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判例ってどこにあるの?

判例は、なかなかなじみのうすいものですね。
生活上のトラブル解決の参考にならないかと、思われることもあるでしょう。

ただ、そうした目的で参考判例をさがすのは、ちょっとめんどうです。
というのも、判例は、判例集や専門雑誌、体系書に多数載っているのですが、
いずれも困ったできごとや、事項を中心に分類されていないからです。

裁判での争点に関連する法条文別に分類されているので、
まずトラブルの争点をみきわめ、どういう法律の何条にあたるかを知らなければなりません。

でも、あきらめないでください。参考文献のさがし方も紹介しています。多少回り道と思っても
どうぞ、法律を勉強しながら、必要な判例をさがし、具体的な身のまわりのこと・くらし・仕事が、
どのような法令と関連しているか、また、権利や義務を知るきっかけとしてください。


判例が、出版物に公表されるのは、法律の解釈がこれまでと異なる場合や、
法律の解釈のために参考となる場合です。
公表される判例は、全裁判件数のうち、数パーセントのようです。
つぎのような出版物に掲載されます。


裁判所や法務省が編集する判例集:
 『最高裁判所民事/刑事判例集』 『高等裁判所民事/刑事判例集』 『行政事件裁判例集』
 『知的財産権関係民事・行政裁判例集』『家庭裁判月報』『訟務月報』『労働関係民事裁判例集』
 『裁判所時報』など                                


新聞 :   
 話題となった事件がほとんど判決当日に掲載されます。抜粋や要旨ですが、要点がわかります。
 判例以外に裁判そのもののようすを、記者の目、識者を通して知ることができます。
 また、地方裁判所等の判決が当地の地方新聞によって詳しくとりあげられる場合があります。


専門雑誌: 
 『判例時報』(判例時報社)、『判例タイムズ』(判例タイムズ社)、
  『労働判例』(産労総合研究所)、『金融・商事判例』(経済法令研究会)、『旬刊金融法務事情』(きんざい)など
           
 通常、判決後、半年から1年の間に掲載されますが、話題性の高い事件は、3ヶ月程度です。


差し替え式の判例体系書:
 『判例体系』(第一法規)、『新判例体系』(新日本法規出版)、関連する法律の条文順に判例が
  並んでいます。また、分野別編集の体系書もあります。
 『不法行為判例集成』『行政判例集成』『判例労働法』『判例工業所有権法』  など多数


判例情報 デジタル版:
 判例中のキーワードから判例の掲載情報、関連論文を検索したり判例や要旨を読むがことができます。
  『D1-Law.com』『判例体系』(第一法規)、『判例 MASTER』(新日本法規出版)、
  『リーガルベース判例版』(日本法律情報センター/ぎょうせい)、
  『行政判例』(ぎょうせい)(地方自治に関係する判例のみ) などがあります。



インターネット上の判例 :  
 裁判所のウェッブ等に最高裁判所、下級裁判所の判例が掲載されています。
 詳しくは、インターネットで法情報検索 をごらんください。
 
 


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