ラケット・ストリングスのFAQ

ラケットやストリングスについて、ラケットBBSや旧掲示板に寄せられた質問の中から、よくある質問にこたえます。
更に詳しく知りたい方は、FAQ以外の説明もお読みください。検索サイトなどから直接来られた方は、リンクが正しく表示されないこともありますので、一度メニュー画面に戻って「ラケット・ストリングス」からお入りください。

ラケットに表示してある3UG4という表示は何ですか?
 ラケットの重さとグリップの太さの表示です。3Uはラケットの重さが86〜90gであることを示しています。G4はグリップの太さで数値が大きい方が細いグリップです。同じ内容でGOSENのラケットは3U4と表示されています。
 ラケットの重さ表示については「ラケットのバランスって何?」に詳しく表示してありますので参照してください。
 とりあえず 2U 91〜95g 3U 86〜90g 4U 81〜85g 5U 76〜80g となっています。
グリップの太さは数字が大きいほど細いのはなぜ?
 グリップの太さは4のうほうが5よりも太いです。それは グリップの数値が分数の分母だからです。4というのは 3と1/4インチで、5は3と1/5インチなのです。もちろんグリップの周囲の長さです。
初心者に最適のラケットは何でしょう?
 初心者はハイクリアを遠くまで飛ばすことができません。ハイクリアはバドミントンの基本なので、少なくともシャトルをコートのバックバウンダリーラインから反対側の同じ位置まで飛ばさなければ練習すらできません。力のない(あっても正しい使い方ができない)人が飛ばすためには硬いラケットは向きません。値段にかかわらず、よくしなる柔らかめのラケットを選ぶべきでしょう。ただし初心者はぶつけたりして壊すこともあり最初から高級なものは勧めません。(お金があれば別ですよ)具体的にはYONEX社のCAB-13(カーボネックス-13)、Ti-1(チタン-1)、Ti-4(チタン-4)などがお勧めです。パワーのある人にはGOSEN社のルーツガブンアーメット2900もいいとおもいます。詳しくはどんなラケットを選べばいいの?をお読みください。
チタンラケットってチタンでできているのですか?
 現在主流のラケットはカーボングラファイト(炭素繊維)というものでできています。チタンが使われているのはごく一部だけです。打ったときの振動を減らしたり、しなる部分を変化させたりする用途に使われています。あくまで補助的な素材です。
 もしラケットすべてをチタンにすると、重さやバランスが変わり、当然打ちやすさも変わります。そしてそれはプレイヤーにとって有り難くないラケット(重すぎる。振動を吸収できない、値段が高いなど)になるでしょう。
トップヘビーとかトップライトって何のことですか?
 ラケットのバランスのことで、ラケットを振ったときの感触が軽いものをトップライト、重いものをトップヘビーといい、中間のものはミッドバランスと言います。
これは軽いラケットだから振り抜きやすいというわけではなく、全体として軽くてもラケットヘッドの方に重さが偏っていると重く感じます。ヨネックスでは「スウィング指数」という数値で表しています。この数値が大きいほどトップヘビーということになります。詳しくは「ラケットのバランスって何?」をご覧ください。
フレックスって何でしょう?
 フレックスはラケットのシャフトやフレームの「柔らかさ」(硬さ)とか「しなり」のことです。硬いラケットはシャフトだけじゃなくフレームも硬いです。
硬いことのメリットは、変形しにくいのでストリングス(ガット)のテンションを高く張れること、シャフトが硬いことよって速いスウィングにも振り遅れないことなどがあります。逆にデメリットは、しならないので飛びません。また手首やヒジ、肩に衝撃が強く伝わりますので関節や腱を痛める原因にもなります。
シャフトやフレームフェイス(ストリングスを張った面)は一種のバネですから、ある程度しならないと飛ばないのです。硬いシャフトをしならせるパワーのある人でないと使いこなせません。
ロングラケットは使いやすいのですか?
 ロングラケットはレギュラーラケットより約1cm程度長くなっています。それだけ重くなるはずですが技術の進歩で軽量化され使いやすくなっていますので、今後はロングが主流になります。
 同じロングラケットでもシャフトが長いものや、グリップ部が長いものがあります。シャフトを伸ばすとキックポイントと呼ばれるシャフトの屈曲点が相対的にグリップ側に移動します。つまりヘッドが遅れて出るのでシャトルは飛びますがコントロールが悪くなります。これを修正するにはシャフトを硬くするか太くしないといけません。しかし重量配分や空気抵抗などを考えてそれぞれのメーカーが妥協点を探った結果 現在のようになっていると考えられます。
スルメって何ですか?
