに近い赤、黄色など明るい彩色で、いかにも南国らしい人形です。顔のみニス塗りで、眼点が小さな独特の面書きです。同型の人形が東郷にもあり、井形の模様もそっくりですが、作りは宮之城の方がさらに稚拙で玩味にあふれています。
大正から昭和初期の作品.