最終更新日2021年1月12日

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詳解世界史歴史地図・図解


−満州における日本の鉄道と日露の勢力範囲−



(この画像と説明文は『世界史地図・図解集』に収録されています)


満州における日本の鉄道と日露の勢力範囲

満州における日本の鉄道と日露の勢力範囲
 日露協約は日露戦争後,日本はポーツマス条約に規定された成果を明確にするため,ロシアもまた戦後極東における自己の勢力の安定をはかるため,数次にわたり両者間で結ばれた秘密条約のついた協約です。1907年7月30日の第1次協約で,満州における日露勢力の分界線を画定,日本はコビ砂漠より北方の外蒙古がロシアの勢力下にあることを認めました。1912年7月8日に結ばれた第3次協約では,満州における勢力分界線を延長し,コビ砂漠より南方の内蒙古における各自の特殊利益地域を定めました。欧米や日本などで満州とよびならわした地域は中国東北部の地域で,遼寧,吉林,黒竜江の3省からなる地域です。熱河省は後の「満州国」と河北省の間に位置し,軍事的・政治的に重要な地域であり,アヘンの特産地でした。なお,1956年に熱河省は廃止となり河北省に編入されました。安奉鉄道は鴨緑江岸の安東と奉天を結ぶ鉄道で,日露戦争中,日本が軍需品輸送のため軽便鉄道として敷設し,戦後清に管理権を認めさせました。