堤人形 弐

天神

彩色の落ち着き、手慣れた中にも気品にあふれる面書き全国各地の土人形産地で天神を作らなかった産地はないかと思いますが、天神の最高峰と思います。

内裏雛

 江戸末期の堤人形の内裏雛です.植物染料による落ちついた彩色で、精緻、華麗に作られています.女雛の裾は上から見ると円形に後ろに広く広がっています.

獅子頭持ち

 獅子頭を持って踊っているところでしょうか.構図の取り方が見事です.愛嬌のある獅子頭と上品な童子の面書きもみどころの一つです.背面に佐藤という型彫銘があり、江戸期の堤人形の名工、佐藤九平治の型であると考えられます.

太鼓打ち唐子

 唐子結いをした童子が太鼓を叩いています.相良人形に掲載している唐子に比べ,やや動きに欠ける観はありますが,面書きには堤人形らしいかわいらしさがあります.