ルーフ再塗装 2003.Apr

"トラブル"のページでも書きましたが、若気の至りで貼りっぱなしにしておいたカッティングシートが命取りとなり、プレリュードの屋根には錆が浮き始めていたんです。丁度去年の今頃気になり始め梅雨明けを見計らって板金塗装に出そうと思ってましたが資金不足により見送りになりっぱなしでした。


 一冬経過したあと更に錆が目立ち始めいい加減に可哀想になり「いざ、自分でやったろう」となったわけです。板金塗装なんて作業は過去2度経験してます。(多いか?)初めは高校生の頃、自分の愛車(もちチャリンコ)のフレームをオールペンした事。この時は気合いが入っていて全塗装剥離後にフレームのラグ(フレームを構成するパイプとパイプをロウ付けするための金具のこと)をとことんヤスリがけして薄く切れ長に仕上げ直し、ちょっと見た感じではオ〜ダーフレームと見間違える出来上がりでした。(自画自賛)その時に塗った色が2ndプレの紺メタと記憶してます、こんな時から縁があったなんて今思い返すと不思議です。しかしホントに深みのあるあの紺メタリックは忘れられません。


 で、2度目はつい昨年、ワイパーアームが錆びだしたのでペーパーをかけて黒メタリック(確かトヨタ純正色だったような?)に塗り替えました。なんでワイパーアームは決まって艶消しの黒なんでしょう、色気がなさ過ぎると思わないですか?「オプションで7色の中から選べます」なんて車出てこないかな?話はそれましたが自分の板金塗装歴はこんなもんです。

んで、今回は知識不足を解消するためカー用品店においてある塗装DIYの手引きパンフを頂戴して猛勉強いたしました。結構いいこと書いてあるなと感心してしまいましたが板金塗装を素人がほいほいと見よう見まねでやってプロ以上の仕上げができる訳はありません。そんなことが実現できたら会社の隣で夜遅くまで仕事にいそしんでる板金屋のおやじの収入が一気に減り、カーコンビニ倶楽部なんてのも商売上がったりになるでしょう。  ですが、世の中には腕の悪い板金屋がいることも事実、今回の目標はこれ。「わりい板金屋にひっかかっちまったなあ〜でも安くあげてくれたから良しとするか」です。

まずは塗装作業の場所さがし。私は団地住まいなのでここでの作業は却下、「シンナーくっせーよ」なんて苦情がたちまち我が家の電話回線をパンクさせる事でしょう。いつもの作業は私の実家の駐車場を強引に使ってやってます。屋根のある車庫もありますが壁無しのため雨が降れば吹き込み作業中止でしょう。考え込んでいると名案が、家のかみさんの実家は昔農家だったので納屋ってものがあるんです。そう、農機具や肥料なんかをしまっておく。そこをゴールデンウイーク中借り切り一気に仕上げる作戦です。
んで、初日は納屋掃除と整理に費やされてしまいました。床に放置されたジャガイモ達には退場してもらいました。

その後、家の近くのオートアールズ(*1)まで資材調達に出かける。先にも書いた参考書(*2)で予習済みなので必要なモノは解っているつもりだった。ここで買ったモノは以下の通り。

(*1)群馬県を本拠地とするカー用品店
(*2)「99工房 これなら簡単うまくいく 補修のコツ SOFT99補修名人の直伝テク満載!」と言う長ーい題名の小冊子。

プラサフ
下地塗装で防錆も兼ねるもの、一本で680円なり。ところが1本では済まず2本使いました。理由は錆を落とした表面が凸凹していて平滑な表面になるまで水研ぎ、塗装を4回繰り返したため足りなくなってしまいました。パテを使った方が早かったか?いや、パテも乾くと痩せてしまうので何度か繰り返し研磨するのは同じ事か。あとついでにリップスポイラー(純正)リアーワイパーアームもファントムグレーに塗るべくプラサフ塗装いたしました。


ぼかし剤
塗装の境目などをごまかすスプレー、後で解ったがこれがかなり威力を発揮する。一本で680円なり


シリコンオフ
塗装面の油分を取り去るスプレー。昔はこんなモノはなかった、便利な世の中だがこの中身はひょっとしてと・う・ゆ?臭いを嗅ぐところによると灯油のような気がするナー。で一本で680円なり


バンパープライマー
樹脂バンパーとプラサフ・塗料を剥がれ難く上手くなじませるらしい。今回ついでと言ってはなんだがリップスポイラーもボディー同色に塗ってやろうと思いこれが必要になった訳である。鉄板だけの塗装なら必要なし。一本で780円とちと高い。


