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長崎ブリックホール

「2枚舌の音楽会」

進行基礎台本

*オープニング

M1:(室内楽位置にて。九響弦楽器は板付き。)

バッハ:カンタータ140番より「我は汝のもの」

茂木:開始の挨拶、「2枚舌」の意味、オーボエから始めること、マルチエロ曲紹介。

オーボエ

M2:(独奏位置にて)

マルチエロ:オーボエ協奏曲ニ短調第2楽章「ヴェニスの愛」

*インタビューコーナー

茂木:感謝。オケ紹介(起立)、九響オーボエセクションを交えて、お話しを聞いていく。素晴らしいインタビュアーをお願いしている。紹介:(柄本さん、九響オーボエ奏者インタビュー位置へ)

柄本さん+オーボエ奏者(3人):適宜質疑応答

*茂木さんの本によると、神経質だそう。

*リードを作るのが大変らしい。etc・・・

*ひとりだけ、楽器が長いし、先が膨らんでいるが、値段が高い?(イングリッシュホルンを紹介します。)

・茂木:柄本さんに、オーボエ演奏に挑戦していただきましょう!(柄本さん、徳山さんの用意した楽器でチャレンジ)

・茂木:素晴らしい!さて、では、この3人で、まずはオーボエ音楽の有名な室内楽を演奏します。

ベートーヴェン曲紹介。(柄本さん朗読位置で鑑賞。)

*室内楽コーナー

M3:ベートーヴェン:オーボエ3重奏曲ハ長調第1楽章

・柄本さん:面白い、など感想。

*(茂木、オケ中の演奏位置へ。)

*オケ中コーナー

・柄本さん:さあ、茂木さんはオケの中に座ってしまいました。これから、オーケストラの中でのオーボエの活躍を、ダイジェスト・アンド・メドレイ!で、聞かせていただきましょう。ここに、茂木さんの書いた原稿があります。僕がこれを朗読しながら、みなさんに御案内することにしましょう。それでは、どうぞ。(用意を確認)

(以下:朗読台本)

・柄本さん:

まず最初は、ロッシーニ作曲、「絹のはしご」序曲。この曲は決して有名なものではないが、オーボエ奏者のオーディションでは必ず出題される。冒頭から、イタリアの太陽を思わせる明るいオーボエのソロ、そして続く快速の部分では、舌で音を区切る「タンギング」と言う技術の、限界までの速力と正確さが求められるソロが続く。おしゃべりなイタリア人を彷彿とする、魅力的な音楽。では、どうぞ!

M4:ロッシーニ「絹のはしご」序曲より

柄本さん:つぎに、シューベルトの交響曲ハ長調「グレート」の第2楽章。低音の不気味な足取りに乗って、孤独な英雄が歩いてゆく。

M5:シューベルト:交響曲第9番第2楽章

柄本さん:オーボエはオーケストラのプリマドンナといわれている。バレエ、オペラ、それぞれの音楽からオーボエのプリマ振りを聞いていただく。まずは、あまりにも有名なバレエ「白鳥の湖」から。暗い湖に青白く浮かび上がり、おののくように震えるオデットの姿を、チャイコフスキーは細いオーボエの旋律とハープによって見事に描き出している。

M6:チャイコフスキー:「白鳥の湖」から情景

柄本さん:ヨハン・シュトラウスのオペレッタ「こうもり」のなかに、仮面舞踏会にでかける夫婦がお互いを騙してお別れする、おおげさな別れの歌がある。序曲では、この感情的な旋律をオーボエ・ソロが歌い上げます。

M7:ヨハン・シュトラウス:「こうもり」序曲より

柄本さん:オーボエの、鮮やかでくっきりした音色は、音楽の雰囲気を一瞬で変えてしまう場面でよく使われます。ボロジン作曲「だったん人の踊り」冒頭の美しいソロをどうぞ。

*(拍手の間に徳山さん舞台袖へ、代わって小林さん登場?)

