こども支援チェルク:CERC(Children's Empowerment Resource Center)
2013年 ニュースレター No1 10月号
(2013年8月訪問)
バリ州ウブド Suka Cita(スカチタ)ファンデーション オランダ人の二人が主要メンバー。左がマリカ、右がミラ。訪問するたびに本を寄付しています。今回は10冊の寄付です。
ウブドのほぼ中心にある付の幼稚園です。集会所もかねているので、ガムランの楽器やステージもあります。人気があるので遠くからも通ってくる子供がいるとか。経験豊かな教員が自信を持って指導をしていました。朝8時から10時までの2時間。休憩とおやつの時間もあるので、活動は集中して行われます。少し指導的な雰囲気もありますが、集中する時間は30分が2回くらい。幼稚園が終われば家で自由な時間を過ごせるのでバランスは取れているかな・・・と感じました。私が見学したクラスは2年目なので、集団活動にずいぶん慣れています。先生の指示にもだいたい応じられる子ども達でした。こどもはどこでも同じ。可愛くておふざけいっぱいで元気。先生から、ごみはちゃんとゴミ箱へ! ご飯の前には手を洗いなさい!ちょっと髪が伸びすぎだからお母さんにきってもらいなさい!躾も適切です。
クルンクンの幼稚園。ウブドやジンバランと異なり自然に囲まれた幼稚園です。海岸の高台にあるため海風が涼しいです。町の中心にある大きな運動場。市民が犬を連れてウォーキング。地域の小学校、中学校、高校の児童生徒が朝の運動を各所で教師の指示に従って行っています。彼らのそれぞれのユニフォームの色が芝の緑に鮮やかに映えていました。ウブドからバイクで主要道路や田舎道を通り、バイクで約40分もかかりましたのでついた時にはお尻が悲鳴をあげていました。園児は35名。2年前に出来たばかり。敷地には小学校と中学校があります。園長先生に寄れば、先生たちはまだ慣れていないのでトレーニングが必要だと心配顔。でも子ども達の目はキラキラ。日本の歌もおおきなかぶの絵本にも食いついて来ました。でも、劇遊びはちょっと恥ずかしかったようです。「誰が犬になりたい?」と聞くと、みんないやいやと手や首を振りながら後ずさり。先生達から背中を押されて出て来た子、自分から手を挙げて出てきた子・・・。みんなで掛け声をかけて大きなかぶのひっぱりっこをしました。また来てね!と言われすっかり気をよくしました。CERCが助成金を得られるようになったら、日本の大学生のボランティと一緒に活動したら楽しいだろうなぁ・・・とウキウキ気分で帰りました。
ソロ、ジョグジャカルタでそれぞれ民間の自閉症学校を見学しました。ジョグジャカルタの学校は、朝8時から昼3時まで。インドネシアは、早朝から学校が始まり暑くなる昼前には終了するのが通常。昼寝の時間を入れているとのことですが長時間学校で過ごすシステムに出会ったのは初めてでした。ここの理事長(創立者)はビジネスをやっており富裕家族です。その息子さんが自閉症でこの学校に通っています。多分、その息子さんのために設立したのでしょう。一斉の集団活動とABAの個別指導とをあわせて授業を展開しています。先生達はみんな一生懸命。日本と比べれば違いが沢山あります。ですから、学校を通して、私はこの国について学んでいると思います。
Mentari Fajar 学校で職員研修を行いました。テーマは感覚統合についてです。クラスの児童や生徒の行動の中で、先生達が不思議に思う行動をあげていただきました。その行動の背景に感覚統合の課題があることをみんなで自分達の身体を動かし感覚を実感しながら学びました。私にとっては反省点の多い研修となりました。
YPAC 私達はイェーペーアーチェーと呼んでいます。現在本部はジャカルタにありますが、発祥はソロ。1953年に設立されました。日本でのリハビリテーションセンターと同等の施設ですが、幼児期から大人までをカバーし、学校の機能も持っています。全国16箇所にあります。日本の社会福祉法人のような運営方法で、篤志家の寄付、公的な援助,,利用者からの微収で経営しています。各医師は週2回勤務で他の医療機関と兼務。奉仕の精神のある医師だそうです。
上記2枚は図書室。これまで見た学校図書で一番充実していました(まぁそんなに沢山見てきてはいませんが・・・)
クラス内の集合写真は、一人の男の子がCBR内にあるMitra Anandaから転校したばかりだったので、記念に一枚!このクラスの担任が、とても穏やかで素敵な教師でした。子ども達は日本では調度支援学級にいるお子さんのようでした。
下の写真は、リハビリ室です。この日は土曜日。児童も来ていますが、土曜日は近くの理学療法士学校から学生が来て実習をする日だそうです。指導教官から熱心に学んでいました。この場面も日本のリハ室とよく似た様子でした。後ろのカラフルなポスターは畳2丈くらいもある大きなビニール製の幕です。そこに筋肉、骨、神経のメカニズムが描かれています。これはインドネシアならでは。この幕を作る技術はなかなかです。最近は写真コピーも出来るのでなかなかいいものになっています。しかもお値段が3千円前後というもの。この幕は祝祭日を祝う幕だったり、屋台や食堂の前に宣伝用に掲げてあったりします。幕として使用後は、ビニールがしっかりしているのでシートにしたり、裁断して袋にしたりとみなさん便利に再利用しています。最後の2枚は、合奏の練習風景。車椅子に乗っている方は音楽教師です。指揮者はMitra Anandaから入学したばかりのAdiくん。なかなかの指揮ぶり。歌担当は3人でみんななんというか、本当に上手なのです。音楽はポップ調の曲でした。演奏している児童・生徒は肢体不自由の方が多かったです。音楽がとても素敵で私の心を打ち、なんと思わず涙がでてしまいました・・。