Linux導入、ハードウェア構成、最新動向
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▼ Linux徒然コラム

第一回「自宅サーバー、Linux vs Windows」


つい先日の話題に「WindowsとLinuxの比較調査でWindowsが優れている」という記事があった。 これは米Novellと米Microsoftとの論争の一節である。どうもNovell側はblogで反論したようだが、 時を同じくして別の記事でも同じ文章を読んだ。それはなんと月刊誌LinuxWorldの広告で、である。

内容はこうだ。「Linuxに移行した場合、パフォーマンス、ビジネス価値の向上も見込めず3-4倍のコストがかかる・・」 といったものである。このLinux専門雑誌にMicrosoftが何の脈絡もなくこういった文章を載せるとは思えないので、 現実としてはこうなのかもしれない。

そのLinuxはというと、これもある面二極化してきている。それはRed Hat LinuxやTurobo Linuxのような商用ディストリビューション とGNU/Linux、すなわち無償に則ったLinuxである。要は大規模企業向けに特化し、サポートの充実と安定の供給を維持するものと 、コミュニュティーなどを通して従来の草の根的発想で維持を続けるものである。後者がLinuxの理念理想であることは間違いない がユーザー及び企業としてはどちらを選ぶであろうか。

昨今、IA-32プロセッサから64に移行しつつある。大規模サーバーにとっては4GBのメモリ障壁を越えるためにも64に移行したいはずだ。 この流れにすばやく乗ったのが商用ディストリビューションたちである。Windowsよりもすばやく対応させた。 これはすなわち「枯れたハードで動くLinuxから最新、最速への挑戦」である。

自宅サーバーにおいてOputeronであろうがpentiumであろうが動けば問題ない。同じくOSだってウェブサイトのようなコンテンツ を表示させるためだけであれば閲覧者にとってどちらでもよい話だ。こうなったとき、重要なのはサーバーの安全維持とレスポンスだ。 安全というのは言うまでもなくセキュリティーであり、レスポンスは表示速度のことだ。自宅サーバーである限りFTTHやADSLの速度 が限界なわけだから動的コンテンツを動かすプログラム(perl、sqlなどなど)がある程度さばけるCPUパワーがあればよい。

残りはセキュリティー。実はこれがすべてのサーバーOS選びの要素だと思う。冒頭に書いたようにmicrosoftはコストがかかると 言っている。そして多くの有名なlinuxたちは無償から安定、供給を維持するために商用ディストリビューションに変化した。 つまり、インターネット上にサーバーをさらすためには莫大なお金、もしくは人的労働(管理などを含む)を要するのである。

一般の人がアンチウィルスソフトを導入するのに年間1万円程度の保守料を支払うことをためらう時代ではない。 サーバーも同じではないだろうか。

つまり、ある程度お金を出せば「安全だよ」と言っているOSと毎日ログを見てアップデートを繰り返してがんばってね、というOSの違いだ。 企業がどちらを選択するかはわからないが、自宅サーバーOS選びは本人の性格しだいなのかもしれない。

2005年11月23日

次回は12月中を予定しております。
タイトルは「玄箱でLinux動かしてMovableTypeまでやってみましょうか(仮)」です。