【98年夏山合宿】

北アルプス南部(槍ヶ岳、雲ノ平周辺、笠ヶ岳)
月日:1998年8月6日〜8月12日
参加者:高橋和哉、小野悦郎、府川宏、佐宗謙一、早川健司

8月6日(木)

(府)横浜==松本IC==新穂高温泉

(府)ゴルフ終了後、そのまま山へ。新穂高温泉で仮眠。

8月7日(金)

(府)新穂高温泉--槍平

(府)槍平で幕営。

(高、小、早)小田原=松本IC=新穂高温泉
(佐)大宮=東松山IC=松本IC=新穂高温泉

(高、小、佐、早)小田原と大宮から出発した2台、待ち合わせの新穂高温泉で無事会える。早朝4:20。駐車場で仮眠。

8月8日(土)晴れ

(府)槍平-槍ケ岳-双六小屋-新穂高温泉==松本IC
(高、小、佐、早)新穂高-鏡平-双六小屋-三俣

(府)本日は双六でも待ち合わせのため、ハードな行程。夜明け前発。槍ケ岳山頂往復後、西鎌尾根を下り、双六へ。小屋前でラーメンを作りつつ雲ノ平4人組を待つ。

(高、小、佐、早)5:10起床、本日は三俣小屋まで。前日深夜運転、仮眠1時間で、本日の行動は約10時間、先が思いやられる。
 5:30発、林道歩きの後、沢沿いの急登を詰め、鏡平へ。時折りガスの切れ目から穂高、槍が顔を出すものの、期待していた鏡池の逆さ槍は拝めず。
 ハイマツの稜線に出、双六小屋へ。鷲羽、水晶岳がきれい。

←双六小屋手前の稜線で高橋、小野、早川

 

 槍から下りてきた府川さんが、ラーメンを食いつつここで待っていた。邂逅を喜ぶ。早川、早くも生ビールに手が伸びる。
 別れを惜しみつつ、府川さんは新穂高へ下山、残りは三俣へ。

双六小屋にて府川、高橋、佐宗、早川→

 三俣蓮華岳中腹をトラバり、三俣小屋へ。ピークハンター佐宗は三俣蓮華山頂に寄るが、意外とこれが効きバテる。三俣に幕営、日没後ガスが晴れ、槍と北鎌尾根のラインが美しい。

 夕食のおかずには、早川名人の釣り上げたイワナのバター焼きが加わる。贅沢の極みなり。

←釣果を手に早川名人、会心の笑み

8月9日(日)快晴

(高、小、佐)三俣-祖父岳-雲ノ平-高天ケ原-岩苔乗越-三俣
(早)三俣-雲ノ平-赤木沢-黒部五郎岳-三俣蓮華岳-三俣

 

 3:30起床。鷲羽岳の山頂が朝日に輝き、色が変化していくのを、しばし眺める。
 本日は早川は黒部支流の赤木沢を釣り糸を垂れながら遡上、おじさんグループは高天ケ原の温泉へ。それにしても本日も約12時間行動、50代2人の体力・気力には恐れ入る。

←黒部源流と三俣小屋。背景にそびえる槍ケ岳
 4:50発。三俣から一旦黒部源流へ下り、祖父岳へ登り返す。途中の斜面、ハイマツの中にキジ撃ちのためしゃがみ込む。振り向けば槍・穂高。さらに右手にどっしりとした三俣蓮華、黒部五郎。こんな雄大な景色のトイレは他にないだろう。
 祖父岳・日本庭園からは端正な姿の笠ヶ岳も遠望できた。

 

 雲ノ平を経て、山上の別天地、高天ケ原へ。9:00着、高山植物に高山蝶の他、周囲に他の登山者もなく、最高!いつまでも静かに残っていて欲しい場所だ。
 小屋の先の河原に建つ掘っ建小屋が、目的の高天ケ原温泉。白濁した適温のお湯が豊富に流れ込む。2日間の長時間行動の疲労も吹っ飛ぶ。
 居合わせた小屋の管理人さんは、三俣小屋から一日かけて温泉に入りに来た我々にあきれ顔。

