【02年 秋季登山/錦秋の東北山行】

東北・栗駒山、月山、鳥海山、秋田駒ヶ岳、八幡平
月日:2002年10月11日〜10月14日
参加者:土岐博也、高橋和哉ご家族・友人4人、山口要之助、小野悦郎ご夫妻、石塚準次、
府川宏ご夫妻、曽我裕之、佐宗謙一、長谷川亨親子 合計15名

10月11日(金)〜12日(土)

小田原==大井松田IC==(東名・首都・東北)==一関IC==厳美渓==須川高原温泉(P)--栗駒山--須川高原温泉(P)==鳥海山祓川登山口(P)(泊)

横浜==(首都・東北)==月山==鳥海山祓川登山口(P)(泊)


 先発隊は11名、車2台に分乗して出発。一関ICを出、夜明け前の厳美渓に寄り道しつつ、須川高原温泉の駐車場に到着。全山紅葉とまではいかないが、特に温泉周辺が色づいている。
 仮眠も摂らず、各自朝食と準備を済ませ、栗駒山へと向かう。

 木道を通り湿原を横断。なだらかな山容の栗駒山が正面に望める。中腹のそこここから、温泉の蒸気が立ち上っている。


↑正面の栗駒山めざし、湿原を横断

↑山頂まであとわずか

 池の畔で記念撮影後、稜線まで快調に登る。そこからはゆるやかな坂道を10分ほどで山頂へ。駐車場からは所要時間約2時間。

 秋晴れの空の下、遠く雪を冠した鳥海山や早池峰も見ることが出来る。また、周囲に人工物はほとんど見当たらず、東北の山深さを実感す。

 軽い昼食後、別ルートを使い下山。こちらのコースは山腹の紅葉が、より見事。

 団体を含む沢山の登りの登山者とすれ違いながら、須川高原温泉へ下山。大きな岩に囲まれた露天風呂で汗を流す。


↑栗駒山の山頂にて


 駐車場前にて昼食後、鳥海山へと向かう。風邪気味だった佐宗はダウンするも助手席で寝かせていただき、夕食前には復活する。

 矢島集落のスーパーで買いだし。今晩の酒盛りに備え、土岐さん、山口さんはしっかり地酒「飛良泉」の一升瓶を買い込む。
 PM3:30頃、途中にある牧場の食堂で早めの夕食を済ませ、色づいた落葉松林の山道を一気に祓川登山口まで車で駆け登った。

 
↑祓川登山口に幕営し酒盛り

↑秋田の地酒「飛良泉」で乾杯、一升完飲


 登山口の駐車場に到着。残照に赤く染まる鳥海山の姿を眺めつつ、幕営。テント4張りの大所帯となる。

 早速、酒盛り開始。ビールに、石塚さんの土産のワイン、秋田の地酒、ウィスキーと、次々に空いていく。

 
  20時過ぎには仕事の都合で遅れて出発した府川さんご夫妻も合流。伺えば、早朝横浜を出、月山をこなしてから来た、とのこと。

 テントの外に出ると見上げると満天の星空が見事。が、さすがに東北の標高約1700m、かなりの冷え込み。酔っ払った山口さんにマットを横取りされた土岐さんは特に寒い夜を過ごしたとのことである。

10月13日(日)晴れ

光徳==志津峠(P)--馬立--水場--唐沢小屋--女峰山--帝釈山--富士見峠--志津峠(P)==光徳温泉==光徳==帰宅


 翌朝、テント横からご来光を拝む。頂上に雪を冠り、中腹を朝日に照らされ赤く染める鳥海の雄姿にも、しばし見蕩れる。

 早々の朝食後、鳥海の山腹まで散策に出掛ける。メンバーの何人かは、GWの積雪時期にもこのコースから登っており(参照99年春)(参照00年春)、景色やコースの違いを確かめながら歩く。


朝焼けに染まる鳥海山↑

府川さんご夫妻も合流、出発前の記念撮影↑

鳥海山に向い出発→

 約2時間ほど歩いた中腹の草原で一本。本日は予定も詰まっているので、鳥海山の散策はここまで。記念写真を撮って引き返す。

 


鳥海山中腹にて

ナナカマドの実(登山口にて)

横手のリンゴ農園で「世界一」を収穫


 駐車場にて長谷川親子と合流。昨日は渋滞のため到着が遅れ、近くの民宿に宿泊とのこと。

 近くの牧場でソフトクリームを食べ、横手へ。
「水車」で稲庭うどんの昼食後、近くの高橋さんのお知り合いのリンゴ農園でリンゴ狩り。
見事な「世界一」がたわわに実っている。各自もいだものを格安で分けていただき、土産とする。

