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わたしとパステル
(私の相棒、ソフトパステルについて)


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学生時代は自分に合う画材がよくわからず、手探り状態で絵を描いていた。
レンブラントのパステルを手にしたとき、単純に素敵な画材だなと思ったのが
きっかけだったように思う。(専用の小箱も)

最初は黒いパステルで、モノクロの絵ばかり描いていて
そのうちだんだん色を使うようになり、ある時を境に黒はほとんど使わなくなった。

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微妙な色を好んで使うので、パステル画特有の輪郭のぼけた絵だと
全体が眠〜くなってしまう。エッジをパキっとさせたくてマスキングを使っている。
マスキングを使うのはそのためだけではない。

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下地にGESSOを使い、パステルを塗り、アクリル用保護ニスで閉じ込めている。
基本的にこの方法で、マスキングで作ったスペースを一つ一つ仕上げていく感じだ。
できた形が盛り上がっているので、よく「貼り絵なの?」と聞かれるのはこのためだろう。
(学生の頃は型染めが好きだった。作業的には少し似ているかもしれない。)

絵を保護するために、ニスでなく定着液を吹き付ければいいけれど
スプレーだけだと効果が弱いし、これによって暗く変色する感じがしてあまり好きではなかった。
それよりもアクリル用ニスの方が、粉が隅々までしっかり定着し、色が鮮明に変わるのだ。
これならコラージュも剥れにくくなるし強度も高くなる。基本的に心配性なのかもしれない・・・

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ニスは大きなゴムベラで引いていく。
このニスを引くことによる変化を最後に確認するので、仕上げは楽しい反面とても緊張する。
なぜならこの瞬間に、最終的な出来がはっきりするからだ。
その他紙やすりや自分で作った道具など、仕上がりの影響を研究していろいろなものを使っている。

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このように、自由な技法でパステル作品を作り続けている。
退色しやすい色がだんだん分かってきたので、観賞用の作品には気をつけて使わねばならない。
その他植物の粉を使ったり、いろいろと実験的なことを続けてきたので
過去の作品を見ると、忘れていた技法がたくさんあって面白い。

これからも自然に描き方が変わるだろうし、この技法を貫こうとは思っていない。
難しいけれど、自分の絵がどう変わっていくのか楽しみでもある。


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この他に、仕事ではオイルパステルも使っている。クレヨンと混ぜることが多い。
描くのは単純に楽しいけれど、ひねった内容を求められることが多い。

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