<ラティーナ10月号>

ピカイア・パンデイロ・スペシャルというグループ名だが、パンデイロ一辺倒ではない。
アルバムタイトルの「サンギ」はポルトガル語で「血」の意。
トランペットの渡辺隆雄、パーカッションの小澤敏也、宮川剛とギターの中西文彦
といった出自の違う「血」が混血され、シランダやフレヴォ、サンバヘギといった
アフロブラジリアンルーツのサウンドにジャズ〜ファンクといった
別系統の黒人音楽が加わって、アンサンブルは更なる変化を遂げる。
パンデイロだけで聴かせてくれる曲から、16ビートのファンク風あり、
70年代のブラス・ロックありと、どこを切っても形は違えど、
様々なルーツ・ミュージックへの敬意が感じ取れるし、
ブラジル音楽として聴くより、パンデイロとブラジルのリズムに形を借りた
現在進化系のパーカッション・アンサンブルとしてとらえるべき。
ゆえに全てのパーカッション・ファンが楽しめる内容と言っても過言ではないだろう。

(林 かつのり氏)

<リズム&ドラム・マガジン10月号>

pikaia pandeiro specialということで、文字通りパンデイロ中心で攻めるのかと思いきや、
いきなりホーンとカイシャとスルドと歪みギターとアタバキで、
ジャンバラヤにフェイジョアーダぶっかけて有楽町のガード下で食ってる感じが楽しすぎ!
3曲目からはパンデイロ大活躍のナンバーが次から次へと。
しかしベースレスという編成は大正解です。
両耳でうねるパンデイロが低音からアタックからゴースト・ノートから
サウダージからブレイク・ビーツからジャングルからスカからマンボから
もう何でも表現してしまうので、もはやギターもペットも余裕です。
楽しそう。
ブラジル音楽のモチーフを語法として用いているのだが、
アルバム全体から醸し出される匂いはやっぱり豚骨ラーメンなのだ。
これってなかなか大変なことなんです。
世界中のパンデリスタのみならず、豆と肉を煮込んだ料理が好きな人はマスト!
あーオレやっぱりパンデイロやらない!


(岡部洋一氏)

<HMVフリーペーパーNo,169>

ジャズ/ブラジル音楽ファンに嬉しいお知らせ。
ジャンルの枠を超え、パンデイロの新しい可能性を最大限に引き出し、
全面に押し出すピカイアの新作が遂に発売!
まさに血=SANGUEが騒ぐ強烈かつ濃厚なグルーヴ・サウンドで核心を突く。
強力推薦盤です!!


(渋谷店 富澤氏)