 GOSEN社のGrapower110Long(グラパワー110ロング)のことです。ラケットのシェアはYONEX社がプライスリーダー(1社で半分以上のシェアを持っているので価格を決める基準となる)なので、他社のラケットを初めて使うと違和感を感じることが多いようです。Grapower110Longは最初は使いにくく感じるのですが、使っているうちになじんで味が出ることから、「食いつきは悪いが一度口にするとやめられない味が出るスルメ」をもじって、ここのBBSで名前がつきました。ウニさん・月見さん・ねこんたの誰かの命名です。
 残念ながらスルメも2000年モデルを最後に生産中止になってしまいました。
 その後 カタログには無いものの、毎年入門用モデルとして生産が続けられています。性能は以前のものとそれほど変わらないようです。(完全に同じかどうかは確認できません)
折れやすいラケットがあると聞きますが・・・
 ラケットが折れる原因は、他人のラケットとぶつけたりラケットケースに入れて持ち歩いたりするとき過剰な力が加わることによっておこります。またストリングスを張っている途中に強く張りすぎて破壊してしまうこともあります。
 折れやすいと言っても適性テンション内であれば、折れることはまずありません。しかし空気抵抗を減らす目的で肉厚を減らしたり(エアロータスシリーズなど)、フレームの曲率が大きく変化する(アイソメトリックシリーズなど)ものや、材質が変化する(チタンフレームなど)ものは、高性能を追求するために耐久性が犠牲になっているので、適性テンション以上の張力をかけたりすると壊れやすいのは仕方がありません。
 一般に新しいモデルが出たときは、製造工程にムラがあったりして特定のラインで製造されたロット(製品番号)で初期不良がおこりやすいと言われています。メーカーは見えないところで少しずつ改良しているのでリコールされることは滅多にありません。当たりもあればハズレもあるというわけです。半年以上たてば工程も安定してくるので、不安なら新しいモデルには飛びつかないほうがいいでしょう。
 発売後数年経てば、改良が加えられて適正テンション(保証される値)の上限値が上がることも多いです。
ラケットを改造すると違反になりますか?
 改造の内容によります。ルールブックには「ラケットのフレームは、全長で680mm以内、幅は230mm以内とする」とありますから、シャフトを繰り出したり、付着物・突起物を付けてこれ以上の大きさにすることはできません。
 多くのプレイヤーはグリップテープを巻いて使ってますがこれも改造といえば改造でしょう、しかしルール違反ではありません。これは「摩耗や振動を抑えたり、防いだり、重量の配分を変えたり、ハンドル(グリップ)の部分をプレーヤーの手に紐で縛り付けるときのみ許される」という項目があるので許されています。詳しくは日本バドミントン協会の競技規則第5条をご覧ください。
グリップテープを巻くと何かよいことがあるんですか?
 買った状態でラケットを使っていると、使っているうちにレザー部分がはげたりずれたりして中の木の部分が見えてきます。このようなことを防ぐためにレザー部分を保護する目的でグリップテープを巻くことがあります。
 次に、レザー部分にテープを巻くことによってグリップを太くして自分の手にあったグリップにすることができます。最も一般的なラケットのチューニングといえるでしょう。人によっては2重3重に巻いて太くしている人や、ウレタン入りのボコボコグリップで滑らないようにしている人もいます。
 一般にグリップテープを巻くと、ラケットの軸周り回転を軽い力で始動することができます。しかし、その分一定の角度だけ回転させるのに時間がかかりますので注意が必要です。自分の感性にあったグリップの太さに調整しましょう。
グリップテープはタオルとウエットのどちらが良いのでしょうか?
 グリップテープにはタオルグリップとウレタン製のウエットテープグリップがありますが、気に入った方を選べば良いと思います。一般にタオルグリップは巻いたすぐは滑りやすく使い込むと硬くなり使いにくくなります。使いやすい期間(いわゆる 美味しい時期)はウェットより短いと考えた方がよいでしょう。ただ感触についてはウェットより良いという人が多いのも事実です。タオルグリップは貼り付け面に糊がついているので、はがすときに繊維や糊が残りますので、あらかじめアンダーラップ(薬局などに置いてあります)を巻いてから巻き付けるのが良いとされています。
 ウエットテープは慣れれば簡単に巻けます。巻いても細すぎるときは2重に巻くこともできるので便利です。
エンドブタって何ですか?
