スルメの解剖
 GOSEN GRAPOWER 110LONGは通称「スルメ」といいます。「スルメ」の由来は「最初は違和感もあるが使えば使うほど味が出る」というラケットだからです。  そこで「スルメ」の解剖をすることにしました。GOSEN社に限らず バドミントンラケットに共通する構造でもありますので興味のある方は見ていってください。

 全体の外観
 このスルメはいわゆる2代目といわれるもので、全長675mm 重量87.8g ストリングス、ウェットグリップテープを2重に巻いた状態で101.0g あります。カラーは赤・緑・青を基調としたものでRGBスルメのうち緑(G)を解剖してみることにしました。

 ラケットのグリップ部分です。ヨネックス社製のものに比べて丸みをおびています。

 切断面
 写真のA〜Gの切断面の写真です。記入されている数値は長さで単位はmm(ミリメートル)です。

 トップ部分の切断面です。カーボンフレームは中空で肉の厚い方が内側です。カーボンは最も薄いところで0.9mm程度です。


 フレームの中央部の切断面です。厚さはトップと変わりませんが、内側の肉が厚くなっています。1980年代のカーボンラケットでは肉厚にムラがありストリングスを強く張ると陥没したりしました。


 C部分の切断面です。空洞内部にナイロン膜のようなものが詰まっています。切断時に膜がうまくはがれませんでした。


 シャフトのトップ部分です。ジョイントレス構造の一体成形で空洞はフレームとつながっています。


 シャフトの根本の部分です。空洞はほぼ真円に近く成形が精密になされていることがわかります。


 グリップテープを外すと内側に鉛のペースト状の重り?が巻いてあります。さらに内側は木製です。シャフトを挿す穴が開いています。


 穴はありません。

 シャフトはどこまで?
   シャフトは図のように黄色い部分が86mmあり 水色で示した空洞部分が18mmあります。また図のように長さ 13.5mmの鉄製の釘が打ってあります。釘は抜け防止と回転防止の役割をしています。




2003.5.17

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