日本美術刀剣保存協会 東京都支部


平成31年度研究鑑賞定例会スケジュール

  開 催 日 時  会 場
第1回 3月23日(土)13時~   東京美術倶楽部
第2回 7月27日(土)13時~ 東京美術倶楽部
第3回 9月28日(土)13時~ 東京美術倶楽部
第4回 1月25日(土)13時~ 東京美術倶楽部







◆平成三十一年度 第四回鑑賞研究会◆

平成31年3月23日(土)
東京美術倶楽部 

◆内容◆ 
刀剣 「京のかたな展 出品刀を中心として」 冥賀 吉也 講師
刀装具 「後藤一乗とその一門」 松永 廣吉 講師 
刀剣入札鑑定 冥賀 吉也 講師


3月定例観賞会報告  東京都支部 冥賀亮典


平成31年3月23日、東京美術倶楽部において東京都支部3月鑑賞研究会が開催されました。

桜の蕾もほころびはじめた当日の天候は薄曇りながら約70名の方が出席されました。

刀剣は「京のかたな展 出品刀を中心として」について冥賀吉也講師より解説がありました。

「京のかたな」展の図録には、個々の刀剣についての解説のみではなく、後鳥羽天皇が
三種の神器のうち剣を入手できずに即位に臨んだので、御番鍛冶に刀を打たせたなどといった
歴史的な背景も詳細に記されているのでよく読んでいただきたいとのことでした。

出品刀は昨秋、京都国立博物館において開催された特別展「京のかたな匠のわざと雅のこころ」に
実際に出品された名刀の数々を今度は実際に手に取って鑑賞するという試みでした。

#16 太刀 国永(五条)

#54 小太刀 吉光

#124 短刀 国広(包丁正宗写)

#129 刀 肥前国忠吉 (重要美術品)

#132 刀 日州実忠 永禄九年紀

#146 刀 丹波守吉道

#150 刀 用恵国包 (重要美術品)

#157 刀 和泉守国貞 (重要美術品)

(#は京のかたな展における作品番号)

上記の重要美術品3振を含む出品刀8振をはじめとして、ほかに京物の古刀では
三条物、綾小路末行、藤四郎吉光、来国行が3振、二字国俊、来国俊が2振、了戒、
信国、長谷部国平、新刀では堀川国広が4振の24振が並びました。

特に、出品刀のなかでも古刀の五条国永の太刀と、藤四郎吉光の小太刀の2振は
国の指定品である重要文化財クラスかそれ以上の
なかなか手に取って鑑賞することができない名刀ということもあり、
終了時刻の16時を過ぎてもそれぞれに10名を超える方が列を作られており、
改めて古名刀の魅力を強く感じた次第です。

刀装具のテーマは「後藤一乗とその一門」として、後藤一乗をはじめとして
門人ら船田一琴、和田一真、荒木東明、今井永武、橋本一至、中川一匠、福井一寿らの名品が
30点ほど並びました。松永廣吉講師から作品それぞれに詳細な解説をしていただきました。

後藤一乗は作品のレベルが高く、門人も数多くいる。なかには殿中差しの金具に
用いる赤銅など黒いものが多く、後藤本家の作品に忠実に作られている。

良い作品は品格があり、名品が持つ独特のオーラを自ら感じて掴み取って欲しいとのことでした。


恒例の刀剣一本入札鑑定は冥賀吉也講師より詳細な解説がありました。

鑑定刀は以下の通りです。

一号刀、 太刀 太刀(千手院)

二号刀、 刀 備前長船治衛門尉清光

三号刀、 脇指 出羽大掾国路

四号刀、 刀 法城寺吉次

五号刀、 刀 固山宗次

成績上位者は

天位 松本啓之亮氏

地位 渕江錦治氏

人位 高橋孝氏
 


     


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