 グリップテープを巻くとき、グリップエンドの部分を特に太く巻く方法です。指が引っかかりすっぽ抜けることがなくなります。ただし、ラケットのバランスが多少でもトップライト気味になりますので、何もしないときに比べて振り抜きやすさは変化しますので注意が必要です。選手の中にはこれを積極的に利用する人もいます。「エンドブタ」の名付け親はなおゾウさんです。
みこさんちのエンドブタの説明です。クリックしてください。
なおゾウさんちのエンドブタの説明です。クリックしてください。
ガットは何でできていますか?
 一般にガットとよばれる糸は、正しくはストリングスといいます。現在市販されているストリングスはナイロン繊維を束ねたものが主流です。チタンといってもナイロン繊維にチタンコーティングをしたもので、全体がチタンではありません。またセルロース繊維を用いたものも出現しています。過去には中心に鉄やタングステンを織り込んだものや、オイルを封入したものもありました。
 初期の頃はヒツジの腸を用いたので シープともよばれていました。現在も「ハイシープ」というストリングスを見かけますが、これは感覚が似ているという意味で実際にヒツジが使われているわけではありません。同じくガットはウシの腸のことです。本物のシープストリングス(よく考えるとシープガットって変ですね^^;)は現在ほとんど入手困難です。
上級者の打った球はなぜいい音がするの?
 上級者がスマッシュを打つと「カーン」という金属音がしてとても心地よいです。これはストリングス(ガット)を強く張っているからです。
 ストリングスは弦楽器の弦と同じで、強く張れば張るほど高い音がします。またゲージ(太さ)の細いものほど同じテンション(張りの強さ)でも高い音がします。ただし細いストリングスを強く張れば切れやすくなり耐久性が落ちるのはしかたありません。
ストリングスの張り方でシャトルの飛び方が変わりますか?
 ストリングス(ガット)を張ったラケット面(フェイス)は、シャトルが当たるとバネの役割をします。シャトルが当たったときフェイスは少したわんだ後その反動でシャトルを飛ばすことができます。ストリングスを強く張ることはバネの力を強くすることと同じで、たわみが少ない分だけ反動も小さく飛距離も出ないということになります。
 では、緩く張れば飛ぶかといえば必ずしもそうではありません。緩いテンションで張ったフェイスにシャトルが当たると、シャトルのエネルギーはストリングスをたわませること以上に、ストリングスを左右にずらすことに使われます。サッカーでゴールしたボールがゴールネットを揺らせるだけで返ってこないように、反発力にはならないのです。飛ばすためには、自分の力にあったテンションを手探りで探すしかありません。また硬く張るとコントロールがつきやすく、打球音も乾いたいい音がします。詳しくは「上級者はなぜハイテンション?」に詳しく説明しています。
テンションはどれくらいがいいのですか?
 ラケットのカタログには適性テンションが記されています。一般に縦糸(メイン)16ポンドから20ポンド程度、横糸(クロス)が縦糸に17〜22ポンド程度です。ショップで張ってもらうときはパワーのない女性プレイヤーなら18ポンド程度、初心者の男性で20ポンドあたりが一般的です。上級者になればもっと強く張ってもかまいませんが、その場合はラケットが折れても自己責任です。
 しかし使っているうちにストリングスは弛んできますので、切れなくても3ヶ月に一度(長くても半年に一度)は張り替えるのが賢明です。
店によって同じテンションでも張りの強さが違いますが・・・・
 ストリングスのテンションが同じ数値なのに、張り上がりがA店とB店で違うというのはよくあることです。A店の店員XさんとYさんでも異なりますし、同じXさんでも日によって、極端なときには張るたびに異なるといったこともまれではありません。
 ではいったいどれが本当のテンションなのでしょう? A店のストリングマシンとB店のマシンが異なる場合 どちらかが狂っていることも考えられますが、実際にはマシンの狂いよりストリンガー(ガットを張る人)の張り方の差のほうが大きいようです。熟練したストリンガーは自分の馴染んだマシンで常に一定の誤差範囲で張ることができますが、未熟なバイトなどが張ったときはばらつきが激しいのです。
 メーカーの立場は販売店にラケットやストリングスを「売ってもらう」立場なので「これが正しい張り方だ」などという講習や押しつけは口が裂けてもできません。だから自称プロのストリンガーが自分流の勝手な張り方をしているので店や人によって同じテンション値でも異なる強さの張りあがりになると考えられます。
テンションロスって何ですか?
