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              いえを建てる!?
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今回は、「玄関って?」です、

個人的な考えでは「玄関」と「そこに住む人」を考えると、建てようとしてい
る家全体が見えてくるという感覚があります、どういう事か?、まずは玄関と
とはどんな物か言葉の意味やその実際の使われ方を取り上げてみますね。

では、玄関という言葉を広辞苑で調べてみましょう。

げん-かん[玄関]

1.仏教用語(イ)玄妙な道に入る関門。(ロ)禅学に入る端緒。(ハ)禅寺
  の客殿に入る門。
2.寺の書院の昇降口。堂上方の車寄。武家の居宅で正面入り口の式台のある
  ところ。
3.転じて、普通の人家に設けた表上がり口
4.江戸町名主の称。玄関を設ける事を許されたからいう。

  複合語で興味深い物も、、
玄関-がまえ[玄関構]
  玄関を構えてある事。また、その構え。
玄関-ずき-の-しゃれ[玄関付きの洒落]
  前に説明のつく下手な洒落。
玄関-ばらい[玄関払い]
  来客を奥に通さず玄関で対応して返すこと。また、面会せずに返すこと。
玄関-を張る
  (玄関先を立派にすることから)外観を飾る。見えを張る。

一番最初に思いつくのは家の出入口・上がり口という事柄になると思います、
でも、あらためて辞書で調べてみると、形式的・観念的な意味あいが強かった
り多いと思いませんか?、

というか、「玄関」という言葉の意味だけを考えると、形式的で観念的な意味
あいの物になるんです、
日本の住宅の形式的な流れという物があるのですが、それを見ると、今ある住
宅の形式の大本を辿ると明治初期の住宅の形式まで遡ります、

どんな物か簡単に説明すると、江戸の時代に身分の高かった武家社会の屋敷の
形式的な部分を取り入れた物になるんです、維新前に比較的地位の低かった武
士などが維新以降、地方などから中央の役職に就き、家を建てる時に前の時代
の権威を象徴する様な形式を取り入れた訳です、

江戸時代でも武家階級以外の裕福な家でも同じように権威を象徴する様な形式
を取り入れていましたが、これは少し特殊ですね。

玄関という言葉の意味あいもその1つになります、最初に取り上げた辞書の記
載を見ると分かるように、言葉の起源ではなく、最終的に一般なところに下り
てきた時には「見栄」的な意味が強くなるんです。
ちなみに古い家では表玄関と内玄関というふうに、客用と家族用の玄関が、分
れていました。

あと他に分かりやすい物をあげれば、現在では全く違った意味あいを持たせて
ある物がほとんどになると思いますが「床の間」や「書院」等もそうですね、
計画(間取り)的な部分でも同じ様な事柄があるのですが、話が広がってしま
うので違う機会に説明しますね、

そして、これらが一般の庶民の住宅にも浸透してゆき、この形式的で観念的な
部分が、冗談のようですが、未だ続いてきているんです。今皆さんが住んでい
る家もそうでしょうし、少し古い家などはハッキリ見てとれるはずです。

では、それ以前の「一般の庶民」の玄関という物はどういった物になるのかと
いうと、もっと実用的な物になるんです、その説明の前に、、

「玄関」といわれている部分の実際の使われ方を考えてみます。

・「家庭・個人の生活」と「社会の生活」の接触点、また「家庭・個人の生活
 」と「社会の生活」とを直接ではなく間接的に繋ぐ場所。
・靴を脱ぎ履きする場所、またコートを脱ぐ・帽子を取るなどの行為によって
 、その家の住人、来客も含めて心改める状況をつくり出す場所。
・接客・応対の場所、そのために花や絵を飾ったりします。

簡単に取り上げると、こんな感じになります。ただし2番目の「靴を脱ぎ履き
する場所」は欧米では当てはまりませんね、単に居間などの比較的 家の中で
も公の場所が外部に露呈しないようにする「出入口」という意味あいが強くな
るはずです。

と、ここまで説明して、実際に必要としている「玄関?」と言葉の意味として
の「玄関」、実際に使われている玄関(出入口)の使われ方が、食い違ってき
ませんか??

今回はここ迄として、次回は玄関を市民階級的な部分は取り除いて、庶民的な
部分を中心に改めて「玄関」を考えてみたいと思います。

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