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News Letter No7-1 2014月発行

2014月3日~月5日 インドネシア バリ州・ソロスラカルタでの活動

こども支援チェルクCERC Children's Empowerment Resource Center

 1.8月8日―10日:バリ島で開催されたPECERA学会に参加しました。
  (Pacific Early Childhood Education Research Association)
  ムンタリファジャールの理事長(校長)Sri先生とCERC理事長の松本で共同発表をしました。 
  内容は、2013年12月にムンタリファジャールで紹介した「Storybook Curriculum」の成果と
  4月29日にBadungで開催されたワークショップの参加者に実施したアンケートの集計を発表しました。

  8月4日、5日の二日間、Team Storybook Project 2014 (Pak Layung, Ibu Sri, Pak Atet, Ibu Niken)
  4名と私とで発表原稿の最後の詰めを行いました。図書活動の課題を話し合う中で、「何故私たちは
  一生懸命やっているんだろうねぇ?」とお互いが自らに問いかけて、何が問題なんだろうと本音で話し
  合いました。貴重な時間でした。彼らは朝早くから夕方まで学校で仕事をしています。それが終わって
  からのミーティングです。働き者で献身的な彼らと一緒に活動ができることを嬉しく思います。
  Microsoft PowerPoint - Teacher’s use of storybooks to plan classroom activities.pdf へのリンク
   
ジャカルタ・ジャパンネットワークの翻訳チームの皆さんには、アンケート内自由筆記の翻訳をしていただきました。
  手書きの文字を読み取り、さらに翻訳するお仕事を忍耐強く取り組んでくださいましたことに心から
  感謝いたします。(発表中の写真は後日掲載) 
     
2. 8月18日ムンタリファジャールの子供たちの中で、脳性マヒのあるお子さん、運動機能の発達支援が必要な
   お子さんを 対象に、機能と発達のアセスメントを実施しました。当初、4名のお子さんを予定していましたが
   6名のお子さんに会いました。肢体不自由のあるお子さんのリハビリテーションのエキスパート、言語聴覚士の
   高見先生をお呼びして子供たちのアセスメントと親御さんへの助言をお願いしました。
   すべて先生の自費でのお手伝いです。子どもに会うと国境を越えて先生は子どもと関係を結ばれます。
   私は、授業料を払わずに実地研修を受けさせていただきました。感謝。
   本日出会ったお子さんの親御さんはみなさん愛情深くお子さんを育てていらっしゃいました。
   家族みんなに見守られながら成長しているお子さんは、障害の重さの程度に関係なくとてもいい表情です。
   これからもムンタリファジャールの先生方のていねいな対応と親御さんの愛情で育っていきますように・・・。
 
     
3. 8月30日 広島祈りの石財団の助成を受けて、Jakarta Japan Network のメンバーとしての活動です。
バリ州バドゥン県内の9つの幼稚園に図書コーナーを贈呈しました。本棚、インドネシアで購入した本が30冊、日本から持ってきた本が11冊。計41冊の本を贈呈しました。日本から99冊運びましたので、一人ではとても困難。PECERA学会に参加された大学の先生4名、それと高見先生にもそれぞれお願いして運びました。
 当日、午後1時から開始。ムンタリファジャールの子どものダンス。県の教育員会Matreasa氏の挨拶。Atet先生のお話は、幼児期に絵本を読み聞かせする意味について、本の読み方や持ち方の注意点についてでした。その後、参加した先生方に絵本を贈呈し、その場で絵本のリストを作っていただきました。次に、絵本の読み方の練習。みんなの前で4人の先生方が読んでくれました。さすがに意識の高い先生方の集まりだからでしょう。Atet先生の説明をよく聞いていたのか、もともと上手なのかわかりませんが、みなさんとても上手に読んでくださいました。中に、絵本を絵や内容を質問しながら説明していく使い方をされた先生がいました。そこで、辞書的な絵本の場合にはその方法で子供たちは楽しめること。物語をの読み聞かせいの意味の一つに、幼児期の子供たちにとって「書き言葉」に出会う貴重な機会であることを説明しました。特に幼児期の子供たちは、絵は視覚的に取り込みますが、絵本の文章はすべて耳から取り込みます。沢山の読み聞かせの言葉に出会うことが、児童期の読み書きの学習に影響するといわれていることを先生方に説明しました。メモを取りながら熱心に聞いている先生方の姿に少し感動しました。
 最後に、「Storybook Curriculum」の紹介です。まずは、日本でもおなじみのレオ・レオーニ「Swimmy」の絵本の読み聞かせを先生たちに行いました。因みにスイミーは、日本では小学校2年生の国語の教科書に登場します。幼児期にで読み聞かせしてもらった物語を、児童期になって自分の力で読むことができるようになるので、ますます物語が好きになる子が出てきます。
 さて、先生方にお話を読んだ後に、保育活動への展開の仕方を説明。今回は、絵画制作の活動への展開を例にしました。赤い絵の具を使ったフィンガーペイントの活動から、手形遊び。その手形を集めて大きな大きな赤いお魚をつくり、黒い魚が目になるように作ってみました。また、「あおくん、きいろくん」のお話でも、手形遊びで楽しめることを実践してみました。黄色い手の先生と青い手の先生が握手すると二人とも緑の手に変身!その一瞬は、大人でも感動します。具体的な活動を先生方とともに共有、共感できたことは私にとっても大きな喜びでした。
 物の寄付だけでなく、お互いの交流とともに本を有効に使うための工夫の仕方を伝えることが今回のプロジェクトの大切な点です。うまく伝わったでしょうか。まだまだ反省点があるので、これからも修正しながら活動したいと思っています。
 最後に、エピソードを紹介します。今回、集まってきた9つの幼稚園の先生方は、「図書の寄付をします」ということは伝えていなかったのだそうです。「絵本の研修をするから来ませんか?」と誘ったのだそうです。ムンタリファジャールのこのプロジェクトを一緒に進めている4人の先生方が考えたアイデアだそうです。私はとても感動して、何度も何度も「すごい!Bagus!」の連発。今後もいい活動になりますように。
皆さんのご協力をぜひお願いします!
 
     
   

寄付先 バドゥン県 8幼稚園  クルンクン県 1幼稚園   計:9幼稚園

No

幼稚園名

校長先生名

住所

1

Widya Kusuma (Kec. Kuta)

Nyoman Swete

Jl. Pelita No 1 Tuban

2

PAUD Harapan Bunda

Dra. Endah Prasetyowati

Jl, Raya Uluwatu (Unud) Jimbaran

3

Anugrah Dewata

Sri Maryati

Jl. Pura masuka Br Sari Karya, Ungasan

4

Mutiara Bunda

Agustina, SE

Jl. Danau Tamblingan IV No. 4 Taman griya, Jimbaran

5

Kartika Pradyna Kumara

Ketut Udrayana

Jl Majapahit, Br. Pelasa Kuta

6

PAUD Tunas Mulya

Ni Luh Sutrisna Diyanti, SS

Br. Tegal Ds, Sembung Kec. Mengwi

7

PAUD Aisyiyah

Lilik Pujiastutik

Jl. By Pass Ngurah Rai No 41 X Gg melintingsari

8

Ninining

Chatarina Sudarsih, S.Pd.Aud.

Jl. Raya Suding No 3 Sading, Mengwi

9

PAUD

I Wayan Selamet, S.Pd

Dusun tegal besar, Ds, Negari, Kec. Banjarangkan, Klungkung