 ストリングスを張るときストリングマシンという機械を使います。張り上がった状態のテンションが機械の目盛に示されたテンションよりも低い場合をいいます。
 テンションロスの原因は、縦糸(メイン)を張ったあと横糸(クロス)を通すとき、縦糸の間を縫って横糸が通るため摩擦によりマシンの目盛で示されたテンション値ほどにストリングスが伸びないことが最大の原因です。また張っている途中でフレームが変形してハトメ間の距離が変化(短くなる)するため弛んでしまうのも原因となります。
 テンションロスを解消するには、できるだけ横糸を曲がらないように丁寧に張ること、手動式のマシンの場合はストリングスをゆっくり伸ばすこと、多少のテンションロスをあらかじめ予測して1〜2ポンド高めに張ることなどです。ストリングスの1本張りもテンションロス解消に役立ちます。
 ヨネックス社のマッスルパワーシリーズはテンションロスを防ぐ目的でストリングの急カーブを低減しています。
よくガットが切れます
 ガットが切れる場所によって切れる原因が違います。
中央部で切れる場合は、スマッシュの速い人、カットを多用する人・・・要するに上級者ですね。一般に縦糸(メイン)の方が切れやすいようですが、その原因はカットによってシャトルに回転を与えるのは縦糸の役割だからです。その分摩擦が大きくなり切れやすくなります。
 ハトメの部分で切れる場合は、ハトメの部分に欠けたところがあるなどの不良が考えられます。ハトメを交換すれば切れにくくなります。
 フレームの外に出ているところが切れる場合は、フレームショットや床との摩擦などで切れることが考えられます。シャトルすくいなどをするとき床に接する部分はガットが2重になっていて一部が浮き上がっているときがあるのでチェックしましょう。
 一般に気温の低い冬場は切れやすいので、ゲームには替えのラケットを必ず用意しましょう。またガットを張るときのテンションをあげるほど(強く張るほど)切れやすくなりますし、ラケットの耐久性も低下します。耐久性のある(太いので音は悪いかもしれません)ガットを使用すれば多少はマシです。
 ガットが切れたときはできるだけ速やかに、ガット全体を切ってしまいましょう。でないとラケットが破損する可能性があります。
色つきガットは切れやすいのですか?
 売れ筋のガットには一般的な白やアンバー以外に赤、青、黄、黒などの色つきガットがラインナップされています。色つきガットは白に比べて耐久性が無いという噂を聞くことがありますが、それは事実ではありません。強度試験をしても白いガットがが他の色のガットより強いという科学的根拠は何一つ存在しません。
 着色=混ぜもの=不純物=耐久性の低下 という連想で生まれた俗説です。実を言うと白も白色に着色してあるので「着色」という意味では着色ガットなのです。
ラケットはどれくらいのテンションまで耐えられるのでしょう?
 適性テンションを越えてハイテンションで張るとラケットやストリングスに負担がかかり折れたり切れたりしやすくなります。張り方にもよりますがたいてのラケットで25ポンドまでは安全に張ることができます。しかしあまり細いゲージ(0.66mm)のストリングスだとこのあたりが限界でしょう。うまく張れてもゲーム中に切れることが多いです。ラケット自体が壊れることは滅多にありません。
 28ポンドあたりを越えるとラケットにもかなり負荷がかかって張っている途中に折れたりすることもあります。フレックスの硬いラケットなら30ポンドが目安になるようです。上級者もこのあたりを限界と考えている人が多いです。また柔らかいラケットなら強く張ってもラケットが変形して実際に30ポンドにならないようです。いずれにせよ適性テンションを越えたものは壊れても自己責任が原則ですのでお間違えのないようにお願いします。
 またほとんどのストリングスは35ポンド以上に耐えられません。
ヨネックスのラケットにゴーセンのストリングス(ガット)を張っても良いのですか?
