日本美術刀剣保存協会 東京都支部


平成29年度研究鑑賞定例会スケジュール
  開 催 日 時  会 場
第1回  6月24日(土)   刀剣博物館 4階講堂
第2回 7月29日(土) 新橋
第3回 9月30日(土) 新橋
第4回 1月27日(土) 京王プラザホテル


◆平成二十八年度 第五回鑑賞研究会◆
平成29年3月18日(土)
刀剣博物館 4階講堂

◆内容◆ 
刀剣  「短刀の魅力」 梅野 勉 講師 ・ 飯田 慶雄 講師
刀装具  「後藤家十一代〜十七代」 葉山 修陽 講師
一本入札鑑定 藤代 興里 講師
参考刀鑑賞 支部役員出品




 
鑑賞刀 『短刀の魅力』
梅野 勉 講師



鑑賞刀 『短刀の魅力』

飯田 慶雄 講師

  
刀装具 『後藤家十一代〜十七代』
葉山 修陽 講師




鑑定刀解説
藤代 興里 講師



東京都支部三月定例鑑賞会・懇親会報告   藤田 裕介
                     

 三月十八日(土)春の暖かさが感じられてきた三連休の初日、五十名近い参加者が刀剣博物館4階に集い
東京都支部の刀剣刀装具定例研究鑑賞会が行われました。

 今回の鑑賞刀のテーマは『短刀の魅力』。会場には名だたる名工の短刀が十三振り並びました。
鑑賞刀は吉光、来国俊、応永信国、保昌貞宗作、新藤五国光、行光(朱銘)、正宗(朱銘)、左、左安吉、
筑州住左(行弘)、長光、国泰、兼先と五ヶ伝の名工がズラリと並び非常に貴重な鑑賞会となりました。

講師は梅野勉氏と飯田慶雄氏のお二人にお願いし、
梅野講師は相州物へのこだわりと思いを、
飯田講師は筑州住左の現在に至るまでの変遷と研究の成果とを講義して下さり、
互いに独自の視点から想い想いの解説をしてくださることで、とても興味深く聴かせてもらいました。

 刀装具鑑賞の方のテーマは『後藤家十一代〜十七代』ということで通乗から典乗までの
後藤家の御家彫りの作品に加え、時を同じくして活躍した名だたる町彫り金工師の名品もずらりと並びました。町彫り金工は奈良利寿、横谷宗aといった町彫り金工の祖から加納夏雄、海野勝aと
幕末明治の名工の作品までが並び、他にも柳川直政や津尋甫、大月光興、後藤一乗など
どれも非常に見ごたえのある名作が並び、参加者の方々は食い入るように見ていました。

講師は葉山修陽氏にお願いをし、後藤家の龍の見方やその時々の時代背景を追いながら変化する
町彫りの作品の説明を非常にわかりやすく丁寧に抗議して下さいました。

 鑑定刀は一本入札で刀三振り、短刀二振りが並び古刀から新刀、新々刀と各時代の刀が
順不同で並べられました。

一号刀   眠龍子寿実
二号刀   城州埋忠作
三号刀   備州長船盛光
四号刀   来国光
五号刀   長曽祢興里入道乕徹

全体的に難問かと予想されましたがそれでも一本入札ながらもなかなかの高得点が出ました。
成績優秀者は以下の通り。

天位  中村和人氏  高橋孝氏  葉山修陽氏
地位  渕江錦治氏
人位  堀込晋氏

鑑定刀の解説は藤代興里講師にお願いをし、一振り一振りとても丁寧に解説して下さりとても勉強になりました。特に四号刀の来国光の短刀はかなりの大振りなので全体的に信国の札が多かったのですが
来国光たる所以の講義と、二号刀の短刀の城州埋忠作の銘振りの研究課程の話はとても興味深く、
皆さん真剣な眼差しで講義を聞いておりました。

今回は鑑賞刀も刀装具も見事な作品が並び、勉強になるとともに間近で名品を見、
それを手に取ることのできる非常に贅沢な時間を過ごさせていただきました。

次回は六月二十四日、代々木の刀剣博物館では最後の定例研究鑑賞会となります。
都支部の皆様、また他支部の方もぜひ奮ってご参加下さい。



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