ストリングメーター
 ストリングメーターについて使用方法と使用感を書いてみることにします。
 ストリングメーターとは、ストリングス(ガット)に直接負荷をかけてストレイングスの張りの強さ(テンション)を測定する道具です。直径約6cmの内側円盤と幅1cmの外側円盤でできたスケール部分でできています。
 内側円盤には裏側にバネが付いていて、さらにそこから伸びた2本のアームでストリングスを鋏んで回転させることにより、ストリングス1本1本のテンションを測定できるようになっています。
 しくみは簡単ですが、ねじりによってテンションを測定できる唯一のツールです。

 テニス用のストリングメーターですが、バドミントンにも使用できるはずです。テンションはストリングスのゲージ(太さ)によって測定される値が異なります。バドミントンのように細いストリングスだと、テニスと同じように測定することはできません。そこで、バドミントンストリングスに適応できるように基準となる点を求めます。
 測定にはバネ測りで正確に引いたストリングスをストリングメーターで測定して、同じ値が出るポイントを探します。ストリングスにはヨネックスの強チタン(BG65Ti)を用いました。
 測定の結果 15ポンド(Lbs)のところが基準になるようですから、その点に赤のマークを付けました。写真には2ヶ所にマークがありますが、一方は張り上がったラケット用、もう一方はストリングマシンのテンションの正確さを測定するためのものです。英語のマニュアルには書かれていますが、日本語のマニュアルには省略されていました。
 いずれにせよ、15ポンド以下は測定できないことになりますが、仕方ありません。


 まず、ストリングマシン ST−200の精度を測ってみます。やはり、平均して3ポンド程度の差があります。ST−200で25ポンドの読みで、ストリングメーターで22Lbs程度になります。
 実際に26ポンドとハイテンションで張ったストリングスの張りたてを測定してみると、メイン(縦糸)では下の写真のように26とほぼ正しい数値が出ますが、クロス(横糸)では23程度しかありません。ストリングスの長さやテンションロスが影響しているようですが、どのように張ってもメインの方が高く出ます。
 ストリングマシンの電動式、バネ式、分銅式によるテンション値の差、同じ形式のマシンの個体差、ストリングメーターの値ともすべて異なり、ストリンキングの奥は深いとしみじみ考えさせられる今日この頃です。ストリンガーの腕前ってずいぶんあると思います。



2003.6.30

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