 結論から言うと、何の問題もありません。そのようなことは日常茶飯事でおこなわれています。また他社製品を交えて使うことによってストリングスの耐久性や飛び方が違うということもありません。好みの問題です。
「よく飛ぶ」とか「スマッシュが沈む」などのキャッチコピーはホント?
 本当です。ただしその差はわずかで、「よく飛ぶ」とされるストリングスを選んでも、数センチメートルかせいぜい数十センチメートルでしょう。
 しかしバックバウンダリーラインギリギリを狙える実力のある人にとっては重要な要素です。つまり後衛から打てばコートの真ん中までしか返らないような人にとっては旨味は少ないです。何事も腕前です。
自分でガットを張りたいのですが・・・
 ストリングスをショップに頼むと数日かかりますし費用も取られます。その点自分でストリングス(ガット)を張ると経済的です。またそのときの調子に合わせてテンションを変えたり、色の変化も楽しめます。
 ガットの張り方には手張りと機械張りがあります。手張りのやり方は手張り講座の方をご覧ください。
 機械張りの場合は ストリングマシンを購入しなければなりません。ストリングマシンにはストリングスを引く方法によって3種類に分かれています。電動式・バネ式(またはクランク式=クランクを回しながらテンションを合わせる)・分銅式です。正確なのは電動式ですが高価です。分銅式はクランク式よりやや低下価格ですが、慣れるとかなり正確に張れます。数万円の出費になりますが、自分でやる面白さは格別です。
 なおストリングマシンを扱っている会社へのリンクを張っておきます。多くの会社の製品はEAGNASという台湾メーカーのOEM製品です。台湾へ直接注文すると安く輸入できます。日本では大阪に取り扱い店があります。
GOSEN
モアスポーツ
EAGNAS
京都生研
プレストレッチって何ですか?
 ストリングマシーンでストリングス(ガット)を張るとき、一端少しだけ強い力でストリングスを引いてから緩めて張ることです。プレストレッチによって、ストリングスの伸びを押さえ時間経過によるテンションダウンを避けることができます。テニスラケットでは一般に用いられているテクニックですが、バドミントンの場合はそこまでしなくてもかまいません。もちろんやっても問題はありません。
シャトルのフタに張ってある3とか4といった数字は何を示していますか?
 この番号はスピードナンバーとよばれていて1〜7まであります。日本国内では2〜5の範囲で出荷されているようです。
 打たれたシャトルは空気抵抗によって減速していきます。ところが気温が高いと空気が膨張して薄くなり空気抵抗が減るので減速せず普通に打つと飛びすぎます。そこで夏場の暑い時期には飛びにくいシャトル、逆に冬場の寒い時期には飛びやすいシャトルを使ってゲームをします。1や2は飛びにくいシャトル(スロー)で夏専用、3は初夏と初秋、4は晩春と晩秋、5は飛びやすく(ファスト)で真冬を中心に用います。もちろん地方によっても気温が違うので使用するシャトルも異なります。
 外国の製品には48〜52 や75〜79などの数値を用いているものもあります。これは重さ表示ですがスピードナンバーと同じように使います。
国際表示グラムグレイン特徴・使用地域
4875遅い 高地
4976やや遅い 高温地域
5077中間 低地仕様
5178やや速い 寒冷地
5279速い 寒冷地 海面下
 海面下というのは海抜0メートル以下の地域ということで、ヨーロッパ(オランダなどの一部)やアメリカにあります。またグレイン(grain)は重さの単位で 1グラム=15.432グレイン です。48は4.8グラムです。
羽を取ったあとの鳥はどうなるの?
 シャトルの原材料は水鳥の羽毛・コルク・馬皮・ビニールテープ・糸・接着剤です。たまに重さ調整のためねじ釘が入っていたりします。またメーカー名の書いてある丸い紙が貼ってあります。
 水鳥の種類は養殖されているガチョウです。一羽のガチョウからシャトルに使う羽毛は14枚しかとれません。
1個のシャトルには16枚の羽毛が使われていますので、ガチョウ1羽じゃシャトル1個も作れないことになります。シャトル用に羽を取られたガチョウはどうなるのでしょうか? また生えてくるのかと思ったらどうも殺されて肉になるようです。というより肉になるガチョウの羽を利用してシャトルを作っていると考えた方が良いかもしれません。

2002.11.03追補
2003.5.10追補
2003.5.18追補
2003.9.12追補
2007.8.13追補