日光白根山 最新情報

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日光白根山 Mt.nikkoshirane

日光白根山は、 片品村の北東部、群馬県と栃木県の県境にあって日光火山群の主峰であり活火山です。標高2,577.6mは関東以北、東北、北海道を含めて最高峰の高さを誇っていて日光白根山・奥白根山とも呼ばれている、山頂からは関東の山々が一望でき、富士山や北アルプスが見渡せます。周囲には座禅山、五色山、前白根山、白根隠山の外輪を従え、その内側に弥陀ケ池、五色沼の湖沼や大凹地があります。名前の由来は、山麓が石英分の多い灰白色の溶岩で被われている 、あるいは冬に雪が積もってひときわ白く輝くところから付けられたともいわれている。また景観にすぐれ、高山植物も豊富なことから、昭和32年に日光国立公園の特別保護地区に指定されました、日本百名山の一峰です。

<信仰の山>
片品村東小川地区では、昔から荒山(白根)信仰があり、毎年隣組の組頭が交代で毎年6月17日(旧暦)水垢離(みずごり)をとり装束小屋(七色平避難小屋)で身支度を整え、六尺木綿で鉢巻きをして、頂上拝み場で御幣に似た梵天を立てて礼拝する行事を行っていました、村人は現在では7月31日、お篭(おこもり)をして夜間山頂を目指し登拝し、山が荒れ降灰による農作物被害のないように祈られています、登山道には「六地蔵」「大日如来」「不動明王」など信仰に係わる文化財も残されています。

<植物>
白根山の植物は269種(変種、品種を含む)を数え、白根山の名を冠した植物はシラネアオイ、シラネワラビ、シラネザクラ、シラネセンキュウ、シラネニンジン、シラネニガナなどがあります。特にシラネアオイは白根の名を代表する植物で、花期は6月中旬から下旬で、雪が消えかける頃に花茎を伸ばし、淡紫色の大きな花をつけて美しく、白花品もしばしば見られます。一属一種の日本特産の種であり、果実が背腹両側から烈開するなどの形質により、シラネアオイ科とされています。以前は弥陀ケ池と五色沼の斜面に群生していましたが、昭和50年代後半に盗掘による減少が確認され、昭和63年からは鹿による食害も目立ちはじめ急速に減少してしまいました、そこで防護ネットと電気柵が設けられ復元作業がはかられてその効果が現れて徐々にシラネアオイが増えて来ています。
白根山は亜高山帯〜高山帯であることから、オオシラビソやシラビソ林、コメツガ林、アスナロ林が多く、ダケカンバやミヤマハンノキの林もあります。
目立つ樹木の花は、雪解け頃からムラサキヤシオツツジ、オオカメノキ、アズマシャクナゲ、ミネザクラなどが次々と咲き出し7月中旬にはハクサンシャクナゲの群落が見られます。
草花は、雪解け頃から樹林帯ではシロバナノヘビイチゴ、マイズルソウ、コミヤマカタバミ、ヒメイチゲ、キバナノコマノツメ、シラネアオイ、バイケイソウ、カニコウモリが、また岩場ではガンコウラン、コメバツガザクラ、ツガザクラ、コケモモ、イワカガミ、イワヒゲなどが咲き競います。その後7月上旬には七色平湿地でワタスゲ、シナノキンバイ、ハクサンチドリ、ハクサンフウロが咲き、8月に入ると全体的にはハンゴンソウ、マルバダケブキ、キジムシロなどの黄色の花が目立ちますが、シラネニンジン、ヒメシャジン、ミヤマハンショウヅル、シラネアザミ、トウヤクリンドウ、ヤマオダマキ、トリカブトなども多く見られます。また樹林帯の岩陰では、季節を通じてヒカリゴケの幻想的な輝きを見ることが出来ます。
<火山活動>
有史以来多くの噴火を起こした活火山があり、白根山は別名二荒山(ふたあらさん)と言われ、中禅寺湖畔の男体山と共に荒れ山の総称であったと言われています、周囲の菅沼、丸沼、大尻沼はこの火山活動によるせき止め湖です、また明治に入ってからも何度も水蒸気爆発をおこしていて、最近では昭和27年7月〜9月噴煙を上げています。
<菅沼・丸沼>
菅沼は、満水時の湖面標高が1731m、湖岸線は6.5kmもあり、上流から清水沼、弁天沼、北岐沼の3つにくびれ総称して菅沼と呼びます。北岐沼が最も深く63mで、金精道路開通以前は透明度が19mもあって藍色をしていましたが、周囲の山や道路の側溝の水がはいり、現在は透明度が10m前後です。また、東京電力の発電に使われ水位の増減があるので、湖岸が若干荒廃しいます。
丸沼は、以前直径600mの楕円形の小湖でしたが、昭和5年に下流の大尻沼との間に東京電力のダムが造られ、水位が28m上昇したので、現在は南北1200m、東西500mと広くなり、満水時の湖面は標高が1428m、水深が50mとなっています。
このダムはバットレス式ダムという形式で、堤高32.1mは国内のバットレスダムとしては国内で最も高く、湛水面積・総貯水容量も国内最大です、また2003年には発電用ダムとしては初めて国の重要文化財に指定されました。