M8:ボロジン:「だったん人の踊り」冒頭

オーケストレーションの魔術師、ラヴェルはみずからのピアノ曲「クープランの墓」をオーケストラ編曲したとき、冒頭の、遠くからフランスの田舎の村に響いてくる教会の鐘の音を、オーボエ・ソロに委ねた。繊細で美しい、しかし、小さく、低く、ややこしい指使いという古今東西もっとも難しいオーボエ・ソロのひとつを聞いて下さい。

M9:ラヴェル:「クープランの墓」よりプレリュード冒頭

さきほど小林さんが御紹介下さったイングリッシュホルンの音を聞きます。ベルリオーズの「幻想交響曲」では、不吉な夢の中の荒野を遠く呼び交す羊飼いの笛が、こんなふうに表現されている。

M10:「幻想交響曲」より

舞台裏から吹くオーボエもベルリオーズの指示。当時としては画期的な演奏方法だったと言えるだろう。

イングリッシュホルンと言えばなんといってもこの曲。「家路」としても知られる、ドボルジャークの「新世界」から。

M11:「新世界」第2楽章

(拍手。徳山さんも登場。オーボエ奏者3人あいさつ。一旦袖にはける。柄本さん、埜口さん一旦袖へ。)

(短い休憩、チューニング)


*ファゴット

(茂木登場)

茂木:今度はファゴット。まずは協奏曲から。(曲紹介)

ソリストは(埜口さんの紹介、呼び込み)

(埜口さん登場)

M12:ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲ホ短調第1楽章

(茂木はける。柄本さん、九響ファゴット奏者登場してインタビュー位置へ。コントラファゴットを持参)

*インタビューコーナー

*茂木さんの本では僕はファゴット奏者だというのですが・・・(適宜質疑応答)

*また大きな楽器が(コントラファゴットの紹介)

*ファゴットにチャレンジ

柄本さん:「3人で、なにか楽しい曲を」

埜口さん:「それでは(ワイセンボーン曲振り,室内楽位置へ。)

*室内楽

M13:ワイセンボーン:「3本のファゴットのためのポルカ」

(茂木指揮位置へ、ファゴット奏者オケ中演奏位置へ。)

*オケ中コーナー

柄本さん:先程と同じく、茂木さんの台本を朗読しながら、オケの中でのファゴットの活躍を聞いていきましょう。では、始めます。(用意確認)

台本:

柄本さん:ファゴットと言う楽器には、ユーモラスというほかにもいろいろな性格がある。まるで優れた俳優のように、人間のさまざまな心を表現できるのがファゴットなのだ。まず、ペーソス。ドニゼッティのオペラ「愛の妙薬」から、ブランコに乗って歌う恋のアリアを。

M14:ドニゼッティ「愛の妙薬」より

柄本さん:深い、暗い苦悩を表すことも低音楽器としてのファゴットの大事な仕事。チャイコフスキーの交響曲「悲愴」から。

M15:チャイコフスキー「悲愴」より

柄本さん:うってかわって、ファゴットの高音は裏声のようにかすれて、ちょっと美和明宏のようでもあり、セクシーともコメディーともいえる雰囲気。有名な、ストラヴィンスキーのバレエ「春の祭典」から、大地の目覚め。

M16:ストラヴィンスキー「春の祭典」冒頭(独奏です)

柄本さん:ラヴェルの「ボレロ」では、この高音域から、グロテスクな低音域までを使ったセクシーなソロが作られている。

M17:ラヴェル:「ボレロ」より

柄本さん:ユーモア、ペーソス、セクシーなファゴットを聞いてきた。ファゴットにはしかし、心温まる、まるで埜口さんのような性格が1番素晴らしく似あっているいるかもしれない。雄大で男性的、戦いと苦悩、解放と歓喜に満ちたベートーヴェンの「第9」の中で、このファゴット・ソロが表す心の暖かさは類を見ない。

M18:ベートーヴェン:「第9」より

*茂木、埜口さんを起立してカーテンコール、いったん指揮台を下りてインタビュー位置へ。

茂木:柄本さん、いかがでしたか?(感想を聞く)

今日はありがとうございました!大きな拍手を!

茂木:(CDや本の宣伝など)さあ、前半最後の曲になりました。このファゴットがユーモラスに笑っていたり、オーボエがプリマドンナのように甲高く歌ったり、楽しさに満ちた音楽で締めくくります。モーツアルト作曲、「フィガロの結婚」序曲です!

*(柄本さんはオケのファゴットの席で聞く)

M19:モーツアルト「フィガロの結婚」序曲(全曲)

茂木、感謝、オーボエ、ファゴット奏者起立して挨拶。もういちど柄本さん呼び込み、感謝、拍手。(花束?)


休憩

茂木:短い曲振り(クラリネット版の存在など)

M20:モーツアルト:交響曲第40番ト短調KV550

>ベーレンライター新全集初演版・オーボエ版(全曲)

(チェンバロ奏者演奏位置へ)

M21:アンコール:バッハ:管弦楽組曲第1番より、ガヴォット1,2,ブレー1,2,1