最終更新日2019年5月19日

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大学入試世界史歴史地図問題

−古代インドの諸王朝−

古代インドの諸王朝(龍谷大 改)
次の文A・Bを読み、問に答えよ。
A アケメネス朝ペルシアを崩壊させ、(1)川流域にまで東進したアレクサンドロス大王の遠征軍も、進出はそこまでであった。しかし、この衝撃がインドの政治情勢にも変化を与え、(2)川流域のマガダ国では、チャンドラグプタが(3)を都とするマウリヤ朝を創始した。マウリヤ朝は急速に、西はアフガニスタン南部、南はデカン高原などにいたる周辺地域を支配下に収め、第3代の王の時代に半島南端をのぞいてインドのほぼ全域がその版図に入り、インド史上初の統一国家となった。(4)は、征服の過程で多くの犠牲者を出したことや、仏教に深く帰依していたことなどもあり、征服・武力による統治から(5)による統治へと転換し、自らの統治の方針を詔勅として崖や石柱に刻ませた。(4)王の死後、財政の破綻や、バラモン層の反発などもあって帝国は分裂し、マウリヤ朝は前2世紀の初頭に滅亡した。
 紀元後1世紀になるとイラン系のクシャーン人が西北インドを征服し、クシャーナ朝が興った。クシャーナ朝は東西交易路の要衝をおさえ、2世紀中頃に最盛期を迎えた。活発な国際的商業が行われ、その文化も国際的であった。また、(6 大乗仏教)も保護され、(7 ガンダーラ美術)とよばれる仏教美術も盛んであった。
問1 (1)(2)に入れる語の組合せとして正しいものを、次から選べ。
 1 1ガンジス 2インダス  2 1ガンジス 2メコン  3 1インダス 2メコン
 4 1インダス 2ガンジス  5 1メコン 2インダス
問2 (3)に入れるのに適当なものを、次から選べ。
 1 プルシャプラ  2 カナウジ  3 パータリプトラ  4 カーンチ  5 パイタナ
問3 (4)に入れるのに適当なものを、次から選べ。
 1 ハルシャ  2 アショーカ  3 シハヌーク  4 チュラロンコン  5 リリウオカラニ
問4 (5)に入れるのに適当なものを、次から選べ。
 1 業(カルマ)  2 法(ダルマ)  3 自治(スワラージ)  4 梵(ブラーフマナ)
 5 我(アートマン)
問5 (6)について、誤っているものを、次から選べ。
 1 自分自身の悟りのみを追求するものである。
 2 旧来の仏教への批判や菩薩信仰が見られる。
 3 その教理はナーガールジュナ(龍樹)によって体系化された。
 4 中央アジアを経て東アジアにも伝わった。
問6 (7)についての記述として誤っているものを、次から選べ。
 1 ギリシアの影響がうかがわれる。
 2 この美術を代表するものはアジャンター石窟寺院である。
 3 中国や日本にも影響を与えた。
 4 この美術が盛んであった地域は仏像発祥の地の一つであると考えられる。

B 3世紀頃、クシャーナ朝は衰亡した。その後、北インドでは4世紀になって(8 グプタ朝)が建てられた。王(9)のもとでグプタ朝は最盛期を迎え、北インドは統一された。グプタ朝においては、(10 ヒンドゥー教)が社会に定着してゆき、(11)語が公用語化され、(12)と(13)の二大叙事詩や、(14 『マヌ法典』)はこの頃までには現在見られる形になった。(15 グプタ朝は6世紀半ばに混乱のなかで崩壊した)。その後、7世紀にヴァルダナ朝が北インドの大部分を統一するが、まもなくその帝国も瓦解し、以後500年近くにわたって、北インドを統一する強力な国家が現れることはなかった。
問7 (8)に関する記述として誤っているものを、次から選べ。
 1 東晋時代の中国僧法顕が訪れた。
 2 文学、天文学や数学などの文化・学術が発展した。
 3 カーリダーサが宮廷詩人として活躍した。
 4 この王朝の最盛期はラージプート時代と呼ばれた。
問8 (9)に入れるのに適当なものを、次から選べ。
 1 チャンドラグプタ1世  2 チャンドラグプタ2世  3 カニシカ  4 アクバル
 5 バーブル
問9 (10)に関する記述として誤っているものを、次から選べ。
 1 ヴィシュヌ神などが主神となった。
 2 ムガル帝国のアウラングゼーブ帝によって手厚く保護された。
 3 破壊の神であるシヴァは舞踊の神としても知られている。
 4 バラモン教に民間信仰が吸収されることによって発生した。
問10 (11)に入れるのに適当なものを、次から選べ。
 1 ペルシア  2 サンスクリット  3 タミル  4 ウルドゥー  5 ヒンディー
問11 (12)(13)に入れる語の組合せとして正しいものを、次から選べ。
 1 12『マハーバーラタ』 13『シャクンタラー』
 2 12『ラーマーヤナ』  13『リグ=ヴェーダ』
 3 12『リグ=ヴェーダ』  13『ルバイヤート』
 4 12『マハーバーラタ』 13『ラーマーヤナ』
 5 12『アヴェスター』  13『シャクンタラー』
問12 (14)に関する記述として誤っているものを、次から選べ。
 1 ヒンドゥー社会の秩序原理となった。
 2 人類の始祖であるマヌがのべたものとされる。
 3 日常生活の規範や宗教的義務を定めている。
 4 ヴァルナを否定し、人間の平等を説いている。
問13 (15)について、グプタ朝崩壊の原因に関する記述として誤っているものを、次から選べ。
 1 ローマ帝国の混乱などにより陸路の東西交易がおとろえた。
 2 服属していた地方勢力が自立を強めた。
 3 エフタルがインドに進出した。
 4 サータヴァーハナ朝の攻撃によって滅ぼされた。
問14 マガタ国の位置を、地図上のA〜Cより選べ。

古代インドの諸王朝

答え
問1(  )問2(  )問3(  )問4(  )問5(  )問6(  )問7(  )
問8(  )問9(  )問10(  )問11(  )問12(  )問13(  )問14(  )

解答
問1(4)問2(3)問3(2)問4(2)問5(1)問6(2)問7(4)問8(2)問9(2)
問10(2)問11(4)問12(4)問13(4)問14(B)



(この歴史地図問題は『世界史歴史地図問題』に収録されています)