登山ルート Climbing course

日光白根山には、丸沼高原・菅沼・日光湯元・金精峠のそれぞれから登山ルートがあります、平成10年に丸沼高原にロープウェーが出来るまでは主に菅沼口か湯元口がメインでしたが、標高2000mまでロープウェーが利用でき標高差が600n弱ということで今では多くの方がこちらからのルートを利用しています、またロープウェー山頂駅には二荒山神社やロックガーデン、足湯があります、それに散策コースもよく整備されているのでハイキングも十分に楽しめます、さらにロープウェー山麓駅には天然温泉もありますから登山やハイキングの後に温泉で疲れを癒すのもいいでしょう(白根温泉がお勧め)。
(注意)*6月上旬はまだ登山道に残雪があります、また11月上旬には雪が降り始めますので登山道の情報や天気予報など十分に情報を収集してください。
*ロープウェーを利用する場合は運行日・時間に注意して下さい、特に下山時の運行時間を確認して余裕を持って登山して下さい。
*白根山周辺は特別保護地区に指定されています、植物の保護はもちろんのことゴミは必ず持ち帰りましょう、また犬を連れての登山が増えていますが、白根山のような特別保護地区への持ち込みは禁止される予定です、安易な犬連れ登山はやめましょう。

各コースの紹介 For each course

☆山頂往復コース(約5時間)山頂駅〜七色平分岐〜お花畑〜白根山頂〜お花畑〜七色平分岐〜山頂駅
真正面に悠然と構える白根山が見えるロープウェー山頂駅から出発します、二荒山神社の前を通り鹿よけの柵をくぐり10分ほど広い自然散策コースに沿って歩くと不動岩に出ます、ここから登山道になりますが程よく整備された緩やかな登りが20分ほど血の池地獄の分岐まで続きます、ここから10分ほど階段状の急を登り切ると大日如来に出ます、ここは若いシラビソの林のため開けていて右手に主峰が迫って見えますここから七色平分岐まではすぐです(分岐を左に100m行くと装束避難小屋のある七色平湿地に出ます)、シラビソからダケカンバやミヤマハンノキなどに移ってきた樹林を少しずつ登って行くと地獄薙などいくつかの崩壊地を横切りながら約80分で森林限界を抜けて開けたお花畑に出ます、お花畑に咲くイワカガミ、ガンコウラン、コケモモなどの花を楽しんだ後は砂まじりのガレ場を約30分登ると右手に噴火口がそして左に山頂が見えてきます、左に祠を見ながらガレ場に注意し一旦下りまたガレ場を登ると山頂に到着です、山頂からは男体山や武尊山や遠く富士山の見晴しと眼下には五色沼と中禅寺湖が見えます。帰路も同じルートを約2時間の行程で下ります。このコースが今白根山に登るのに最も早くて安全なコースですが、気を抜かずに歩いて下さい、特に山頂付近は注意が必要です。

座禅山経由山頂コース(約6時間)山頂駅〜血の池地獄〜座禅山〜白根山頂〜お花畑〜七色平分岐〜山頂駅
血の池地獄分岐までは往復コースと同じです、この分岐を左に折れて血の池地獄(名前からは想像できない水溜まりほどの池で、6月にはクロサンショオウオの卵が見られます)を通り過ぎて六地蔵通りの分岐を右に向かいます、ここから少し登ると七色平との分岐になります、山頂駅からここまでは約50分です、ここから樹林の中を40分ほど登ると座禅山の火口にでます、この火口を回り込みお花畑を過ぎると、正面に山頂が左手には弥陀ケ池が見えます、ここから急なガレ場を登り20分ほどでハクサンシャクナゲ群落のある森林限界に出ます、この先は50分ほど急なガレ場が続きますから落石に注意しながら登ります、時折振り返ると正面に燧ケ岳や鬼怒沼が眼下には菅沼や弥陀ケ池が見えます、山頂手前のガレ場を一旦下りまた登れば山頂です。帰路は山頂往復コースと同じルートを下ります。このコースには山頂までの長いガレ場がありますが、登りに使えば危険はありません、往復コースより展望が楽しめます、オーナーお勧めコースです。
(逆コースでもいいのですが、こちらの方がガレ場の下りを回避できます)

