相良人形

 堤、花巻の土人形とあわせて、東北の三大土人形と呼ばれています.郷土人形の名称は、ほとんどが産地名がつけられていますが、相良人形は製作者の家名が付けられています.江戸後期、米沢藩相良清左衛門の創始です.伏見人形、堤人形から型どりされたものが多いようです.小品が多く、古作は、植物染料を中心とし、中間色を使用した、上品でかわいい作品となっており、可憐瀟洒の美と称されています.江戸期の古作を展示しました.
太鼓持ち唐子

唐子結いをした童子が太鼓をもっています.

鯉担ぎ

金色の鯉をかついだかわいい作品です.

針箱

 針箱にもたれ掛かった娘さんです.元型は堤人形ですが、着物の下の膝の線が色っぽく,こちらのほうが艶やかな仕上がりです.相良人形の古作によく見られる三角眼の筆使いも最高です.

ヂャルメラ持ち

 異色の人形ですが,元型は伏見人形です.地元米沢では,だったん人と呼ばれているようですが,朝鮮通信士もしくはそれに扮した飴売りを人形化したもののようです.題名はチャルメラ持ちとしました.どのような目的でこのような人形が売られたのか不思議です.

二福神鯛担ぎ

 恵比寿さまと大黒さまが、棒にくくられた鯛をかついでいるユニークな型です.この人形も元型は堤人形です.福神の人形は全国各地で作られていますが、笑顔がなんとなく陰気くさい作品がおおくあまり好きにはなれません.その点、この相良の作品は、ほんとにかわいらしい顔で、まったく陰気くささを感じさず、好感が持てます.

内裏雛

 三角目のとてもかわいい内裏雛です.元型は伏見人形です.