 角館の武家屋敷に寄り道。

 PM5:00前、田沢湖到着。ちょうど日没の時間に当たり、対岸に沈む夕日をみなで眺める。朝、鳥海での日の出から日没まで、よく遊んだものだ。 


シルエットクイズ 立ってる三人は誰でしょう?
(田沢湖にて)

夕日に染まり、皆の顔も真っ赤っ赤

 今夜の宿・田沢湖温泉のロッジ「旅人木」に到着。女性陣は早速、お土産のリンゴの仕分け作業、男性陣はそれを横目にビール。

 白濁した温泉でさっぱりした後、夕食に。メニューはきりたんぽ入りのキノコ汁、イワナ、ポークステーキ、栗や山菜料理と地元のものばかり。府川会長音頭の乾杯ののち、一同、みちのくの味を堪能する。

 部屋に戻り2日連続の酒盛り。が、皆遊び疲れのためか、酒はほどほどに、床につく。


ロッジ「旅人木」での夕食後風景(写真提供:土岐博也)

10月14日(月)晴れ(秋田駒はガス)

田沢湖温泉==秋田駒8合目登山口--阿弥陀池--男女岳(m)--秋田駒8合目登山口==田沢湖温泉==乳頭温泉==玉川温泉==八幡平==IC==帰宅

 本日の午前中は秋田駒登山の予定。8合目登山口までの道路はマイカー規制があるため、ヒュッテ前のバス停よりバスに乗る。

 朝食後、荷物を置いて、出発。先週の台風の影響のため、葉が枯れている木も多く、中腹の紅葉はイマイチ。また山頂付近のみ、ガスがすっぽり覆っている。

 8合目登山口から登山開始。緩やかな斜面を1時間も登らないうちに、山頂部へ出る。最高峰の男女岳を回り込むように木道を歩くと火口湖の阿弥陀池に到着。前回来たときは、やはりGW中、凍結している池の上を歩いた。(参照99年春)今回は畔の木道を歩く。

 避難小屋から男女岳(女目岳)を往復。やや風が出て肌寒い。山頂で記念撮影後、早々に退散。


 再び避難小屋へ戻り、往きとは別のコースで出発地点の8合目まで下る。コースの入り口に「途中危険個所あり、初心者立ち入り禁止」の札があり、不安を煽る。

 しばらくして火山特有のガレた沢に出、ここに沿って下る。以前、積雪期にはグリセードなどで快適に下った場所だが、今はガスってることもあり、陰惨な雰囲気。左が切れている個所もあり、高所恐怖症の方にはつらかったかも...(下写真参照)。

 が、何事もなく通過、1時間弱で8合目に到着。帰りのバスの中では、各自ザックからお菓子を出してみなに回し、ちょっとした遠足気分だった。


秋田駒・男女岳山頂にて(写真提供:土岐博也)

前から2番目に注目(写真提供:小野悦郎)

 宿に戻り、記念撮影後、出発。近くの乳頭温泉郷へ立ち寄る。いくつかある温泉場の中でもすっかり有名となった「秘湯・鶴の湯」へ。地元の方曰く「あそこは秘湯(ひとう)でなくて人(ひと)だ」という通り、大変な混雑振り。それでも乳白色の広々とした露天風呂は爽快だった。


全員集合!(ロッジ「旅人木」前で)

↑”ひとー”乳頭温泉・鶴の湯

いい具合に茹で上がっております


↑八幡平中腹の色鮮やかな紅葉

 乳頭温泉から玉川温泉へ。この付近が今回の紅葉のハイライトか。ただ赤一色でなく青空をバックに赤、橙、黄色、緑の配色が見事。石塚さん曰く「命の洗濯とは斯かる快事を云うのでしょう」
残念ながら、温泉には寄らず。

 その先、八幡平アスピーテラインもなかなかの紅葉振り。その途中で、観賞ポイントに車を停め、付近を散策。この周辺から地元ナンバーの車を中心に道が混みはじめ、八幡平の山頂付近が渋滞のピーク。 
 結局、山頂には寄らず、車を停めることもなく、岩手山を眺めつつ下山。

 IC付近の蕎麦屋で遅い昼食後、東北道で帰途につく。安達太良SAで解散。そのまま東北道から首都高、常磐道経由、東北道から外環・環八と別れたが、各々深夜零時前後には帰宅した模様。

 今回はサービス精神旺盛な高橋さんのガイドのおかげで、盛り沢山・見どころ沢山で思い出の多い旅となった。
 それでも、まだまだ、行きたい所が残ってる、それが東北の奥深さ、懐の深さということだろうか。一同、早くも一年後の再訪を計画している今日この頃である。

(記録:佐宗)