☆山頂経由五色沼コース(約7時間)山頂駅〜七色平分岐〜お花畑〜白根山頂〜五色沼〜七色平分岐〜弥陀ケ池〜七色平〜山頂駅
山頂までは往復コースと同じです、山頂からは一旦祠に戻り五色沼を左に見ながら噴火口の淵を回り込み五色避難小屋方面の標識をたよりに下りはじめます、この付近は樹木も目印になる岩もない砂走りが10分ほど続きます、ガスや残雪などの時は道を見失いやすいので注意して下さい(右方向には行かないように)、ダケカンバが少しずつ見えはじめるとコースもハッキリしてきますがやや急になるので注意して下ります、50分ほどで五色避難小屋に着き、その前をさらに緩やかに20分ほど下ると水の色が美しい五色沼にたどり着きます(ニホンジカが頻繁に出てきます)、ここで一息入れた後は五色沼の左側を進み20分ほど急を登ると弥陀ケ池に着きます(この池の西側は以前シラネアオイの群落があったところで現在復旧活動中です)、ここから座禅山の方に少し登り七色平方面に道をたどれば後は下りだけになります、弥陀ケ池から七色平までは少し急な下りを約45分です、ここからは大日如来の前を通り約35分で山頂駅になります。このコースは山頂だけではなく、いろいろな方向からの白根山や展望や沼などが見られるコースです、ある程度足に自信のある方にはお勧めです。

菅沼往復コース(約8時間)菅沼登山口〜弥陀ケ池〜白根山頂〜五色避難小屋〜前白根山〜五色山〜弥陀ケ池〜菅沼登山口
菅沼の前の山小屋という売店の横にある登山口には約40台の無料駐車場があります、ここを出発ししばらく道を進むと白根山の案内板があり、ここを右に進み緩やかなハンノキ林の河原が終わるまで約20分、ここからアスナロとシラビソの樹林帯を30分ほど登るとアズマシャクナゲ群落の平らなところに出ます、この先の15分ほど急なガレ場を登ると見晴しが良くなり菅沼も見えます、さらに樹林帯を30分ほど登ると弥陀ケ池まで0.9kmの所に出ます、この付近はカニコウモリが多くまた岩間にはヒカリゴケも見られます、ここからは先ほどまでより緩やかな登りを20分ほど行くと樹林が開けて弥陀ケ池が目に飛び込んできます、ここで一服した後は座禅山経由のコースと同じルートで山頂を目指します。山頂から五色避難小屋までは五色沼コースと同じルートを下ります、小屋の脇から右にやや急な登りを20分ほどで鞍部に出ます、ここを左に向かい平らな部分から一気にガレ場を登ると約10分で前白根山山頂です(湯元方面はここから下ります)、山頂からは五色沼と白根山が奇麗です、山頂は目印になるものがないのでガスの時には標識に注意をしながら五色山方面に向かって下さい、一旦下りまた登ると30分ほどで五色山山頂です(ここから金精山に向かい菅沼におりることも出来ますがやや道が荒れています)、ここからは雄大な白根山が印象的です、また反対側には湯元温泉と湯ノ湖が見えます、ここから弥陀ケ池方面に15分ほど行くと五色沼分岐に出ます、この左側の斜面一体がシラネアオイの群落で電気柵で保護されています、この分岐を右に進み下り登りまた下ると五色沼からの道に合流して約30分で弥陀ケ池に着きます、ここからは菅沼から登って来たルートを約90分下って行きます。このコースは白根山をはじめ、前白根、五色、座禅と外輪を回る長いルートを案内しましたが、このコースは健脚向きですから当日の天候や体力に合わせて山頂との往復コースや五色沼を回るコースなどに変更して下さい。
☆その他のコースについて

湯元温泉からの中曽根ルートは国境平まで距離が長く勾配が急なうえ、雨の浸食で道がえぐれたり、笹に覆われたりしています、もう一つの白根沢コースはスキー場のゲレンデの途中から登山道になるため入り口が分かりにくいです、登山道に入ってからはコメツガの急な林の中を前白根の手前までひたすら登ります。
金精峠ルートは金精トンネルから金精山までが階段やはしごの急な登りがあります。
いずれのルートもマイナーなルートで、特に湯元温泉からのルートは距離も長いので時間に余裕をもって出かけて下さい、残雪期は特に注意が必要です。
*バスを利用して白根山に登る方は、沼田駅か上毛高原駅から丸沼高原までのバスを往復利用するか、登りは丸沼高原から入って下りは湯元温泉に行き、ここからバスで日光駅に行く方法もあります。(湯元温泉へのルートは急で距離が長いので下りの利用を勧めます)いずれにしてもバスの時間をよく確認して下さい。

☆自然散策コース(1.7km 約45分)
亜高山帯のシラビソ林の中、多少のアップダウンのあるコースで途中展望の良いところもあります。
☆史跡散策コース(3.8km 約2時間)
シラビソやダケカンバなどの樹林帯や七色平湿地の高山植物といった自然と二荒山神社、大日如来、装束小屋、六地蔵といった信仰にまつわる史跡も散策できるコースです、また六地蔵近くからの眺めは絶景です。

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