【00年夏山 第一弾 奥秩父】

奥秩父・国師ヶ岳、金峰山
月日:2000年7月15日〜16日
参加者:田代久、佐宗謙一、早川健司

7月15日(土)曇りのち雨

南足柄==河口湖==御坂峠==一宮IC==須玉IC==野辺山==川上村==大弛峠(P)--奥北千丈岳--国師ヶ岳--大弛峠

 

 当初、14日夜発で妙高・火打山に行く予定だったが、雨天予報のため延期に。が、田代を中心に「とにかくどこか山に行こう」と、話がまとまり、人数は6人から3人に、行き先も雨の少なそうな山梨の奥秩父に急遽変更して、出掛けることとなった。

 6:10南足柄発、御坂峠、中央道経由で長野側川上村へ。大規模なレタス畑に感動。川上から大弛(おおだるみ)峠までの林道はかなり悪路、車も早川の四駆に変えて正解だった。

 9:30、大弛峠着。天候は曇り、時々小雨がぱらつく程度。峠の大弛小屋前で幕営。駐車してる車は多かったが、ほとんど日帰りらしく、結局、テントは我々の一張りのみ。

 小雨の止むのを待ち、国師ヶ岳を往復することにした。約2時間の散策である。

国師ヶ岳にて、田代、早川、佐宗

 

 12:30発、峠から樹林帯を登り、40分ほどで奥秩父連峰の最高峰・奥北千丈岳山頂(2601m)に到着。風が強い。時折ガスの切れ目から周囲の山が見える。
「こっちに下ると"イシクスハナ"新道か。」
"石楠花"新道の看板を見て早川の一言。

 ここから約10分で日本三百名山の一、国師ヶ岳山頂へ。悪天候にもかかわらず、30人ほどの登山者とすれ違う。帰りは岩とハイマツ、石楠花が自然に配置された「夢の庭園」経由でテントに戻る。

「夢の庭園」にて茅ヶ岳、朝日岳方面を望む→

 早川名人、夕食のおかずを一品増やそうと釣り竿を手に出掛けるも、珍しく不発。献立は予定通り麻婆豆腐丼と焼ナス。外は雨がで肌寒く、ビールが進まない。19:30就寝。

7月16日(日)晴れ

大弛峠--朝日岳--金峰山--朝日岳--大弛峠(P)==牧丘==三富温泉==御坂峠==河口湖==小田原

 

 4:40起床。夜半から激しい雨だったが、今朝は止んでいる。テントの外に出ると、西の空は明るく、今後の天候に期待が出来そう。
「山頂で美味いビールを飲むことが山に行く目的の全て」と言っても過言でない早川も、希望に満ちた顔になってきた。カレーうどんの朝食後、予定通り金峰山まで往復することにする。

 5:50大弛峠発。奥秩父らしい樹林帯歩き。朝日岳山頂に近づくと、樹の間から雲海上の富士山、さらに金峰山、南アルプスが見える。特に「富士山命」の田代、興奮の面持ち。上空にも青空が広がってきた。

 6:40朝日岳山頂着、しばし撮影タイム。

樹林帯の中、朝日岳への登り

どっしりとした山容の金峰山↑

雲海の上に浮かぶ富士山→

 

 ここから歩くこと約40分で賽の河原という岩石地帯へ。森林限界を越え、北側の眺望も開けてきた。遠くに浅間や八ケ岳、間近にはどっしりとした小川山と瑞牆山の岩峰が見下ろせる。

 金峰山まで青空、白い雲の下の稜線歩き、全面的に「夏山ーーっ」という気配に、足取りも軽やか、佐宗もついつい鼻歌が出る。

賽の河原にて(背景は八ケ岳と右手前に瑞牆山)→

↓下2枚、金峰山頂に続く明るい稜線

 

 8:20、花こう岩の巨石が転がる金峰山山頂(2598m)に到着。早川、素早く缶ビールを取り出す。

 改めて、奥秩父の眺望の良さに感動。八ケ岳や御嶽山、中央ア・木曽駒、南アの甲斐駒や白根三山を見て、
「あそこも行きたい、今度あそこ行こう。」と言い合う。

南アルプスの大パノラマ→

 

 

 記念撮影後、田代携帯を手に。さすがDoCoMo、なんと山頂からでも電話が通じた。
「今、金峰山の頂上から。天気もいいし、絶景だし、もう最高!!」「イェーイ!!」と家族や小野会長ほかOB会メンバーにちょっとイヤミ?な報告を入れる。

←日本百名山・金峰山にて記念撮影。早川、佐宗、田代の満面の笑み

 

 五丈岩まで散策、簡単な昼食後、今来た道を大弛峠まで引き返す。8:50発。

 中高年中心に続々と登山者が上がってくる。大弛峠にはタクシーも列をなして待っている。こんなにラクに百名山登頂と素晴らしい眺望が楽しめる、このコースの人気もうなづける。

五丈岩を背にビールで乾杯、これぞ夏山の醍醐味→

 

 10:10大弛峠着。「たかはし商店」高橋卓道さん推奨の甘いスイカと小屋の沢水でギンギンに冷えたビールで、ひとまず山行の成功を祝す。
←大弛峠・テント場にてスイカをガブリ

 テント撤収後、林道を山梨側に下る。立派な舗装道と所々未舗装の悪路のギャップが激しい。ブドウ畑の中を通過、1時間ほどで麓の三富村へ。ここで温泉(村営「笛吹の湯」)と手打ちそばを楽しみ、秋の瑞牆山行きを約しつつ、帰途に就いた。

 今回、妙高行きが延期となり、それに物足りなかった3人が、半ば雨中歩行を覚悟して決めた奥秩父行きだった。が、予報外れの晴天に恵まれ、思ってもみない楽しい山旅となった。3人の執念の賜物と言っても良いかも知れない。
(記録:佐宗)