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News Letter No9-2 ソロスラカルタ
2015年4月10日 & 4月11日 図書コーナー経過視察
CERC (Children's Empowerment Resource Center)
4月10日 3つの幼稚園の視察を行いました。
1. Dharma Wanita, Paulan 幼稚園 2. Asiyah, Sanggir 幼稚園 3. SLB Mitra Anand特別支援学校
 昨年12月に図書コーナーを寄付しました。以後、どのような問題があるか、順調に進んでいるかを観察させていただきました。
 Dharma Wanita(ダルマ ワニタ)幼稚園では、おおきなかぶの本を読み聞かせたのちに、劇遊びを行っているところを見せてくれました。静止画がなくて申し訳ないです。子ども達は日本の幼稚園と同じような様子でした。おじいさん、おばあさん、犬、猫、ネズミなど、これまで何度かやってきたようです。
     
教室内に図書コーナーが置かれています。子ども達の様子を見ますと、勝手に絵本を取り出したり、投げたりなどの行動は見られませんでした。側に積み上げてある本は、教科書です。ワークブックのようなものです。このような教科書が「本」です。絵本はもともとありませんでした。読み聞かせの時間が定着することを期待しています。
 
 ●薄い本が多いのですが、破れたりしないように、先生方が、1冊ずつカバーをかけてくれました。このような工夫をしているのは、Mentari Fajar以外にこの幼稚園が2番目です。他の幼稚園にもこの工夫が広がるといいですね。次回のワークショップでこの写真を見せようと思いました。
●この幼稚園では、保護者にむけて貸し出しを開始しています。この写真は、貸出しノートです。ほぼ2-6日くらいで返却されています。園長先生、教員から、もっと本を増やしたいとの要望が出ました。そこで、町の本屋に行って探してみることができるかどうか問い合わせ中です。本屋に行って本を探す習慣はどうも・・・ないようです。いつか「この本が必要」という要望が出ること。また、将来、自分たちで助成金を工面して自力で本を増やせるようになるといいなあと期待しています。 
     
●Asiyah,Sanggir幼稚園では子供たちは帰る前でしたので、園長先生からどのように本を使っているかを聞きました
 本棚がおかれている部屋は、鼓笛の練習や、通常の教師でできない活動を行う部屋のようです。自由時間にはここで本を読む子どももいます。放課後、本を見る子もいるとのこと。この幼稚園は以前から本のコーナーが用意されていましたので、もともと持っていた本が本棚の下側に平積みにされています。子ども達は、絵本の経験が多少なりともあるようです。初めて導入する幼稚園と、これまでに日頃絵本を活用している幼稚園とでは、子どもたちの様子が少し異なるようです。それでも、絵本が定着してしまえば、どこの子ども達もみんなおなじだと感じます。
こちらの幼稚園は、現在の冊数で十分生かせるので、増加は必要がないそうです。

●Mitra Ananda:障害の程度が比較的重い児童生徒が通っています。この国のシステムではIQの測定ができない子 ども、また、30以下のお子さんは、特別支援学校に入ることができません。したがって、重めのお子さんは民間の 学校に入ることになります.(まだまだ、教育システムがつかめないですが、少しずつ学びたいと思っています)
 上記の事情から、年齢の高い重度の方も在籍しています。急激に受け入れ児童、生徒数が増え、スタッフも増えま した。多くは、若い意欲のあるスタッフです。それでも、知識と経験が少ない課題を解決するためには、職員養成 プログラムの開発が望まれます。今後の大きな課題です。
●職員が、一生懸命絵本の読み聞かせに取り組んでいました。障害のある児童、生徒への絵本の読み聞かせに関して は、アプローチの目的や方法に工夫が必要です。先生方は一生懸命なのですが、今後学ぶべきことは多いようです 職員養成を担うリーダーの課題は大きいようです。絵本は、2歳児レベルの絵本が適しているようです。でも、イ ンドネシアにはそれらの本はとても少ないようです。今回、1~2歳児対象の絵本を3冊寄付しました。
 これからも、障害の重い児童生徒のための絵本の寄付が課題です。翻訳者への依頼を開始しましたが、できること
 からコツコツと…やっていこうと思います。

●本年12月20日には、この地域の3つの幼稚園に図書コーナーを寄付する予定です。