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法令のさがし方と文献さがしの参考資料

ある法律を調べようと、ちかくにあった六法を開いてみたけれど
六法のどこをみたらよいのか、わからない!
載っていないようだけれど何故!

こんな経験をしたことがないでしょうか?

法情報のデジタル化もすすんでいますが、公共図書館でこうしたデーターベースの利用は
一般的ではありません。オーソドックスな‘法令とその文献の調べ方’をご紹介します。

@   法令のさがし方
1. 法令の名称がわかっている場合、       キーポイントは法令の‘正確な名称’を知ることです
2. キーワードから法令をさがす場合
3. 失効した法令条文、改正前の法令条文をさがす場合
4. 最近、制定された法令条文をさがす場合

A 文献さがしの参考資料


@−1 法令の名称がわかっている場合 法令条文をさがす場合、まず手近な小六法や○○六法、『六法全書』を利用されることでしょうが、 どの法令集を利用する場合にも大切なことは、法令の題名を知ることです。題名がわかれば条文はさがせます。 法令の多くは長い名称で、TVニュース、新聞でも通称で呼んだり、省略してよぶことはしばしばです。 たとえば、雇用機会均等法は、正しくは“雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に 関する法律”ですし、リサイクル法は“資源の有効な利用の促進に関する法律”です。 法令名称の一部や略称がわかっているなら、法令データ提供システム(総務省)の法令データベース で簡単にさがせます。 法令索引検索  法令名の用語索引 という入力ボックスにその一部や略称をいれてみましょう。 略称法令名一覧 へのリンクもあります。 六法全書の法令名索引には略称からでも法令がひけるように指示がありますが、載っていないと 思える場合にも法令名略語一覧などの案内ページから法令名称を再確認してみます。 また、小六法や○○六法、『六法全書』に収録されている法令は全法令のごく一部です。 これらの法令名索引をひいて載っていなければ、 差し替え式の全現行法令集である『現行日本法規』『現行法規総覧』を利用します。 これらは現行の日本の法令のほとんどを載せています。 @−2 キーワードから法令をさがす場合 法令データ提供システム(総務省)の法令データベースを利用してみましょう。法令用語検索  という入力ボックスにキーワードをいれてみましょう。 キーワードから関連する法令を知りたい場合、 『法律用語事典』3版(有斐閣 2006)の事項別索引も参考になります。 また、新制定法や話題の法令を調べるには、『知恵蔵』(朝日新聞社)、『現代用語の基礎知識』 (自由国民社)、『imidas』(集英社)などの図書が参考になる場合もあります。索引にキーワー ドをさがしますと、法令に関する記事がさがせることもあります。名称はもちろん、法令のあらま し・解説や、制定までの過程などがわかることもあります。 さらに新聞も情報源です。記事をさがす手間はかかりますが、新聞の縮刷版五十音索引や データベースを使って法令関連記事をさがせば正確な名称・解説を読むことができます。 @−3 改正前の法令条文、失効した法令の条文をさがす場合 ‘制定年月日’‘制定年と法律等番号’が重要です。 改正や廃止等年月日情報は、日本法令索引データベースで調べます。 また、改正等年月日情報は、六法や『六法全書』、差し替え式の総合法令集などの各法令タイトルの下に小文字 で載っています。 制定、改正年月日、法番号をメモして改正(制定)当年の『六法全書』『大六法』『官報』『法令全書』 のなかに当番号の法令をさがします。 (古い六法全書も当年現在の法令集として、こんなときに役にたつのです) 廃止法令等一覧 が、法令データ提供システム 廃止法令等一覧 にあります。 当データベース運用開始以降に、廃止等で削除された法令データをまとめて公開しています。 失効法令の情報は『現行日本法規』『現行法規総覧』の「改廃経過一覧」といった名まえの巻を用いて 調べます。該当法令名のページをひらくと、その法令の履歴が書いてあります。制定年月日と法律等番 号がありますので、これをメモし、当年(当月)の『官報』『法令全書』の巻をひきなおします。 廃止された法令条文は『旧法令集』(有斐閣 1968)や『現行日本法規』『現行法規総覧』の「旧法令」 といった巻に収録されていることもあります。(ただし、これらに収録されているのは廃止法令のすべ てではありません) よく引用される失効法令が、六法等に載っていることもあります。 @−4 最近、制定された法令条文をさがす場合 新たに制定された法令は、官報に掲載されて公布されるのですが、制定日が不明の場合には、 インターネットで官報の記事検索 官報検索 から確認をします。 また、先に紹介した総務省の法令データベースは毎月データの更新をしています。同サイトで 検索できない新しい法令が、未施行法令一覧の中に掲載されている場合もあります。 制定日の見当をつけて新聞記事を検索するのもよいでしょう。また、法令の制定情報を定期 的に掲載している雑誌に次のタイトルがあります。 『法令解説資料総覧』(第一法規出版/月刊) 新制定、改廃法令の解説と関連資料を載せています。  また、国会での審議の過程を法律速報として掲載、地方公共団体の条例のニュースや紹介があります。 『アルマナック 日本の法律』(現行制定法研究会 編/ぎょうせい/年刊)新制定法令の解説を  国会ごとに解説しています。また、法律・政省令一覧、法案経過一覧、不成立法案一覧を収録。 『時の法令』(国立印刷局/隔週刊)新法令をピックアップし、解説を載せています。  また、法令ニュース紹介コーナーがあり、官報から新法令タイトルを収録しています。 『法学セミナー』(日本評論社/月刊)最新立法インフォメーションというページがあり、  国会での可決成立から3〜4ヶ月後に、趣旨・内容、施行期日、審議経過、審議論点を載せています。 『ジュリスト』(有斐閣/隔週刊)新法令、廃止法令の紹介コーナーがあり、官報から各法令タイトルと  簡単な内容紹介を載せています。 A文献さがしの参考資料 ある法令の予備知識が欲しいという場合には、『知恵蔵』『現代用語の基礎知識』『imidas』が便利なこと は前に書きましたが、法令に関する文献を網羅的にさがすには 『雑誌記事索引』 (国会図書館編/毎週)雑誌記事索引の検索 『法律関係雑誌記事索引』(法務省編)「フリーワードでさがす」 『法律判例文献情報』(第一法規出版) 『法律時報』(日本評論社/月刊)の文献月報 を利用しますと、各法分野ごとに新しく出版された情報を一覧できます。必要に応じ索引誌の年代をさか のぼってさがします。
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