ウレタンクリアー
今回屋根って事もありこれからプレが人生を全うするにあたり夏の紫外線、冬の雪・霜と過酷な条件をくぐり抜けていかなければならない、そんなところにこんな高級クリア塗装がご用意されてるじゃありませんか?値段は高いがいい仕事するはずです。(力はいってます)でお値段は普通のクリアの3倍近い一本で2480円なり!!今回最大の贅沢をしてしまいました。


肝心のボディー色スプレー
完全に私の油断(誤算)だったのですがSOFT99のボディーペンにプレの「ファントムグレーパール」品番NH-561Pは用意されていなかった事実が今、判明してしまったではありませんか!あまりの誤算におろおろと取り乱しレジのお姉さんに相談すると、なんと!その場で調合してその場で缶詰めにしてくれるって言うじゃありませんか!

この時ホンダの色品番は記憶してなかったので一度出直し電話で品番を言うと「これから作りますけどいいですか?」と仏様のようなお言葉。地獄で仏とはまさにこの事だと思い知ったのであった。「こらから受け取りに参りますんでお願いします」と伝え、も一度お店に出直すと、なんとレジのお姉さんが自ら「カチャカチャ」とせわしなくビンを振り調合を始めようとしてるではないか。私は目を疑った…。

そう、この手の作業は普段店先になんて出てこない「先生」とか呼ばれている超熟練工のようなおじさんがやってくれるとばかり思っていたからである。それをだ、どう見ても20歳そこそこ(もっと上だったら失礼!)眉毛細目の今風の娘さんごときにやられたんじゃおじさんはたまったもんじゃ無いですよ。「興味あるんで見てていいですか?」と思わず聞いてしまったが「一滴二滴の作業なもので…10分くらいお待ち下さい」と軽くいなされ「では、プレッシャーをかけないようにします」と言って店内散歩に切り変えた私は弱虫? 

でも出来上がったスプレーを受け取った時の自分の心は既に地獄で仏モードに切り替わり「助かったよ、ありがとう」なんて爽やかな言葉を吐いてしまった。
で、このオーダーメードの缶詰めは1980円なり!、お姉さんの人件費を考えるととっても良心的なお値段だと思います。裏を返すと材料費はかなり安く済んでるんではないかと?それともこれにまつわる補助材料で儲かってるって事か?まあどうでもいいことか。
(その後違うお店に行ったらホルツの補修塗料でファントムグレーパールを発見。容量が180CCと99の320CCよりは少な目ですが、小さな修理にはいいんではないかと、お安いですし…)


結果、細眉のお姉さんが調合してくれたファントムグレーはばっちり良い色出てました。クルマ側は12年のヤケがあるので若干の違いはあるが新車レベルであればOKでしょう。米粒のかけらほどでも疑いの目で見てしまってごめん、あんたはプロだよ。


マスキングテープ
これはクルマ屋さんで買うよりDIYの店で買うのがベスト。半値以下で買えます。最初に10ミリ幅、20ミリ幅それぞれ1本づつ買いましたが読みが甘かった。マスキングテープは思いのほか消費しますんで大量に必要です。サンルーフ、4面ガラスのマスキングで10ミリ幅(曲面は細い方が上手くはれます)は2本、20ミリ幅は3本程度使用しました。プラサフ水研ぎの時はマスキングを外しますから2回以上マスキングを繰り返します。それぞれ単価は55円と88円でした。


サンドペーパー用当て板
ペーパーで面をならす時にあてがうブロックのことで、硬いスポンジ製(SOFT99)コルク製(ホルツ)がぶら下がってましたが後者を選択。1個480円です。使い心地は比較したわけではないのでコルクの使用感を一言でいいますと「広い面にはとても使いやすい」です。面が入り組んでいたり狭い場所だとこれは使いモノになりません。SOFT99は2面を使うことができるようになっており幅せまにも対応できます。
(補足しますとホルツのコルクでも使いようによっては幅狭に使えます、今気が付きました)


サンドペーパー
これもクルマ屋さんで買ってはいけません。耐水ペーパーならDIYのお店で安く手に入ります。今回使用したのは以下の通り。
錆びた部分の板金研磨・古い塗料剥がし…120番
上記部分の仕上げ…240番 600番
プラサフの研磨…1000番
今回は各1枚づつ購入、単価は55円から70円くらい。

今回買ったモノはざっとこんなモノです。およそ9000円のお買い物でしたが、板金屋の見積で「4万円くらいかナー、やってみないと解らないけど最低こんなもんだね」と言われていたので材料費を引くと3万円が私の仕事賃になるのか?何事もやって見なけりゃ解らない、やってみよう!


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