ふーっ、極楽、極楽→

 この後、管理人さんお薦めの龍晶池に寄ることにする。

 
 龍晶池で昼食。ここにも他の登山者なし。周囲の薬師岳、赤牛岳、水晶岳が水面に写り込み、素晴らしい。
 高天ケ原に戻り、そこから岩苔乗越へ。水晶池に寄り道したり、木イチゴでビタミン補給しつつ、岩苔沢の清流沿いに急登を詰め、岩苔乗越を越え、三俣のテントへ戻る。
 赤木沢遡上に遠征していた早川も黒部五郎岳経由で帰還。本日もきっちり、役目を果たしてくれ、大漁の釣果は極上の「イワナの味噌汁」に化ける。

←高天ケ原・龍晶池の畔で昼食。バックは雄大な薬師岳

8月10日(月)快晴

(高、小、早)三俣-双六小屋-鏡平-新穂高温泉=小田原
(佐)三俣-鷲羽岳-水晶岳-鷲羽岳-三俣-三俣蓮華岳-双六岳-双六小屋


 3:50起床。テントを出ると、燃えるような東の空に北鎌のシルエットが浮かぶ。荘厳の一語に尽きる。

←黎明の槍と北鎌尾根

 本日は高橋さん、小野さん、早川が下山、ヒマな佐宗は居残り、鷲羽、水晶岳へ。テント前でみなで記念撮影し、5:15各方面へ出発。

(佐宗)快調に6:00には鷲羽岳山頂へ。東南、雲海上に浅間山、そして、かすかに富士山の姿も。
 水晶岳の岩峰を登ると、黒部湖越しに劔、後立山連峰が臨める。あまりの展望の良さに、下山した3人に申し訳ない気分。

 

鷲羽岳山頂より鷲羽池と槍・穂高連峰→

 三俣に戻り、みなが親切に?置いていってくれた6人用ダンロップテントを担ぎ、三俣蓮華岳、双六岳へ。ここからの笠、槍、穂高連峰、特に北穂高の滝谷の眺望が見事。トウヤクリンドウが一面に咲いている。
 双六小屋14:45着、小屋にてラーメンと生ビール。キャンプ場に幕営。6人用テントに独りは贅沢し過ぎ?

(高橋、小野、早川)槍、穂高を眺めながら、のんびりと下山。新穂高温泉で汗を流し、帰宅。

8月11日(火)雨時々曇り

(佐)双六-弓折岳-抜戸岳-笠ヶ岳

 

 3:50起床。小雨につき樅沢岳登頂、日の出撮影は中止、再び眠る。
 5:00起床、6:30発、弓折岳、抜戸岳を経由、笠ヶ岳キャンプ場に11:00着、テント設営。この間、小雨が降ったり、止んだり。独りになった途端にこの天気、雨男の本領発揮振りに我ながらあきれる。

 11:52笠ヶ岳山頂。その日のうちに新穂高まで下山も出来たが、明朝の晴れ、直近からの穂高の眺望に一縷の望みをかけ、ここで幕営す。予定外の2泊で、食糧もやや乏しくなったが、府川さんの置き土産のピン食等が大いに役立つ。

←笠ヶ岳山頂にて佐宗

8月12日(水)豪雨

(佐)笠ヶ岳-笠新道-新穂高温泉=松本IC

 

 5:00起床。未明から大雨。しばらく動く気がせず、ぼんやりする。が、雨脚はいっこうに弱まる気配なく、あきらめてテント撤収、7:00発。

 雨はさらに激しさを増し、雷鳴も響く。幸い体調だけは万全、小川と化した道を一気に駆け下る。

 10:30新穂高温泉着。公衆温泉で汗を流す。後から聞けば、隣の林道では土砂崩れでキャンプ場に人が取り残されるほどの、記録的な豪雨であったそうだ。

 最後は災難だったが、しかし、それ帳消しにしても余りあるくらい、素晴らしく楽しい、内容のある山行であった。

←雨男の面目躍如?

(記録:佐宗)